でんホーム鳥飼モデルハウスは「でんさんち」と称していますが、基本的には自分たち家族が住む前提で設計・建築されました。
そういうわけで、マイホームを家づくりした経験もあります。
その経験をもとに、実際に家づくりをやってみて、よかったことをまとめてみました。
「経験者が語る家づくりでやってよかったことまとめ」です!


目次
造作カウンター
造作カウンターとは壁から突き出した感じになっているカウンターです(写真の通り)。
造作とは建築でつくっているもので、家具として買ったものではない意味です。工務店・住宅会社が注文住宅の家づくりの一環で、カウンターを造り付けることを指しています。
一言でいえば「便利」。
ちょっとした小物を置くスペースとしてもよし。
本格的にデスクワークするスペースとしてもよし。
何かを飾っておくスペースとしてもよし。
申し分ない機能性があります。
満足度は高いですね。
特にデメリットはないです。
造作カウンターをしないとしても、結局は机を買ったりするので、お金はかかります。造作カウンターであれば、美観もいいですし、機能性も高いので、最初に作っておくことをおすすめします。
個人的なこだわりポイントは造作カウンターの樹種ですね。いい木を使えば、それだけグレード感増します。かっこいいです。
腰高コンセント
もっと作っておけばよかったと思ったのが「腰高コンセント」です。
何かの商品名というわけではなく、コンセントの位置が腰の高さにあるコンセントのことです。
iPhoneやスマホの充電やノートPC、Macbookなどの充電など、昨今は充電をしないといけない機器類が多くあります。そんななか、コンセントは床に近くて、腰を曲げて差し込まないといけないもの・・・
ですが、この「腰高コンセント」なら、腰を曲げることなく、ストレスなくコンセントが使えます。助かります。便利です。
箇所数を2箇所くらいに設定してまして、もっとあれば便利だったな、と思っています。
ただ、デザイン的に見た目がよくないので、あまり箇所数が多くても問題な気がしますので、そこは個々人の価値観でしょうか。とりあえず、一ヵ所あるだけで、iPhone・スマホの充電は便利です。
海外製ビルトイン食洗機(僕はガゲナウ60cm)

やってよかったことのひとつが海外製ビルトイン食洗機の導入です。
僕は「ガゲナウ(Gaggenau)」の60cm幅ビルトイン食器洗い機を選びました。
高級ブランドですし、ドイツ本国と比較してのお得感などなど理由はございまして・・・
とにかく、海外製ビルトイン食洗機なら「ミーレ(Miele)」か「ガゲナウ(Gaggenau)」がポピュラーです。
細かい話ですが、日本国内での海外製ビルトイン食洗機のシェアは圧倒的に「ミーレ(Miele)」です。
何がよいかと言いますと「食器を洗わなくてすむ」快適さです。

