バスルーム空間といったら、どのようなイメージを持ちますか?
バスルーム空間は浴室、洗面所、トイレといったところになります。
浴室はプライベートスペース。
洗面所やトイレは少しパブリックな空間。
どんな空間にしたいですか?
ちなみに、僕はバスルーム空間は超こだわるほうです。
なぜかと申しますと、空間が小さいからです。
LDKになると、空間が広いので、いい品、こだわりの品を置いても、印象にあまり残らないです。
ですが、バスルーム空間はそれぞれ小さいので、いい品、こだわりの品を選びますと、空間のグレードをグッとあげてくれます。
空間が小さいので、ちょっとしたことでも、目立つんですね。
それで、空間のクオリティを上げるのに、すごくコストパフォーマンスがいいというわけです。
僕は料理しないんですが、キッチンが好きです。
これもまた、同じ理由で、キッチンという限られた空間でどれだけコストパフォーマンスと空間のグレードを高めることができるかのチャレンジ。
そして、また、バスルーム空間も同じく、限られた小さな空間でどれだけコストパフォーマンスと空間のグレードを高めることができるかのチャレンジです。
そういったなかで、バスルーム空間の機器といいますと、メーカーは比較的限られています。
大手で言いますと、誰もが知っているTOTO。
そして、LIXIL。
海外製で言いますと、グローエ(GROHE)、ハンスグローエ(HANSGROHE)。
これらは一般的な知名度が高いです。
ですが、バスルーム空間のクオリティを高めていくのに、これらの主要ブランドだけを知っているというだけでは不十分です。
今回はバスルーム空間のクオリティを高めるために、僕が知っておいていただきたいと思っている会社さんに取材させていただきました。
「株式会社リラインス」さんです。

目次
リラインス(RELIANCE)日本初のバスルームアクセサリーメーカー。水まわりにこだわりがある人は絶対知っておくべき水栓・バスルームアクセサリーブランド

今回は株式会社リラインス ショールーム ル・べインチーフの斉藤久美様、広報担当 加藤啓子様のお二方にリラインス(RELIANCE)のバスアクセサリーについて伺ってきました。
-御社(株式会社リラインス)は、このショールーム(ル・ベイン)にて、自社製品であるリラインスの商品、ドイツの高級水栓金具ブランド・ドンブラハ(Dornbracht)、同じくドイツの洗面器メーカー・アラペ(Alape)、また同じくドイツの陶磁器ブランド・ビレロイ&ボッホ(Villeroy&Boch)の洗面器などを取り扱っていらっしゃいます。
今回は自社製品であるリラインス社についてフォーカスを当ててお聞きしたいと思います。
株式会社リラインスはどんな会社ですか?

-まず、御社(株式会社リラインス)はどのようにスタートした会社なのでしょうか?
株式会社リラインス広報担当加藤啓子様(以下:加藤様):
当社・株式会社リラインスは1954年の創立になります。
東京都千代田区に設立されました。
当初手がけておりましたのが、沖縄や朝鮮の米軍工事に建築資材を輸出して納入するという事業です。
1960年には自社ブランド・リラインスのバスルームアクセサリーの製造販売を開始します。
1963年には当社製バスルームアクセサリーが国産品としては初めて、パレスホテル・ロイヤルホテルに納入されます。
翌年、1964年にはホテルニューオータニが日本初のユニットバスを採用する際、納入元である東洋陶器株式会社(現:TOTO株式会社)と協力し、当社製バスルームアクセサリーが使用されました。

東京オリンピックの際にはホテル建設ラッシュがありましたので、そこでも多数のユニットバスにご採用いただいております。
その後、1998年より、ドイツの高級水栓金具ブランド・ドンブラハ(Dornbracht)を取り扱っております。
そのような経緯で、50年以上もの間、バスルームアクセサリー製品をご提供しております。
自社製品・リラインスの特徴とは?

-それでは、自社製品・リラインスの特徴について、お聞かせいただけますでしょうか?
株式会社リラインス ショールーム ル・べイン チーフの斉藤久美様(以下:斉藤様):
まず、第一に『日本初のバスルームアクセサリーメーカー』だということです。
1954年に創立して、1960年にバスルームアクセサリーを製造スタートしています。
そのため、『日本初のバスルームアクセサリーメーカー』ということで、業界を主導してきました。
大手ユニットバスメーカー様、国内外のホテル様、一般のお客様の住宅や公共施設など、幅広くお使いいただいております。
大きな特徴としましては『バリエーションの多さ』です。
デザインのバリエーションも多いですし、サイズのバリエーションも多いです。
また、特注品にも対応しております。
そういった意味で、バリエーションが幅広いというのが大きな特徴になります。
とあるお客様の事例・こだわりのタオルかけ

たとえば、こういったお客様がいらっしゃいました。
「建築予定の家にぴったりのサイズのこだわりのタオルかけがほしい」
実際にお話を聞いていきますと、タオルかけの寸法(長さ)としては、すごく長いものをご希望されていて、一般的な水栓金具メーカー、バスルームアクセサリーメーカーの製品ではなかなか対応できない寸法(長さ)だったんです。
私どもの製品であれば、そのようなご希望に対応できますので、お客様のニーズに合ったタオルかけをご提案できまして、お客様にはお喜びいただいた、ということがございました。
-なるほど。『バリエーションの多さ』という強い特徴がおありなんですね。
リラインスはどんなお客様にピッタリですか?

