- 「リクシル(LIXIL)のトイレが気になる。くわしく知りたい」
- 「リクシル(LIXIL)のトイレの特徴や種類が知りたいです」
この記事ではこのような疑問にお答えします。
リクシル(LIXIL)はトイレなどの衛生陶器メーカーであるINAXがトステムら住宅建材メーカーと統合してできた会社です。グローエ(GROHE)といったドイツ企業を買収したりして、グローバルな大企業になっています。
トイレのメーカーとしてはTOTOと並んで二大メーカーです。
リクシルのトイレは、黒ずみがこびりつかないアクアセラミックを採用し、お掃除の手間がグンと省けるようになるなど、高い評価を受けています。今回は、リクシルのトイレの特徴や価格についてご紹介していきましょう。
目次
リクシル(LIXIL/INAX)のトイレの特徴
リクシルの代表的なトイレの機能をいくつかご紹介していきます。汚れを防ぐ機能や除菌機能、節水機能などがあり、トイレの悩みを解決する特徴があります。
汚れを防ぐ「アクアセラミック」
アクアセラミックは、新品時のツルツルが100年続くといわれている新素材を使用しています。陶器は長年使っていると、表面がザラザラして水アカが付きやすく、リング状の黒ずみやくすみの原因となります。
そのうえ、掃除をする際には、トイレブラシでゴシゴシこすって汚れを落としますので、余計に表面がザラザラして汚れが付きやすくなるという悪循環が生まれてしまいますよね。
アクアセラミックは、いつものようにトイレを流すだけで、新品のようにツルツルとして美しいまま100年続くといわれています。落ちにくい汚れも水だけでツルンと落ちると、お掃除の手間が省けて助かりますよね。
プラズマクラスターで除菌
プラズマクラスターといえばシャープ。
カビやウイルスを除菌するとして、空気清浄機やエアコンに搭載されています。そのプラズマクラスター機能で便器のなかを常に清潔に保ってくれるのです。
トイレを使用していないときでも、プラズマクラスターが便器の隅々まで行き渡り、特に気になるお掃除の際に手が届かないところや、ノズルまわりにまで除菌効果を発揮します。
節水
リクシルのトイレは節水効果が高く、タイプによって多少の違いはありますが、大洗浄では4Lから最大6Lまで、小洗浄では3.3Lから5Lの使用などの少ない水でも汚れがよく落ちます。
さらに、便器を少ない水でもよく流れるような最適な形状にすることで、便器内の汚れを勢いよく流すため、効率よく節水できるようになりました。
その他にも、前述のアクアセラミックのおかげで、掃除の回数が減るためさらに節水できます。家族が多いとトイレを使う頻度も増えますので、節水機能はとてもありがたい機能ですね。
商品シリーズと価格
では、ここからはリクシルのトイレのシリーズと、それぞれの価格をみていくことにしましょう。
サティスG・サティスS
リクシルのトイレのなかで、タンクレストイレの代表的なものといえば、サティスシリーズです。便器の背面にタンクがないため、トイレの空間をスッキリと広くみせることができます。
サティスGとサティスSとの違いは、デザインと奥行きです。
サティスGはコロンと角の丸い形状なのに対し、サティスSは少しシャープなデザインとなっています。また、サティスGの奥行きが720ミリなのに対し、サティスSは650ミリと少しコンパクトになっています。
サティスシリーズには、ルームリフレとういう機能があります。これは、便器に搭載されているプラズマクラスターイオンが、設定した時間にフタが自動で開いて拡散され、トイレ室内まで除菌するというもの。便器だけではなく、空間も清潔な空間に生まれ変わります。
また、これまでトイレなどの衛生陶器は、ホワイトや薄いピンクといった清潔感のあるカラーを基本とされてきました。けれども、サティスシリーズには「サティスノーブルレーベル」というブラックとブラウンの2色が追加されています。とてもシックな雰囲気です。
さらに、サティスシリーズには、泡クッションという機能が付いています。トイレの掃除をする際に気になるのが、男性が使用した際の尿の飛沫ですよね……。このサティスの泡クッションは、尿を泡で受け止めるクッションとなり、壁や床へ尿が飛び散るのを防ぐことができるのです。
サティスシリーズは、色やサイズに違いはありますが、基本的な機能は一緒ですので、デザインの好みやトイレの大きさによって選ぶと良いでしょう。サティスシリーズのメーカー希望小売価格は、Gタイプが353,160円から、Sシリーズは301,320円からとなっています。
アメージュZ
アメージュZは、タンク付きトイレですが見た目はとてもコンパクト。
そのうえ「お掃除リフトアップ機能」が付属しており、便座部分に継ぎ目がないため、汚れが拭き取りやすくなっています。また、アメージュZは、大洗浄は5L、小洗浄3.8となっており、お財布と環境に優しい超節水設計となっています。
高機能なトイレは、便座一体型のものが多いなか、アメージュZは好きな温水洗浄便座と組み合わせることが可能です。予算に合わせて選べるのが嬉しいですね。アメージュZのメーカー希望小売価格は、191,700円からとなっています。
リフォレ
リフォレの最大の特徴は、キャビネット(収納庫)が付いていることです。
タンク付きのトイレの悩みは、タンクの後ろの掃除がしにくいことでした。しかしこのリフォレなら、トイレの後ろにキャビネットがありますので、お掃除がしやすく、さらに掃除道具も収納できるのでトイレがスッキリします。
リフォレは、大規模なリフォームを必要とせず便器を交換するだけで、トイレの室内がスッキリと洗練された空間へと簡単に変わります。さらにリフォレはタンク付きトイレですが、キャビネットのなかにタンクが隠れてしまいますので、タンクレストイレのような雰囲気を醸せるというメリットがあります。
リフォレのメーカー希望小売価格は、キャビネットの形状によって違ってきます。I型は252,000円から、L型は383,000円からとなっています。
アステオ
アステオはタンク付きトイレですが、タンクのデザインがとてもスタイリッシュなため、トイレの室内の雰囲気が一変します。さらにこれまでのタンクよりも50ミリもサイズダウンに成功しています。よりトイレ室内が広く感じられるでしょう。
コンパクトな形状とリクシルの最新機能が詰め込まれたアステオは、古いトイレのリフォームにもおすすめです。アステオのメーカー希望小売価格は233,000円からとなっています。
プレアスシリーズ
プレアスには、2種類のタイプがあります。まず、コンパクトなフォルムが特徴のプレアスLSタイプ。そしてもうひとつは、タンクの上に手洗いが付いているプレアスHSタイプです。
どちらもアクアセラミックのおかげで、汚れがツルンと落ちて新品時の白さが長続きします。便器のフチが丸ごとないため、お掃除はサッとひと拭き。
また、前出寸法を720ミリに抑えることで、コンパクトなフォルムに仕上がっています。プレアスシリーズのメーカー希望小売価格は、230,000円からとなっています。
まとめ
リクシルトイレについてまとめてみました。
トイレについてもっと詳しく知りたい場合はこちらの記事もどうぞ。