- 「ガゲナウの食洗機って、実際どうなの?」
- 「海外製食洗機について、詳しく知りたい!」
- 「ミーレと比較されるガゲナウって、実際どう?」
そういう疑問にこの記事ではお答えしていきます。
この記事ではガゲナウ(gaggenau)の食洗機について、詳しくご紹介していきます。
実際に日常使いもしている一ユーザーとして、評判や汚れ落ち(洗い落ち)、体験など、リアルなレビューをしていきます。
目次
ガゲナウ(gaggenau)の食洗機とは?
海外製食洗機で日本トップシェアのミーレ製食洗機の場合、機能などで差がついて製品バリエーションがあります。選ぶ楽しみがあるといったところです。
一方で、ガゲナウ食洗機はどうかと言いますと、45cm食洗機1種類、60cm食洗機1種類と非常にシンプルな商品ラインナップになっています。わかりやすい。
海外製食洗機をおすすめしている理由
海外製食洗機は快適性をアップさせる設備
まず、家づくりの基本として僕が重要だと思っているのは耐震性と快適性です。
耐震性というのは耐震等級3だったり、大地震が来たとしても壊れない家づくりです。快適性は高気密高断熱の家づくりです。夏涼しく冬暖かい家です。そういう耐震性と快適性が満たされた上で、プラスアルファの付加価値として住宅設備だったり、プランだったり、デザインだったりするわけです。
その中で個人的に自分が暮らしてみて、やっぱり入れて良かったと思われる住宅設備のトップクラスにあるのが海外製食洗機というわけです。
海外製食洗機は家づくりの基本たる「快適性」を各段にアップさせてくれる存在なので、おすすめしているんですね。
僕が入れているのはガゲナウというドイツのブランドですけれども、基本的に海外製食洗機のブランドで一番のトップシェアはミーレです。
ミーレ、ガゲナウ、ボッシュ、そしてAEG(エレクトロラックス)、アスコ(ASKO)という会社が日本にて、食洗機を出しています。
ボッシュとガゲナウはメーカー的には同じですけれども、ボッシュという大衆的なブランドと最高級のガゲナウという二つのブランドを持っています。
なので、メーカーとしてはミーレ、AEG、そしてボッシュ、その中にガゲナウも含まれます。そして、アスコ(ASKO)。この4つないし5つのブランドが海外製食洗機としてありますけれども、全体として日本の住宅の海外製食洗機の比率は1割を切っているぐらいでものすごく少ないです。
その中で6割以上のシェアを持っているのがミーレです。その次にガゲナウかと思っています。
ガゲナウ食洗機の外観
このガゲナウの食洗機はビルトイン専用のタイプなので、キッチンにビルトインされる用で作られています。そのため、標準ではモニター部分以外は何もついていません。
基本的にはキッチンの面材(扉材)と同材でキッチンと一体感・統一感のあるかたちで、面材を取り付けられることになります。
オプションでステンレス面材になります。
僕のでんホーム鳥飼モデルハウスにありますガゲナウ60cm食洗機は造作して取り付けていますので、オプションの正規品ステンレス面材を取付しています。
フロントドアに操作スイッチ類がまとまっています
食洗機のドアを閉めた状態では非常にスッキリとシンプルになっています。
では、実際の操作はどうすればいいのか、と言いますと、ドアを開けて操作します。
洗剤もドアを開けて入れます。
洗浄モードは自動モードで3種類。温度が違います。最大75度の温度まで上昇するモードが一番強力っぽいです。
あとは色々とこまごましたモードがあるみたいですが、正直使ったことがありません。
具体的な使い方
具体的な使い方はかなりシンプルで食洗機用洗剤を入れるところに食洗機用洗剤(フィニッシュ)入れて、閉めて、ボタンをピッと。モードを選んで、オートの中で温度設定ぐらいを押してスタートボタン押す。あとは閉めるだけでオンになります。
一ヘビーユーザーとして、ほぼオートモードで温度最大のやつしか使ってないです。
ガゲナウ食洗機の各バスケットをじっくりチェック