僕は家事したくない派なんですが、海外製ビルトイン食洗機に食器を入れて洗剤を入れるくらいは簡単にします。食器洗いたくない派が洗うようになりました。
それは何が違いかと申しますと、ガゲナウがあるかないか、です。
あったほうが断然違います。
ラクです。
僕でもやってしまうくらいラクです。
いや。僕はいやいやな気持ちを押し殺して食器洗いをするのが、海外製ビルトイン食洗機に食器きれいに並べて洗剤入れるだけの手軽さすぎて、思わず「やっていいよ」感が出てしまうくらい手軽です。
夫婦間の喧嘩も減ります。気持ちよく食器洗いができると、夫婦仲も多少は良いほうになるのではないでしょうか。
僕は個人的に昨今のミーレ・ジャパン社取材やオーダーキッチンメーカー取材など多方面への取材もあって詳しいということもありますが、勝手に一ユーザーとしても絶賛しております。
本当はミーレの洗濯乾燥機までほしいのですが、今のところ東芝の製品です。
庭
自分がつくった庭というのもありますが、庭、、、いいですよ。
ふとした瞬間に眺める庭。
冬の景色をぼーっと眺める庭。
夏の緑を眺める庭。
どれも素晴らしいです。
気持ちが落ち着きますね。
でんホーム鳥飼モデルハウスの庭は本当にコンパクトで小さいのですが、それでも奥行き感が出て広く感じられますし、緑のうるおいが感じられます。
小上がり和室
小上がり和室はいいです。
ただ、この小上がり和室は住む人の生活スタイルにもよって合う合わないがあるかな、と思ってます。
僕はゴロンと寝ころぶことができるというのは助かるタイプで、すぐに横になりたいと感じるタイプです。そうなると、洋風で言えば「デイベッド」が必要になります。
デイベッドはデイベッドでいいのですが、そういうスタイルは本質的には洋風であって、和っぽい価値観ではないのではないかと思っています。
日本の伝統的な流れから申しますと、土足文化ではないです。
草履や草鞋、靴を脱いで上がる。
そういう文化圏ですから、タタミに寝ころぶということは至極落ち着く歴史を持っています。
日本人っぽい感覚で、僕は小上がり和室がいいと感じています。
ある意味でベッド。
くつろぎのスペース。
そんな小上がり和室はお気に入りのスペースのひとつです。
まあ、ここで寝たりもしますので、満足度は高いです。
外部収納
外部収納も便利なんです。
具体的に言えば、生ごみとか、燃えるゴミなどのゴミ袋、ゴミ類を家の中ではなく、外に置いておけるというのが最大のメリットです。そのほかではペットボトルやビン、金属等のゴミ類も置いておけます。
そのほかにも、外で使うホウキ、チリトリ、庭仕事グッズなどの外用の道具を置いておくスペースにもなります。あって困ることはないですね。便利に使っています。
ただ、外部収納のデメリットはコスト的に高くつくということです。
普通に建物単価がかかってきますので、建築でつくるとちょっと高いです。かっこよく、オシャレにまとめたいなら、建築で外部収納をつくる。コスパ重視なら、後付の物置を買ってきて置くことがよろしいかと思います。
2階浴室
この2階浴室は狭小地での建築だからこそ、ですね。
広い敷地で注文住宅を建築する場合、2階浴室はそこまでやってよかったにはならないかもしれません。
というのも、でんホーム鳥飼モデルハウスは30坪程度のコンパクトな敷地ですから、普通に水まわりと呼ばれる「洗面化粧台+洗面室+浴室」のスペースをとってしまうと、LDKが狭くなります。
逆に、2階に浴室(水まわり)を持ってくることで、1階LDKがかなり広くなり、快適になりました。
と言っても、とっても広いわけではないので、コンパクトな家にしては広いという意味ですが。
1階を広々したスペースにしたいけど、全体を大きくするほど予算がない・・・という場合には選択肢としてはアリかと。
ケースバイケースでメリットが出てくる話ですね。万人には適用できません。すみません。
掃き出し木製サッシ
掃き出し木製サッシはやっぱりよいですね。
デザイン的な面も大きいですが、一番はピクチャーウインドーというか、スッキリ見た目というか、開放感が違います。
言葉で伝わるかはわかりませんが、解説します。
一般的な注文住宅の窓(サッシ)はアルミ、アルミ複合、樹脂サッシのいずれかです。
アルミ、アルミ複合サッシは比較的窓枠の太さが細いです。
ただ、樹脂サッシは強度の問題もあって、窓枠が太いです。
それは何を意味するかと言いますと「性能が高くなれば、ガラス面積は狭くなる」です。
ガラス面積が狭くなれば、外の景色もあまり見えません。
すっきり感も出ません。
アルミサッシ系で断熱性能が低くなれば、ガラス面積は広くなります。
それでも、掃き出しは引違ですから、真ん中にサッシの枠が重なって、ピクチャーウインドーとはお世辞にも言えません。
一方で木製サッシはお値段は高いですが、性能が高いのに加えて、枠も細いのです。
掃き出し窓を最も美しく、きれいにする方法は「掃き出し木製サッシ」だけだと思います。
実は僕は知っているのですが、YKK APやLIXILなどでも大型掃き出しの片引き窓(サッシ)みたいな製品が販売されていました(今も、一社くらいは販売しているかもしれません)。
ただ、やはり価格が高いことやニーズが意外に少ないということもあって、販売中止、廃盤などになっています。今も売っていたらすみません。でも、売っているかどうかさえ、業界的に話題にならないほど、売れてない窓(サッシ)になります。当然、ショールームに展示などはありません。
そういうわけで、売れてないのかもしれませんが、実物をご覧いただければ、その素晴らしさが伝わるように思います。
庭や眺めがすっごくいい家であればあるほど、外の景色は大切で、それを存分に活かすことのできる窓だと思っています。
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家事に育児に多忙な方、夫婦共働きで毎日多忙な方が注文住宅の家づくりをすすにあたって、家事が楽になったり、時短につながったりする方法についてまとめています。
この記事と重複するのは「海外製ビルトイン食洗機」でしょうか。