家づくりでこだわりたいポイントはたくさんあります。
そのなかでも、奥様のこだわりポイント第一位によく上がりますのが「キッチン」です。
今回はまず、キッチンメーカーの立ち位置からお話しなければなりません。
目次
キッチンメーカーは大きく2種類に分けられる
住宅建築で使われるキッチンメーカーは大きく2つに分類できます。
1)既製品のキッチンメーカー
2)カスタムオーダーのキッチンメーカー
1) 既製品のキッチンメーカー
1)既製品のキッチンメーカーはLIXIL、TOTO、クリナップ、トクラス、パナソニックなどなどのキッチンメーカーです。
基本パッケージがあって、色や設備機器などはある程度選択できます。
ただ、ちょっとこだわりたいことやレイアウトの変更などをしていくと、金額がいきなり高くなってしまうというのが特徴です。
既製品ですから、価格帯としては安価な部類に入ります。
2) カスタムオーダーのキッチンメーカー
2)カスタムオーダーのキッチンメーカーはキッチンハウス、クチーナ、アムスタイルなどのキッチンメーカーです。
高級です。
もちろん基本パッケージなどもあるのですが、基本的には顧客の要望に応じて変更できます。
色や扉材の種類、設備機器などもほぼどれでも選択できます。
様々なこだわりやレイアウトの変更なども対応できます。
レイアウト変更の価格インパクトは既製品と比較すれば、さほどないイメージです。
一般的なキッチンメーカーで特別なレイアウトをすると、高級なカスタムオーダーのキッチンメーカーよりも高くなってしまうこともあります。
もちろんケースバイケースですが、特別高いというよりも、自由度が高いことと、質の高さで価格も高いというイメージです。
「グラフテクト(GRAFTEKT)」とは?
それで既製品キッチンメーカーとカスタムオーダーキッチンメーカーの中間というキッチンはなかなかないのです。
そのようななかで、中間のキッチンがあります。
それが高級キッチンメーカー「キッチンハウス(kitchenhouse)」のセカンドライン「グラフテクト(GRAFTEKT)」です。
キッチンハウスのセカンドライン
高級キッチンメーカーのキッチンハウスとはどういう会社かといいますと、皇室御用達だったり、芸能人さんとか、有名人、著名人の方のキッチンとかを作っているキッチンメーカーです。元々はドイツの輸入キッチンの販売会社だったのですが、自社で製造するようになってから現状に至ります。
高級キッチンメーカーがやっているサブブランドとしての存在なので、高級キッチンメーカーがやってる既製品・パッケージ商品ということになりますから、クオリティも高級ブランドらしく高いです。
今回は「グラフテクト(GRAFTEKT)」の立ち上げにも関わったキッチンハウス福岡店 太田好昭様にお話を伺ってきました。
「グラフテクト(GRAFTEKT)」ブランドのコンセプト
-まず、「グラフテクト(GRAFTEKT)」ブランドのコンセプトについてお聞かせいただけますでしょうか?
キッチンハウス福岡店 太田好昭様(以下:太田):
私どものメインとなりますのは「キッチンハウス」のカスタムキッチンになります。
これはあくまで顧客のご要望に応じたキッチンをそれぞれにカスタマイズしてご提案することを中心に据えています。
その一方で、キッチンハウスのような高品質なシステムキッチンを希望いただきながらも、価格面で折り合わなかったり、また、そこまで要望が多いわけではないのだけれども、多少はレイアウトなどをこだわりたい、というお客様がいらっしゃったのも事実でした。
このようなお声をお客様からお聞きすることもあれば、また、そのようなお客様に接する建築会社様からもお聞きすることもありました。
そういう背景がございまして、お客様の声、建築会社様の声を起点にスタートしましたのが「グラフテクト(GRAFTEKT)」になります。
「グラフテクト(GRAFTEKT)」の特徴とは?
-なるほど。それでは、「グラフテクト(GRAFTEKT)」の特徴はどのようなものになりますでしょうか?
