- 「ミーレの食洗機って『いい』って聞いたことあるけど、どうなの?」
- 「ミーレ食洗機について、ちょっと詳しく知りたい・・・」
- 「ミーレ食洗機って、他のメーカーの食洗機とどう違うの?」
- 「ミーレ食洗機って、たくさん入るって聞いたけど、実際どうなの?」
- 「ミーレ食洗機のサイズは?価格は?デメリットはないの?」
この記事ではそういった疑問にお答えします。
注文住宅業界では「ミーレ(Miele)」といえば、高級キッチンに入る高級なミーレ食洗機というイメージがあります。ミーレ食洗機はたしかに高級な食洗機で、高額商品です。
ただ、その一方で、単に高いだけではない、機能性、実用性、そして、コストパフォーマンスに優れた製品でもあります。
この記事ではミーレの食洗機が他のメーカーの食洗機とどう違うのか?ミーレという会社について、また、細かい洗剤や使い方について、メリット・デメリット、ミーレ食洗機を設置した実例、ミーレ食洗機を実際に現物をご覧いただけるショールーム情報などについてまとめています。
目次
【2021年8月最新情報】海外製食洗機ショック(コロナで欠品中!)2021年に家を建てる人は影響アリ!
超便利な時短家電設備「海外製食洗機」が現在、入手困難なことはご存知でしょうか?
よく導入される工務店経営者の方からも、欠品のお話が出てます。7月末の段階で欠品情報をYouTubeにアップしました。具体的にはガゲナウ製食洗機45cmモデル2種だけは在庫ありました。
そして2021年8月3日。お客様の発注で弊社が「ガゲナウ45cmゼオライトなしモデルの食洗機」を注文しましたところ、メーカー在庫の最後の一個でして、売り切れなりました。残りはゼオライトあり45cmモデルの食洗機だけです。
そういうわけで海外製食洗機は2021年内納品分はかなり期待できない状況となりました。ボッシュの供給次第では年内に入手できるかどうかですね。
主たる原因はやはり「新型コロナウイルス感染拡大による供給能力の低下」になります。
2021年8月初旬時点の海外製食洗機(ミーレ、ガゲナウ、ボッシュ)情報
現時点での海外製食洗機(ミーレ、ガゲナウ、ボッシュ)供給状況・在庫状況は下記の通りとなります。
入荷あるが、少なすぎて困難。現時点で、2021年3月受注分を消化中。
- 45cm食洗機:在庫なし。入荷未定
- 60cm食洗機:在庫なし。入荷未定
■ガゲナウ食洗機
- 45cm食洗機:在庫なし(一部あり)入荷未定
- 60cm食洗機:在庫なし。入荷未定
■ボッシュ食洗機
- 45cm食洗機:9-10月に新商品発売予定。確定時期は未定。
- 60cm食洗機:9-10月に新商品発売予定。確定時期は未定。
海外製食洗機はすっごく便利だと実感しているので、早く供給体制が回復してほしいものですね。
ミーレとは?どんな会社ですか?どんなブランドですか?