ガゲナウ食洗機は超高級ブランドでございまして、その真価はドアを開けてわかるのでございます。
一目でわかる人にはわかるのですが、バスケットのフレームが太いです。しっかりと重厚感があり、また、高級感のあるつくりになっています。
加えて、ポイントは「すべてのバスケットがレール付き」というところです。
同じ海外製食洗機でも、一番上のカトラリーバスケット、真ん中のバスケットまではレールでしっかり移動させることができるというものが多いですが、実は三段目の一番下のバスケットはレールではなく、車輪のついたもの、というのが多いです。
ガゲナウ食洗機の場合、三段目もレールでしっかり移動できます。
最上部のカトラリートレイ・バスケット
最上部のカトラリートレイ・バスケットはカトラリーということで、フォーク、ナイフ、スプーンといったものがメインになるスペースです。
それなりに活用しております。
スプーンやフォークもよく使うので、便利ですね。
二段目(中間)のバスケット
二段目のバスケットはメインで使う、食器類を入れるバスケットになります。
ここが一番ヘビーに使用するスペースになります。
コーヒーカップ、マグカップ、ソーサー、お皿、お椀、コップ、、、などなど何でも入れるようなイメージです。
最下部・三段目のバスケット
一番下のバスケットは基本的に大きなサイズのものを入れる用になっています。
ボウルとか、お鍋とか、丼などの大きめサイズの洗い物が適しています。
排水フィルター
「海外製食洗機のお手入れはどうするの?」と思われた方、大丈夫です。
この排水フィルターがおおむね、汚れものを拾ってくれます。
とは言っても、そこまで汚れてないような気がします。
細かいですが、、、LED照明がついてます
他メーカーの機種にはなかったりしますが、ガゲナウ食洗機には庫内にLED照明がついてます。明るいです。
ガゲナウ食洗機をリアルに使っている人が疑問にお答え(Q&A)
ここでは、リアルに使っている僕がよくある疑問・ご質問にお答えしていきます。
汚れは落ちるの?きれいになるの?
実際のところ「汚れは落ちるの?きれいになるの?」という疑問がおありかと思います。
基本的には前に申し上げた通りで、きれいになりますし、ガゲナウもミーレも基本的にはそこまで変わりません。日本製と海外製の違いは何かというと、手洗いから解放されます。
固形のものは生ごみとしてビニール袋とかに入れる必要がありますけれども、べったりついたカレー鍋はそのまま入れられます。フライパンで焦げ付いたものもそのまま入れられます。白米を食べた後にちょっとご飯粒が付いていてもそのまま入れられます。それできれいに洗い流せます。
一つだけ国産の食洗機と違うところがありまして、それは何かと言ったら、余熱乾燥で乾燥機能がないのです。
最終的に75度ぐらいの高温になって、そのまま蒸気という形で水滴が最終的に付くわけです。コップの底とかに水滴が付くので、それをキッチンペーパーないしタオルやふきんで拭かれて食器棚に入れるという一手間が増えます。国産の場合はドライヤーが入っていますので、食器乾燥機という機能がありますから、乾燥されたものを食器棚に入れるだけになります。そこは違いますね。
ただ、洗い上がりは全然違います。
国産の食洗機は予洗いという形で事前に自分で洗っておかないといけないのですけれども、海外製食洗機の場合は洗わずに、汚れたままで食洗機の中に入れていただいて洗うことによって手洗いから解放されるのです。
静粛性は?静かなの?
静粛性についてなのですが、「かなり静か」です。
周囲が全くの無音であれば、多少音がするので(洗っている段階にもよりますが)気になるかもしれません。
ただ、何か音のすることをしていたり、人と会話していたりすると、話し声などの音でかき消されて、気にならないです。
率直に言って、ガゲナウは超高級ブランドのポジションなので、そういう静粛性みたいなところは重要視しているのではないでしょうか。かなり静かです。
洗剤は何を使えばいいの?