-それでは、リラインスにご興味をもたれるお客様としてはどのような方が多いのでしょうか?
斉藤様:
リラインスにご興味を持っていただくお客様としましては、実に幅広い方々にご興味持って頂けています。
そのなかでも、特徴的なのは「自分の空間にこだわりを持った方」ということが挙げられるかと思います。
リラインスの特徴が『バリエーションの多さ』ですから、こだわりをもって探し求められる方に見つけていただくというケースがよくあります。
いらっしゃる方々は様々です。
ご自宅を建築される施主様であったり、ハウスメーカーの方であったり、設計事務所の方であったり、ホテルの方であったり、様々です。
ただ、みなさま「自分の空間にこだわりを持った方」という共通点があるように思います。

ご自宅の場合はわかりやすく、自分の住空間にこだわりをお持ちですから、洗面所のカウンター、洗面化粧台、水栓、バスルームアクセサリー、すべてにこだわりをお持ちで、色々と検討されて選ばれます。
設計事務所の方の場合も、ご自身が設計される空間に強いこだわりをお持ちですから、その空間の設計に盛り込む水栓、洗面、バスルームアクセサリーを厳選されます。
標準的なパッケージでは満足できない、普通じゃ満足できない、そういう方がいらっしゃって、展示してあります洗面カウンター、洗面化粧台、洗面器、水栓、タオルバーといったバスルームアクセサリーを幅広いバリエーションのなかから、自分の空間に合った、こだわりの品をお選びいただくということが多いです。
リラインスに興味を持った人はどうすればいいですか?

-なるほど。ありがとうございます。
それでは、リラインスのバスルームアクセサリーにご興味を持った方は一歩踏み出すために、どのようにしたらいいでしょうか?
斉藤様:
まずは当社ショールーム ル・べインにお越しいただくのがよろしいかと思います。
実物を直接見て、さわって、バリエーションの多いなかから、ひとつひとつお選びいただくということが大事に思います。
当社ショールーム「ル・ベイン」は東京(西新宿)と大阪の2箇所ございます。
お近くにお越しの際は、ぜひ実物をご覧いただきたいと思います。
-なるほど。ありがとうございました!
リラインス/東京ショールーム ル・ベインの詳細
住所:東京都新宿区西新宿6-6-3 新宿国際ビル新館1階
電話番号:03-5909-0534
営業時間:10:00-18:00
定休日:日曜・月曜・祝日
リラインス/大阪ショールーム ル・ベインの詳細
住所:大阪府大阪市住之江区南港北2-1-10 ATCビル ITM棟9F
営業時間:10:00-18:00
定休日:水曜日
※リラインス・スタッフは常駐しておりません。
商品に関するお問い合わせは新宿ショールームにお問い合わせください。
取材を終えて:竹内の感想

『日本初のバスルームアクセサリーメーカー』のリラインス社。
特徴とお話された「バリエーションの多さ」はもちろんのこと、上品で美しいデザイン、そして、お値段もほどほどの高いコストパフォーマンスを持っている製品メーカーであると感じます。
リラインス社の名前だけでなく、ドイツの高級水栓金具ブランド・ドンブラハ(Dornbracht)、同じくドイツの洗面器メーカー・アラペ(Alape)、また同じくドイツの陶磁器ブランド・ビレロイ&ボッホ(Villeroy&Boch)といった名前も一般的な知名度で言うと、低いのではないか、と思うのです。
唯一、ビレロイ&ボッホ(Villeroy&Boch)が陶磁器メーカーとして、コーヒーカップ、ソーサーといった日常使いの陶磁器を作っているので、一般的な知名度があるほうだと思いますが、それ以外は低いと思います。
ですが、実際には高級ホテルにはこれらのブランドが多用されています。
ブランドネームは聞いたことがなかったとしても、高級ホテルに宿泊されたときにこれらの製品に触れている可能性は高いのです。
たとえば、リラインス社の取引先には「アマン東京」「アンダーズ東京」「ウェスティンホテルグループ」「グランドハイアット東京」「京王ホテルグループ」「阪急阪神第一ホテルグループ」「コンラッド東京」「ザ・リッツ・カールトン京都」「ザ・リッツ・カールトン東京」「ザ・ペニンシュラホテル東京」「シャングリ・ラホテル東京」「帝国ホテル」「スターウッドホテルグループ」「パレスホテル東京」「フォーシーズンズ東京」「フォーシーズンズ京都」「JRホテルグループ」などなど・・・
超高級ホテル、高級ホテルにはほとんどが納品していそうなイメージです。
まだ、知る人ぞ知るといったバスルームアクセサリーブランドになりますが、僕はこのバスルームアクセサリーにこだわるほうなので、ご興味ある方は竹内までお声掛けください。
色々と熱くお伝えさせていただきます。
※でんホームのお客様は無料。それ以外は有料です(笑)。
取材協力:株式会社リラインス様
https://www.le-bain.com/