ミーレ社は1899年、カール・ミーレとラインハルト・ツィンカンの二人によって創業。「Immer besser(常により良いものを)」という企業理念をもってドイツで誕生した会社です。
1899年以降、発展を続け、現在20,000名を超えるグループ社員、約100カ国の販売拠点を有しています。
ミーレの企業としての特徴は非常に高い自製率、内製化率です。厳格な耐久テストを行っており、高い品質の製品を提供しています。
ミーレでは食器洗い機だけではなく、洗濯機、掃除機などの家電製品、そして、キッチンまわりでは加熱機器などのビルトイン調理機器も多く取りそろえています。
ミーレ食洗機は住宅建築業界、注文住宅業界では有名な商品です。海外製ビルトイン食器洗い機の市場での市場シェアは約6割くらいとトップシェアの海外製ビルトイン食洗機メーカーです。
ミーレ食洗機の内容、特徴(乾燥機能がない)など
まず、ミーレ食洗機を含めたミーレ社の製品の3つの特徴をお話します。
「1.デザイン性」「2.機能性」「3.耐久性」の3つです。
キッチンには様々なタイプ、形状、デザインのキッチンがあります。イタリアンなデザイン、モダンなキッチン、クラシカルなキッチン。
これらのデザインの違い、それぞれにマッチさせることは大変難しいです。そのようななかで、ミーレは長く使っていただくために、時代を感じさせない、どんな空間にも調和する、タイムレスなデザインを特徴にしています。これが「1.デザイン性」です。
次に「2.機能性」です。長く使ううちに「家族構成の変化」があります。
住宅を建てたときは家族4人で子供が小さいというケース。10年後には子供の成長と共に、食器量が多くなります。それから時が経ち、20年も経つと、子どもは成人して家から出てしまいます。そうなると、食器量は減ります。
これらの変化に応じて対応することが求められます。ミーレの食洗機ではプログラムで対応しています。10前後の種類のプログラムで、その食器量に応じて洗浄プログラムを変化させています。
最後は「3.耐久性」です。ミーレは製品全体を通して、耐久性を非常に重要視しています。すべて20年使用されることを前提に設計・開発・素材選びされ、テストされています。
また、一般的には廃番品になった場合、家電製品の部品というのは入手できなくなってしまいます。ミーレでは、20年使用されることを前提にしていますから、廃番後も15年も部品を確保しています。
ミーレの食洗機はビルトインタイプ。システムキッチン内に設置します
海外製ビルトイン食洗機にかぎらず、国産の食洗機でも同じなのですが、住宅建築・注文住宅業界で食洗機と言いますと、システムキッチンにビルトインされた食洗機を指します。
据え置きタイプの置き型の食洗機は別途のものなので、注文住宅の家づくりを検討されていらっしゃる方の場合、ビルトインタイプを想定されますことをおすすめします。
ミーレの食洗機はフロントオープン型
ミーレの食洗機を代表として、海外製ビルトイン食洗機は開閉型がフロントオープン型と呼ばれる開閉方式です。
一般に国産食洗機の場合はスライドオープン型と呼ばれる開閉方式です。
フロントオープン型はその名前の通り、フロント(前)にオープン(開く)タイプです。フロントオープン型のメリットは容量が大きくなることです。
スライドオープン型だと、どうしても、スライド機能部に枠が必要なので、その分、スペースを取られます。容量が狭くなってしまうのです。
一般的に海外製の食洗機はフロントオープン型。国産の食洗機はスライドオープン型が多いです。
ミーレの食洗機は乾燥機能がない。余熱乾燥方式
一般的に日本製・国産の食洗機の場合、食器洗濯乾燥機ですから、乾燥機能があります。つまり、ドライヤーが機能として入っています。
ミーレの食洗機を代表とした海外製食洗機の場合、この乾燥機能がありません。
では、どうするのかと言いますと「余熱乾燥」になります。
ミーレの食洗機は最終的に高温で洗浄しますから、食器類も高温になります。それで洗浄が終わったあと、ドアを開けて水蒸気を蒸発させて乾燥させます。
プラスチックの素材などは熱を帯びにくいので、水滴が多少残ります。あとは開けてない場合、水滴が残りますから、ふきんやペーパータオルなどで拭きあげる必要があります。
このあたりの海外製食洗機の特徴である、大容量、フロントオープン型、余熱乾燥はどこの海外メーカーも同じような条件です。ミーレの食洗機と具体的に選択肢として競合するのが、「ガゲナウ」「AEG」「BOSCH(ボッシュ)」「アスコ(ASKO)」の食洗機たちだとは思いますが、そこまで大きな差がないというのが実情です。
ミーレの食洗機は45cmと60cmの大きく2タイプ(サイズ)。価格・値段は?
