- 「トイレと言えば、TOTO。詳しく知りたいです」
- 「トイレ選びをしてますが、TOTOの種類など知りたいです」
- 「TOTOって、どんなトイレを出しているのですか?」
この記事ではこのような疑問にお答えします。
今回は「TOTOトイレの特徴や価格。実際の使用感など」についてご紹介します。
目次
TOTOのトイレの特徴
100年の歴史があり、衛生陶器シェア60%を持つ企業といえばTOTOです。
さらに、ウォシュレットは温水洗浄機能つき便座のことをいいますが、実は「ウォシュレット」という名前は、TOTOの登録商標なのです。
累計出荷台数4,000万台を突破したTOTOのトイレ。
日本のトイレを進化させてきたのはTOTOといっても過言ではありません。
そんなTOTOのトイレにある4つの特徴じっくりとご紹介していきます。
きれい除菌水
きれい除菌水は、水道水に含まれる塩化物イオンを電気分解して作られるTOTO独自の除菌水です。
薬品や洗剤を使わなくても、きれい除菌水が見えない汚れを分解し、菌を除菌します。
きれい除菌水は、時間が経つともとの水道水に戻りますので環境に優しく安心して使うことができます。
きれい除菌水を使った機能は3つあります。
便器きれい
トイレを8時間以上使わないときは、きれい除菌水を便器内に自動噴射し、菌の繁殖を抑えてくれる機能があります。
便器の内側に発生する黒ずみは菌の仕業です。
その菌をきれい除菌水が抑えてくれますので、黒ずみを抑えてキレイなトイレをいつまでもキープしてくれるのです。
きれい除菌水がプシャーっと出まして、便器部分にかけますから、汚れがつきづらい感じになります。なので、お手入れが楽という点が第1のポイントだと思います。
においきれい
トイレ内に充満する気になるニオイも、トイレが捕集してきれい除菌水で洗浄、除菌までしてくれます。
ノズルきれい
ウォシュレットの使用前後に、ノズルをきれいに自動洗浄。
さらにトイレの使用後には、きれい除菌水でノズルの内側の通水路まで除菌します。
ノズルの汚れはいくらキレイにしても、したりないほど気になるものです。
ノズルの中まで除菌してくれる機能はうれしいですね。
節水
TOTOのトイレの素晴らしいところは、十分な洗浄力があるにもかかわらず、節水ができることでしょう。
また、トイレットペーパーを使用しない男子小用時や、お掃除の時には、通常の小洗浄よりもさらに節水ができます。
家族が多い場合は、おのずとトイレの使用回数が増えますので、TOTOの節水はありがたいですよね。
フチなし形状
TOTOの便器には汚れがたまりやすいフチ裏がありません。
TOTO独自のフチなし形状となっています。
便器のフチ裏は、汚れがたまりやすく、加えて水アカのスジができるので、いくら掃除をしても汚れたように見えていました。
TOTOのトイレはフチがありませんので、これまでフチ裏の溝にトイレブラシを入れてこすりながら汚れを落としていましたが、サッとひとふきで掃除が完了します。
汚れを防ぐ「セフィオンテクト」
TOTOのトイレは、独自の技術から生まれたセフィオンテクト便器。
汚れを防ぐ効果があり耐久性が長いのが特徴です。
TOTOの耐久性の実験では、セフィオンテクトの便器を、不織布たわしで40万回こすり続けても傷がまったくつかなかったということ!
1日10回、便器を毎日こすり続けたとしても、100年以上の防汚効果があるという計算になります。
セフィオンテクトなら、毎日のトイレ掃除でこすり洗いが不要になるのかもしれませんね。
商品シリーズと価格
TOTOのトイレの素晴らしさをみてきたところで、ここからはそのシリーズと価格を見ていくことにしましょう。
全体像をお話しますと、一般的にTOTOのトイレはタンクがありなんですよね。
- 一体型トイレ(タンク、便器、洗浄便座が一体型)
- 組み合わせトイレ(アプリコット)
- ロータンク型トイレ(GGシリーズ)
- タンクレストイレ(ネオレスト)
タンク一体型のビルダー向け商品は、現行品だとHEVやZJというタンクありトイレで、一体型の便器。
その次に、アプリコットの組み合わせ便器という、便器と便座が分離しているトイレグレードがあります。この組み合わせ便器は結構昔からある商品です。
その次がロータンク型といわれるもので、普通タンクは後ろのところにありますが、ロータンク型はタンク部分がなく、タンク部分が下がって低いです。これにはGG1やGG800などのグレードがあります。
その次がネオレストです。TOTOのタンクレストイレは「ネオレスト」という商品ブランドになっていまして、ネオレストのグレードはNX、AH、DH、RHという種類があります。詳しくは後述します。
ネオレスト(タンクレストイレ)NX・AH・RH・DH
ネオレストは、便器とウォシュレット一体型便器でタンクがない(タンクレストイレ)です。
極限まで無駄を省いたデザインになっています。
ネオレストNXが最上位モデルという位置づけで、これまでご紹介した機能以外にも便利な機能が付属しています。また、NX・AH・RH・DHとも、タンクレストイレとなっており、トイレ空間を広々と見せてくれます。