太田:「グラフテクト(GRAFTEKT)」の特徴はその創立のきっかけからもおわかりかと思いますが「高品質かつ選択肢の多さ、そして価格競争力」です。
まず、キッチンハウスのキッチンとほとんど同じように作られています。
製造しているのも同じ工場ですし、同じ素材をつかっています。
では、何が大きく金額に影響するかと申しますと、選択肢の数になってきます。
キッチンハウスはほぼ無限のような選択肢のなかからお選びいただけます。
その一方で「グラフテクト(GRAFTEKT)」では限られた選択肢のなかからお選びいただくことになります。
-限られた選択肢とのことですが、実際のところ既製品キッチンメーカーに比べると、非常に多くの選択肢があるように思うのですが・・・
太田:ありがとうございます。
「グラフテクト(GRAFTEKT)」ではレイアウトだけでも11種70通り程からお選びいただくことが可能です。
また、バックセット(後ろの食器棚)も5パターンのレイアウトに幅の長さなどの選択肢がございますので、合計40種類程のなかからお選びいただくことが出来ます。
デザイン
高級キッチンメーカーのセカンドラインなので、デザイン性にはこだわっています。どちらかというとシンプルなデザインです。実際のデザインは画像をご覧いただいたほうが一瞬でわかりますので・・・
細かいところですが、シンクの縁の形状とか、キッチン天板と扉材との一体感(同一の面材で構成されている)とか。そういうところが他のキッチンメーカーとは異なりますね。
レイアウトが特殊でもお得
一般的には二列型キッチンやL型キッチン、オープンL型キッチン、アイランドキッチンは特殊なキッチンレイアウトの部類に入ります。そのため、一般的なキッチンメーカーさんでしたら、価格がかなりお高いキッチンということになります。
その点、グラフテクトの場合はレイアウトが特殊だったとしても、金額はそこまで変わらないので、お得です。
詳しくお話しますと、キッチンという製品は工場生産でつくられます。そのため、工場のラインに乗っていますから、効率的に生産しないといけないので複雑なレイアウトをすると困るわけです。ほとんどのキッチンは一列型の壁付けキッチン(I型キッチン)です。ですから、それをベースにシンプルに製造されます。
そのなかで、I型キッチンだけではなく、L型キッチンだったり、二列型キッチンだったり、アイランドキッチンだったり、、、いろいろなキッチンレイアウトということで大変になります。
それでなぜ、対応できるのかと言いますと、キッチンハウスという高級キッチンを、オーダーで一品一品、特別仕様で作っている工場でグラフテクトも同じように製造されていますから、特殊なつくりでも対応できる人たちがつくっているので、普通にこのグラフテクトも、特殊な形状・キッチンレイアウトをしたとしても、お値段変わらずで提供できるということとなっています。
特にL型・オープンL型キッチンや二列型キッチンはキッチンのサイズそのものも大きくなりますから、普通に原価がかかっている話です。なので販売価格としては高くなって当然です。そのような背景が現実としてありながらも、価格としてはそこまで大きな差になっていないわけですから、お得です。かなり珍しいと思います。実際は原価がかかっていると思います。メーカー側の利益率が低くなるのかな、と思います。
「グラフテクト(GRAFTEKT)」の価格は?
-価格はキッチンだけだと2つの価格帯だけでしたよね?
太田:はい。
75万円と85万円の2パターンの価格帯だけです。
これはキッチン本体の価格です。
実際にはこれに輸送費、設置費、配管接続費、電気接続費などがかかってきます。
-一般的には高額になるアイランド型や二列型(デュエ)もこの程度の価格差だと、ものすごく割安ですね。
太田:ありがとうございます。
-先日、某既製品キッチンメーカーでちょうどアイランド型と二列型のレイアウトを候補に入れて見積りをとったことがあったのですが、どちらも100万円を軽くオーバーしていて、既製品キッチンメーカーといえど、イレギュラーなことをすると、なかなかお高くなるのだな、と実感した次第です。
太田:なるほど。そうですよね。
私どもは根底にカスタマイズされたキッチン製造のノウハウがございます。
そのために小回りが効くと申しますか、一般的にはイレギュラーとされることも、それほど価格に反映させることなく実現できるのです。
もちろん、価格競争力を出すためにも、扉材や天板の色のバリエーションを絞ったり、部材を絞ったりと細かく絞りを入れてコストダウンをはかっています。
「グラフテクト(GRAFTEKT)」のカラー人気色は?
-扉材や天板の色のバリエーションの話で言いますと、新しい色「ベトングレー」が人気だそうですね?
太田:はい。
今のところ、一番人気のお色は「ブラウン」になります。
オーソドックスで、様々なデザインにマッチするからだと思います。
二番目に人気のお色は「ヴェンゲ」になります。
スタイリッシュなデザインにマッチするからではないかと思います。
そして、三番目に躍り出ようとしているのが新色である「ベトングレー」です。
「ベトングレー」はひとつの家具のような印象を受けるようなキッチンになります。
インパクトがあって、デザイン性に富んでいます。
「グラフテクト(GRAFTEKT)」の特徴のひとつにもなりますが、扉材、天板の色と合わせて、家具までセレクトできる、ということがあります。
キッチンの色、家具の色、LDK全体をトータルコーディネートできるということも、「グラフテクト(GRAFTEKT)」の特徴です。
「グラフテクト(GRAFTEKT)」の評判は?
-実際、「グラフテクト(GRAFTEKT)」の評判はいかがでしょうか?
太田:「グラフテクト(GRAFTEKT)」ブランドのキッチンはありがたいことに、毎年ご発注が増えてきています。
特徴でもございます、品質の高さだったり、レイアウトの選択肢だったり。
たとえば、二列型(デュエ)のキッチンの場合ですと、他社メーカー様のキッチンよりかなり割安に手に入れることが可能です。
こういったお得感でお買い求めになられるお客様もいらっしゃいます。
-なるほど。「グラフテクト(GRAFTEKT)」が伸びている理由も伝わってきました。今日はありがとうございました。
太田:ありがとうございました。
「グラフテクト(GRAFTEKT)」のショールーム詳細情報(アクセス・営業時間)
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グラフテクト(GRAFTEKT)東京・新宿OZONEショールーム
グラフテクト(GRAFTEKT)東京・新宿OZONEショールーム
〒163-1006
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新宿パークタワー6F
(JR「新宿」駅南口から徒歩 約12分)
営業時間:10:30-19:00
※休館日は水曜日(祝日除く)、夏期、年末年始
TEL: 03-5909-5315 / FAX:03-5909-5316
※無料シャトルバスもございます。
※お車の場合は、800台収容できる地下駐車場(有料)をご利用ください。
グラフテクト(GRAFTEKT)福岡ショールーム
グラフテクト(GRAFTEKT)福岡ショールーム
住所:〒812-0853
福岡県福岡市博多区東平尾 2-16-8
キッチンハウス福岡ショールーム内 3F
営業時間:10:00~18:00
※休館日は水曜日(祝日除く)、年末年始