ミーレ食洗機はグレードの差は別として、大別すると2つのタイプに分けられます。
それは食洗機のサイズです。
具体的には「45cm幅の食洗機」と「60cm幅の食洗機」です。
45cmミーレ食洗機の商品ラインナップと価格・値段
45cmミーレ食洗機の商品ラインナップはまず、3タイプに分けられます。
「標準ドア装備タイプ食器洗い機」「一部ドア材取付専用食器洗い機」「オールドア材取付専用食器洗い機」です。
45cmミーレ食洗機「標準ドア装備タイプ食器洗い機」の種類と価格
45cmミーレ食洗機「標準ドア装備タイプ食器洗い機」はミーレ社で前面の扉材(ドア)を用意されているタイプです。カラーバリエーションはブリリアントホワイト、ハバナブラウン、オブシディアンブラック、クリーンスチールの4種類があります。
グレード区分で言えば2種類。
- G4820 SCU 定価:325,000円
- G4720 SCU 定価:298,000円
G4820 SCUのほうが機能やプログラムが多いという違いです。
45cmミーレ食洗機「一部ドア材取付専用食器洗い機」の種類と価格
45cmミーレ食洗機「一部ドア材取付専用食器洗い機」は前面の扉材(ドア)をビルトインするシステムキッチンの外観に合わせることができるタイプです。扉材をキッチンメーカーが用意して、外観を統一感あるデザインにする効果があります。もちろん、このタイプでも、オプションでステンレス製のドアキットがありますから、ステンレスフェイスのミーレ食洗機を取り付けることが可能です。
グレード区分で言えば、2種類。
- G4820 SCi 定価:325,000円
- G4720 SCi 定価:298,000円
グレードが高いものであればあるほど、機能やプログラムが多いという違いです。
45cmミーレ食洗機「オールドア材取付専用食器洗い機」の種類と価格
45cmミーレ食洗機「オールドア材取付専用食器洗い機」は前面全体がキッチンの面材、またはミーレ製のクリーンスチール仕上げのドアキットで隠されるタイプです。キッチンがすっきりとして統一感のあるデザインになる効果があります。
グレード区分で言えば1種類。
- G4880 SCVi 定価:365,000円
60cmミーレ食洗機の商品ラインナップと価格・値段
60cmミーレ食洗機の商品ラインナップも45cmと同じく3タイプに分けられます。
「標準ドア装備タイプ食器洗い機」「一部ドア材取付専用食器洗い機」「オールドア材取付専用食器洗い機」です。
60cmミーレ食洗機「標準ドア装備タイプ食器洗い機」の種類と価格
グレード区分で言えば3種類。
- G6824 SCU 定価:408,000円
- G6722 SCU 定価:365,000円
- G6620 SCU 定価:310,000円
60cmミーレ食洗機「一部ドア材取付専用食器洗い機」の種類と価格
グレード区分で言えば、4種類。
- G6924 SCi 定価:570,000円
- G6824 SCi 定価:408,000円
- G6722 SCi 定価:365,000円
- G6620 SCi 定価:310,000円
グレードが高いものであればあるほど、機能やプログラムが多いという違いです。
60cmミーレ食洗機「オールドア材取付専用食器洗い機」の種類と価格
グレード区分で言えば2種類。
- G6994 SCVi K2O 定価:650,000円
- G6762 SCVi 定価:405,000円
G6994 SCVi K2Oのほうが機能やプログラムが多いという違いです。
グレードによる細かい違い、機能やプログラムの差については、ミーレ社のカタログをご覧いただいたほうがよいかと思います。
ミーレ食洗機の値引きはあるの?
「ミーレ食洗機には値引きがあるのか?」というところは気になるところだと思います。
率直に申し上げて、ミーレ食洗機の値引きはほとんど期待できません。
それは日本製・国産の食洗機とは異なり、各キッチンメーカーのそもそもの仕入れ価格が高いからです。表現を変えれば、ミーレ社が値引きでの販売を好ましいとは思っていないということがあります。
ミーレ食洗機を値引き販売してしまうと、ブランドイメージが崩れてしまうということが要因として考えられます。
ミーレ食洗機の使い方(洗剤・リンスについて)はどんな感じ?