タンクレストイレのポイントとしては、やはりタンクがないことです。
タンクは何のためにあるかというと、水を貯めるためです。しかし、タンクレスは水を貯めるところがなく、直結型ですので、タンクに水を貯める時間がいりません。
これがどういう意味になるかと言いますと「連打できる」ということです。連打機能は非常に便利です。
僕(編集長・竹内)は体が大きいので頑丈そうに見えますが、とても胃腸が弱く、お腹を壊すことが結構多いです。そういう場合に連打できるとすごいです。
連打といっても、本当にバンバン連打できるわけではなくて、少しはタイムラグがありまして、30秒くらい待つイメージですが、ともあれタンクありトイレとは比較にならないくらいのスピードで連打できます。
タンクありトイレで何分間か待たないといけないということに比較すれば高速です。
エコかといわれるとエコではないかもしれませんが、体のためにはいいですし、トイレのためにも、家全体にとってもいいかなと勝手に思っています。
YouTube動画に挙げているタンクレストイレはNXの次に位置していて、かつては最上位機種だったグレードのAH2Wというタンクレストイレです。
メーカー希望小売価格
- ネオレストNX 税込615,600円~
- ネオレストAH2 税込 420,120円~
- ネオレストAH1 税込 371,520円~
- ネオレストRH 税込 371,520円~
- ネオレストDH 税込301,320円~
参考記事:タンクレストイレのメリット・デメリット。特徴や実際の使用感も。
ピュアレストEX・QR
ピュアレストEX/QRは、どちらもタンク付き便器です。
QRは、便器の後方にあるカバーがなく、タンクの形状が四角くなっています。
ただ、このEXとQRモデルは、ウォシュレット便座は別途買い求めなければなりません。
メーカー希望小売価格
- ピュアレストEX 税込117,000円~
- ピュアレストQR 税込96,000円~
レストパル・レストパルF
レストパル・レストパルFは、タンクレストイレの他に、収納と手洗器、カラーを自由に組み合わせて選べるシステムトイレです。
トイレの大きさに合わせて収納を選べるのがポイントです。
また、レストパルFの「F」は、フローティングのF。
便器が床から浮いているのです。
床面がフラットになることでお掃除が簡単にできるというメリットがあります。
メーカー希望小売価格
レストパルF
- レストパルキャビネットのタイプL型まるごと収納タイプ 税込 540,000円〜
- レストパルキャビネットのタイプL型すっきり収納タイプ 税込 540,000円〜
- レストパルキャビネットのタイプ I型(手洗器あり) 税込 421,200円〜
- レストパルキャビネットのタイプI型(手洗器なし) 税込 421,200円〜
レストパル
- レストパルキャビネットのタイプ L型まるごと収納タイプ 税込 451,008円〜
- レストパルキャビネットのタイプL型収納タイプ 税込 440,208円〜
- レストパルキャビネットのタイプL型スリム収納タイプ 税込 418,608円〜
- キャビネットのタイプ I型(手洗器あり)収納タイプ 税込 332,208円〜
- キャビネットのタイプ I型(手洗器あり)スリム収納タイプ 税込 310,608円〜
- キャビネットのタイプ I型(手洗器なし)まるごと収納タイプ 税込 332,208円〜
- キャビネットのタイプ I型(手洗器なし)収納タイプ 税込 321,408円〜
- キャビネットのタイプ I型(手洗器なし)スリム収納タイプ 税込 299,808円〜
GG・GG-800
GG・GG-800は、便器とウォシュレットが一体型です。
手洗いのないものがGG、手洗いのあるものがGG-800です。
一見すると手洗いのないGGは、タンクレストイレのように見えますがタンク式であるにもかかわらず、コンパクトさが魅力です。一方のGG-800は、手が洗いやすい深い手洗いボールがついています。
メーカー希望小売価格
- GG 税込 248,400円~
- GG-800 税込 253,800円~
実際の使用感:TOTOのトイレはタンクありも、タンクレスも使ってきました
編集長・竹内の実家もモデルハウスもTOTOのトイレです。TOTOは安定感があります。
実家のトイレはTOTOのタンク付きトイレです。組み合わせ便器というやつですね。25年-30年くらいはそのままウォシュレットは使えていました。
長年使ったのち、ウォシュレット機能部が壊れてしまいまして、そこだけ新品に取り替えています。ただ、便器の部分は現役です。
純粋にTOTOのトイレは長持ちですね。
また、きれいさやメンテナンス性などは時代とともに進化してますね。
古いトイレは汚れつきやすい。
新しいトイレは汚れがつきづらいです。
掃除、手入れ、メンテナンスは新しいトイレのほうが上ですね。
衛生陶器業界ではシェアナンバーワンなので、それだけの実績ありますね。