ここでは、ミーレ食洗機の使い方、使用する洗剤やリンスなどについてお話します。
ミーレ食洗機のおすすめ洗剤・リンスは?
ミーレ食洗機に使用する洗剤・リンスとしてはベストはミーレ社が製造している正規品の洗剤・リンスを使うことです。
ミーレは自社のミーレ食洗機に最適化した食器洗い機用の洗剤と食器洗い機用乾燥仕上げ剤(リンス)を製造・販売しています。これはミーレ食洗機で使用したときに最善の洗浄効果が得られるように特別仕様で作られている洗剤になります。
ただ、現実としてミーレ正規品の洗剤・リンスは価格が高く、日常使いとしてはなかなか厳しいものがあります・・・
僕は海外製ビルトイン食洗機のガゲナウ食洗機60cmを使っていますが、洗剤としては「フィニッシュ・食洗機用洗剤」を使用しています。
ミーレ食洗機にも同じように使えます。価格はかなり安くなりますので、一般的にはこちらをお使いいただく方が多いのではないでしょうか。ベストはやっぱりミーレ純正品のミーレ食洗機用洗剤・リンスでしょうけれども。。。
関連記事:ミーレの食洗機で食洗機用洗剤とリンス剤はどうしたらいい?やっぱり純正品・正規品?
ミーレ食洗機の使い方
ミーレ食洗機の使い方はとっても簡単です。
まず、食洗機に食洗機用洗剤・リンスを入れます(リンスはなくても洗えます)。
次に洗いたい食器をトレイに入れます。
そして、食洗機のパネルにあるスイッチを押します。
あとは待つだけ。
洗浄されます。
洗い上がりはピッカピカ。
ミーレ食洗機なら、汚れたフライパンも洗うことができます。
カレーをつくったお鍋も洗うことができます。
なかなかレベルの高い洗浄力です。
ミーレ食洗機のメリット・デメリットは?
ミーレ食洗機のメリットとデメリットについてみていきます。
ミーレ食洗機のデメリットは以下の3つです。
- 金額がそれなりにお高い
- 設置可能なキッチンメーカーがかぎられる
- 乾燥機能がない
ミーレ食洗機のメリットは以下の3つです。
- 時間短縮できる(時短・家事ラク)
- 手荒れしない
- 耐久性が高く、長持ち
ミーレ食洗機の3つのデメリット
ここでは、ミーレ食洗機の3つのデメリットについて解説していきます。
金額がそれなりにお高い
いきなり直球勝負なのですけれども、ミーレ食洗機は国産の食洗機と比較して、金額がそれなりにお高いです。
たとえば、国産の食洗機として「パナソニックの深型ビルトイン食洗機45cm:NP-45MD8S」が定価で204,000円です。
一方で、ミーレ食洗機の45cmで一番安いもので定価250,000円。中間グレードの45cmミーレ食洗機で298,000円(ドア材別途)。一番高いグレードの45cmミーレ食洗機は365,000円です。
60cmのミーレ食洗機になると、標準ドア付の製品で310,000円。中間グレードで約400,000円程度します。
ミーレ食洗機と言いましても、どのグレード、どのサイズを選ぶかで金額は大きく異なります。ただ、ひとつだけ言えることは国産の食洗機よりも、ミーレ食洗機のほうが金額がそれなりにお高いです。
ただ、この点について、お話したいことがあります。
それはミーレ食洗機は「耐久性の高さ」がウリだということです。
ミーレ・ジャパンの取材でもお話があったのですが、ミーレ食洗機は耐用年数としては20年を想定してつくられています。一方で、国産の食洗機の耐用年数は10年程度です。
本当に20年間の耐久性があるかどうかは別として、たとえば、15年間の耐久性があるとすれば、国産食洗機が10年で20万円。ミーレ食洗機が15年で30万円とすると、意外に金額差はなかったりするのです。
60cmの幅になれば、それだけ容量も増えますので、初期投資も増えますが。
そういうわけで、実質的な金額差は意外になかったりするのです。実質的な金額差がない上で、洗浄力や容量などを加味すると、僕はミーレ食洗機含めて海外製ビルトイン食洗機がおすすめというわけです。
設置可能なキッチンメーカーがかぎられる
ミーレ食洗機を設置したいと思ったとき、実際にミーレ食洗機を設置できるキッチンメーカーというのは実はかぎられているということに気づかれると思います。
これには理由があります。
国産食洗機とミーレ食洗機を代表とする海外製ビルトイン食洗機の設置方法が違うのです。
具体的には電気の仕様と設備の配管関係、そして、キッチン本体を海外製ビルトイン食洗機に合わせないといけないという部分です。
大手キッチンメーカーは工場での量産体制を敷いています。そのため、ミーレ食洗機のようなイレギュラーな仕様を組み込むことがなかなか難しいということがあります。
とは言え、まったく対応できないということではなく、特注対応などで対応できるとしているキッチンメーカーも多いです。
ミーレ食洗機を導入することに慣れているキッチンメーカーはオーダーキッチンメーカーになります。具体的には「キッチンハウス」「クチーナ」が全国展開しているオーダーキッチンメーカーになりますから、そちらだと経験も豊富で安心、問題ないです。
あとは大手キッチンメーカーですと、トクラス、パナソニックなどがミーレ食洗機に対応しているそうです。価格面でメリットがあるかどうかはちょっと存じ上げません。
デザインで尖っているトーヨーキッチンも海外製食洗機に対応していまして、ミーレの食洗機も、ガゲナウの食洗機も対応しています。
無垢のキッチンで有名なウッドワンはスイージーキッチンとして、ミーレ食洗機に対応しています。ウッドワンの場合、45cmミーレ食洗機も、60cmミーレ食洗機も設置可能です。
個人的にコストパフォーマンスの高いキッチンが「グラフテクト」キッチンになります。
グラフテクトキッチンはレイアウトの自由度が高く、他メーカーではなかなか高額になるキッチンレイアウト、具体的には二列型、アイランド型がかなり安価に手に入ります。
ミーレ食洗機であれば、45cmのミーレ食洗機は対応できます。60cmミーレ食洗機は難しいですが、45cmミーレ食洗機で大丈夫な方であれば、かなりコストパフォーマンスに優れた選択肢になるように思います。
乾燥機能がない
前述していますが、ミーレの食洗機には乾燥機能がありません。
強制乾燥させるためのドライヤーが付いていないわけです。
プラスチックの素材などは熱を帯びにくいので、水滴が多少残ります。あとは開けてない場合、水滴が残りますから、ふきんやペーパータオルなどで拭きあげる必要があります。
これは人によります。
「乾燥機能がないと、絶対ダメ」という方もいらっしゃいますので、そういう方でしたら、ミーレの食洗機は厳しいかと思います。
多少の水滴があったとしても、容量や洗浄力などのメリット部分を注目できる方であれば、かなり満足いただける製品なのかな、と思っています。
ミーレ食洗機の3つのメリット
時間短縮できる(時短・家事ラク)
ミーレ食洗機の最大のメリットは「時短・家事ラク」です。
食器を洗わなくてよくなります。
キッチンや食卓の後片付けがものすごくラクになります。食器洗い機が洗ってくれるので、心理的な負担がなくなります。素晴らしい。
時間を捻出できます。
食器洗いに20分かかっているのであれば、1日20分削減。30日で600分。10時間もの時間を捻出できます。時給換算していくらでしょうか?1年にしますと、120時間です。意外にものすごい時間を食器洗いに使っています。
これがなくなります。
解放されます。
素晴らしい。
手荒れしない
ミーレ食洗機が洗ってくれます。
洗浄力が高いです。
そういうわけで、手洗いしないので、手荒れしません。
手肌をきれいに保ちたいですよね?
でも、食器洗いを手洗いすると、冬のあかぎれ、手荒れはします。それは「洗う」という行動を自分の手にもしているからです。手が痛みます。手荒れします。きれいな肌を維持したいもの。
ミーレ食洗機なら、手荒れしません。
勝手に洗ってくれます。
耐久性が高く、長持ち
最後は耐久性が高く、長持ちということです。
ミーレの製品ポリシーからも、20年の耐久性を考えて製造・開発されています。
ミーレ食洗機の評判・口コミはどうですか?
ミーレ食洗機の評判・口コミは僕が個人的に聞いてきたかたちでは、かなり好意的です。
ミーレ・ジャパンへの取材時にも、エンドユーザーの方が「壊れないよ」「長持ちで耐久性が高い」と聞いたり、「品質が高い」「製品として優れている」といった口コミで評価されて魅力を感じられる方も多いため、紹介での採用が多いと聞きました。
ミーレ食洗機ではないのですが、ミーレの洗濯機はiPhoneで有名なAppleの創業者・故スティーブ・ジョブズ氏も自宅で愛用されていらっしゃったということで、その信頼性・性能の高さは定評があります。
ミーレ食洗機が故障したらどうなりますか?修理は?
ミーレ食洗機は製品寿命として20年を想定して製造されています。とは言え、その途中では故障することもあります。その場合、どうなるのでしょうか?
ミーレ食洗機のアフターサービスは全国30箇所のサービス店が迅速にアフターサービスに対応できる体制を確立されています。
ミーレのサービスセンターでのトレーニングを定期的に受けている自社エンジニア、およびサービス店のエンジニアが故障した場合は駆けつけることになります。このときに乗っている車が「ミーレカー」と呼ばれる赤い車で、一部の方からは「幸せのミーレカー」と呼ばれるレアな車になっています。
その後、サービスエンジニアが製品のシステムからデータを読み取り、エラーを探します。
「ミーレカー」に部品も乗っていますから、その場で修理できるものは修理してしまいます。その場で修理できない場合は、別途、修理代の見積りから修理へと流れます。
ミーレ食洗機を1回まわすと、ざっくりいくらかかりますか?(電気代、水道代は?)
一度聞かれたことがあります。
「電気代が高いんじゃないですか?」
聞かれたとき、知識不足でお答えできませんでした。
その後、色々と調べました。
たとえば、ミーレ食洗機で45cmのものであれば、標準使用水量8.7L、標準使用電力量が0.87kWh(多少の差はありますが)です。
これは目安となるコストとしては「水道代:2.19円」「電気代:23.5円」の合計25.69円です。
60cmミーレ食洗機であれば、標準使用水量は9.7L、標準使用電力量が0.85kWhです。合計26円程度です。
この一回当たりのコストは日本製・国産食洗機と比較してどうなのかと申しますと、大差ない、ないしはミーレ食洗機のほうが安いです。
例として国産食洗機R社の45cmビルトイン食洗機の一回当たりのコストは約29円でした。
ミーレ食洗機を1回まわすと、ざっくり30円くらいかかると考えられると、間違いないかと思います。
ミーレ食洗機を設置したシステムキッチン実例をご紹介
「じゃあ、実際にミーレ食洗機を入れたシステムキッチンの実例を見てみたい!」と思われた方にお答えするかたちで、ミーレ食洗機を設置したキッチン実例をご紹介します。
ミーレ食洗機を設置したキッチン実例(キッチンハウス)
国産のオーダーキッチンメーカーの有名どころ「キッチンハウス」にミーレ食洗機60cmを入れた実例になります。
このキッチンは二列型になっています。
壁側にIHコンロ(加熱機器)、アイランド型としてシンクと食洗機があります。
ミーレ食洗機60cmでキッチンの扉材・面材が同色で合わさったかたちのキッチンです。
詳しくは別記事にしています。
ミーレ食洗機を設置したキッチン実例(ウッドワン)
オーダーキッチンではないのですが、キッチンメーカーであり建材メーカーである「ウッドワン(WOODONE)」のスイージー・キッチンです。
このウッドワンのキッチンにはミーレ食洗機45cmも、60cmも入れることが可能です。
今回、実例としてご紹介するキッチンはウッドワンのスイージーキッチンにミーレ食洗機60cmを設置した実例になります。
ウッドワンのスイージーキッチンの特徴である無垢の木(ニュージーパイン)の扉材・面材が印象的ななか、ミーレ食洗機60cmのステンレス扉材がインパクトある感じですね。
実際にミーレ食洗機を直接見るには?ショールーム情報など
「ミーレ食洗機がよさそうなのはわかった。じゃあ、実際に現物を見てみたいのだけど、どうしたらいいの?」という疑問にお答えします。
実際にミーレ食洗機の現物を直接見るには大きく2つのパターンがあります。
- ミーレ直営ショールームでミーレ食洗機を見てみる
- キッチンメーカーのショールームでミーレ食洗機を見てみる
ミーレ直営ショールームでミーレ食洗機を見てみるには?
ミーレ食洗機ショールームとして、ミーレ社が直営でショールームを持っているのは、基本的に東京のみ、となります。
ミーレ・センター 表参道
住所:〒107-0062 東京都港区南青山 4-23-8 (根津美術館向かい)
電話番号:0120-310-724 (通話料無料)
営業時間:11:00 ~ 18:00
定休日:水曜日 (休祝日にあたる場合は営業し、翌日休業)
(公式)ミーレ・エクスペリエンス・センター表参道公式ページ
ミーレ・センター 目黒
住所:〒153-0063 東京都目黒区目黒 2-10-11 目黒山手プレイス 1F
電話番号:0120-310-793 (通話料無料)
営業時間:11:00 ~ 18:00
定休日:水曜日 (休祝日にあたる場合は営業し、翌日休業)
(公式)ミーレ・エクスペリエンス・センター目黒
それ以外のエリアについては、ミーレの販売代理店のショールームがあれば、それがミーレ食洗機ショールームとして機能していることとなります。
キッチンメーカーのショールームでミーレ食洗機を見てみるには?
ミーレ食洗機のショールームとして、ではないのですが、キッチンメーカーのショールームに行くことで、設置してあるシステムキッチンにビルトインされているミーレ食洗機を見ることができます。
細かく、各キッチンメーカーショールームの展示品については把握していないのですが、全国展開されていて、ほぼ間違いなくミーレ食洗機をビルトインしたシステムキッチンが展示してあるキッチンメーカーは「キッチンハウス」と「クチーナ」です。
キッチンハウスの全国各地のショールーム情報
- キッチンハウス東京ショールーム:東京都世田谷区上野毛1-6-8
- キッチンハウス新宿OZONEショールーム:東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー7階
- キッチンハウス本牧 テラスショールーム:横浜市中区本牧原1-4 ムラーラ本牧 1F
- キッチンハウス北関東ショールーム:群馬県藤岡市上大塚1228
- キッチンハウス立川ショールーム:〒190-0013 東京都立川市富士見町7-39-5
- キッチンハウス名古屋ショールーム:愛知県名古屋市千種区井上町13-3
- キッチンハウス大阪ショールーム:大阪府大阪市西区新町1-7-20
- キッチンハウス神戸ショールーム:兵庫県神戸市中央区播磨町45 THE45th 9F
- キッチンハウス岡山ショールーム:岡山県岡山市北区辰巳11-106
- キッチンハウス広島ショールーム:広島県広島市中区大手町1-2-1 おりづるタワー9階
- キッチンハウス福岡ショールーム:福岡県福岡市博多区東平尾 2-16-8
クチーナ・キッチンの全国各地ショールーム情報
- クチーナ東京ショールーム:東京都渋谷区鉢山町15-1
- クチーナ横浜ショールーム:横浜市西区北幸2-10-39 日総第5ビル1F
- クチーナ名古屋ショールーム:名古屋市中区大須2-1-7
- クチーナ大阪ショールーム:大阪府大阪市西区南堀江 1-7-1
- クチーナ神戸ショールーム:神戸市中央区東川崎町 1-8-5
- クチーナ福岡ショールーム:福岡市博多区住吉2-2-1
- クチーナ沖縄ショールーム:沖縄県宜野湾市大山 6-25-6
- クチーナ仙台ショールーム:宮城県仙台市青葉区中央4-8-3 ラ・シール仙台ビル3F
ミーレ食洗機のまとめ
この記事は『ミーレの食洗機は他の食洗機とどう違う?サイズは45cm?60cm?価格は?洗剤は?デメリットはないの?【海外製食洗機で国内トップシェア】』について書きました。
ミーレ食洗機はたしかに初期投資はお高く、なかなか導入するのに躊躇する金額だと思います。
ただ、目を引くデザイン性やブランドイメージ、見栄といった要素をのぞいて、純粋に機能性やメリットに着目した場合、それでもかなりのメリットが多いと考えています。
前述しました通り、大容量であって、たいていの食器は一回の洗浄で終わってしまうこと。
ミーレが会社としての方針として、耐久性の高さを目指していますから、20年の耐用年数を想定されていることから、長い目で見ると、初期投資の高さも意外に大きな影響ではないです。
そして、高い洗浄力。かなり汚れた食器でも、ミーレ食洗機に入れれば、きれいになります。純粋に国産の食洗機と比較して、洗浄能力が高いです。不満はないです。
そして、ミーレ食洗機をおすすめする理由の大きなところは「時短」「家事負担軽減」「手荒れしない」につきます。
日常を仕事に育児に、家事に忙しいなかで、時間をつくりだすというのは大きなメリットです。
食器洗いをこのミーレ食洗機に任せることで、食器洗いの時間が減ります。食器洗いの時間がなくなるという点だけでなく、それによって家事負担が軽減されます。日常がラクになります。
そして、素手で食器を洗わないので手荒れしません。
いつまでもきれいな手肌でいたいもの。手洗いであれば、なかなか手荒れしないというのは難しいです。ですが、ミーレ食洗機なら、ほぼ手洗いする機会がなくなります。そういう意味で、手荒れしません。
このようにいくつもの理由から、僕は個人的にミーレ食洗機を代表とする海外製ビルトイン食洗機をおすすめしています。
具体的には「ミーレ」と「ガゲナウ」です。
この記事がミーレ食洗機をご検討されている方にとって、少しでもお役に立てればと思います。
ミーレ(Miele)についてもっと詳しい情報はこちら
ミーレ(Miele)については本サイトで色々と詳しく記事にしています。
「ミーレの製品って、どう良いんですか?」とミーレ・ジャパンに聞いてみた
ミーレ・ジャパンの方に「ミーレの製品って、どう良いんですか?」と聞いてみました。
日本では食洗機(食器洗浄機)が有名ですが、他にも調理機器や洗濯機などがあります。その特徴、強み、価格などなど・・・
ミーレ(Miele)って、どんな会社ですか?
ミーレ(Miele)というブランドについて、また、会社について、その創業の成り立ちや歴史、特徴などについて取材してきました。
ミーレ食洗機(食器洗い機)の歴史
ミーレ食洗機の歴史はヨーロッパの食洗機の歴史。
ミーレの食洗機はどのような歴史を経て、進化していったのかをまとめています。
ミーレ洗濯機の歴史
ミーレ洗濯機はバター分離機から洗濯機へと転換したのがスタート。
ミーレの洗濯機の歴史をまとめています。
世界各地のミーレ・ショールーム
- ミーレセンター表参道・日本にて取材しました
- ミーレ 本社ショールーム(ドイツ)
- ミーレミュージアム(博物館)(ドイツ)
- ミーレ 上海ショールーム(中国)
- ミーレ 香港ショールーム(香港)
- ミーレ ベルリンショールーム(ドイツ)
- ミーレ デンマークショールーム(デンマーク)
ミーレの製品@Amazon
関連:海外製食洗機を徹底比較してみた(ミーレ、ガゲナウ、AEG・システムキッチンのビルトイン型食器洗い機)