ミーレの食洗機の場合、ミーレ正規品の洗剤・リンスがあります。
お値段が高く、日常使いとしてはなかなか厳しいです。
一方で、ガゲナウ食洗機では洗剤は「フィニッシュ・食洗機用洗剤」を使用しています。
ピッカピカになります。
お値段もそんなにしないですし、どこにでも売っているので調達も簡単です。
価格・お値段
「じゃあ、ガゲナウの食洗機がいいのはわかったけど、価格はいくらぐらいなの?」
そう思われた方もいらっしゃるかと思います。
ここでは、ガゲナウ食洗機の価格・お値段についてご紹介します。
60cm幅のGAGGENAU (ガゲナウ) 食器洗い機(DI250-461)
60cm幅のGAGGENAU (ガゲナウ) 食器洗い機(DI250-461)は一種類だけです。
価格は488,000円(税別)となります。
実際には送料、取り付け施工費などが加わってきますので、ガゲナウ食洗機を導入する費用としてはなかなかお高い金額となります。
45cm幅のGAGGENAU (ガゲナウ) 食器洗い機(DI250-441)
45cm幅のGAGGENAU (ガゲナウ) 食器洗い機(DI250-441)も一種類だけです。
価格は348,000円(税別)となります。
45cm幅でも、60cm幅でも、送料もかかりますし、取り付け施工費もかかります。キッチンにビルトインするタイプですから、キッチンメーカーとのやりとりも増えます。そういう意味で、海外製食洗機は高級品と言えます。
ガゲナウ食洗機を実際に使ってみての感想
実際に使ってみての感想は『これなしでは生きられない』です。
まあ、なくても別に生きていけるとは思いますけれども、生活が非常に不便になります。ガゲナウの食洗機があれば、手洗いせずにすみます。皿洗いから解放されます。
僕は皿洗いとか、嫌です。洗いません。
でも、洗わないわけにはいかない。
ガゲナウ食洗機があれば、洗わずにすみます。素晴らしい。そういう商品。
マストアイテム。必需品。
これを買わない理由がわからない。
ガゲナウの食洗機でなくてもいいです。ミーレの食洗機でもいいです。ガゲナウかミーレの食洗機は必須。
それだけ熱いです。LOVEです。
国産食洗機と違って予備洗いがいらない
日本の国産食洗機メーカーが出す食洗機は注文住宅業界でのシェアは圧倒的です。わかりやすく言えば、「家を建てたら、パナソニックの食洗機(リンナイの食洗機、三菱の食洗機、、、)が入っている」みたいな感じです。
ただ、ガゲナウ食洗機を代表とする海外製食洗機と国産食洗機の差は「洗浄力」かなと思います。
確かに価格は高いです。国産の数倍はします。
ただ汚れが落ちます。
汚れが落ちるかどうかで言えば、価格と同じぐらいの差があるのではないかと思うくらいです。
国産メーカーが悪いわけではないです。
ヨーロッパメーカーの食洗機は、純粋に食器を洗うという機能を強く求められているからそうなっています。
国産メーカーは食器乾燥という乾燥させるという機能を日本人が強く求めているからそうなってます。
カレーを作った後のカレー鍋こびりつきでも、そのままで洗えて、汚れが落ちてピッカピカです。食器も油でベトベトだったり、ご飯粒がこびりついていても汚れが落ちてピッカピカです。
短く言えば、国産食洗機と違って予備洗いがいらないです。
食洗機のサイズが45cm幅ではなく、60cm幅を選ぶことができる
日本の国産食洗機だと、45cm幅くらいしか選択肢はありません。45cmで深型か、浅型か、の違いになります。
これが海外製食洗機だと幅60cmの食洗機を選ぶことができます。物理的に幅だけで25%増。空間的には計算してないですけれども、ものすごいパーセンテージが増えるかなと思います。
この容量の大きさっていうのは非常に大きなメリットです。
一度に夕食の食器が一発で洗える。朝と晩の食事でつかった食器が一回で洗える。
手洗いから解放されるそういう凄いメリットがあります。
時間の短縮になる
手洗いは20分とか30分、長い方だと1時間かけてる方もいらっしゃいます。
その手洗いから解放されるということは、自分の時給を考えてみても分かるかと思うんですが、お金を生んでるみたいなものです。
時間の短縮になって、削減された時間を使って有意義に人生を送ることができます。
国産の食洗機だと結局、手洗いをしないといけません。ガゲナウやミーレの食洗機ではそうではないです。手洗いから解放されます。時間の短縮です。
コストパフォーマンスが高い便利家電でおすすめ!
ここまで詳しく解説してきましたが、純粋に手洗いから解放されます。
僕自身は手洗いをしたくないです。
純粋にコップを洗いたくない、皿を洗いたくない、鍋を洗いたくない、そういう気持ちで手洗いを機械に外注化したかったのです。実際に使ってみて外注ができています。
なので、個人的には手洗いから解放されるという形でお金をこちらに支払っているというわけです。国産の食洗機よりはまあまあ高いのですけれども、最終的に自分の人件費と時間とストレスからの解放という形を取ればペイしますので元は取れます。
なので、個人的にはガゲナウの食洗機を入れて大満足でしたし、あなた様も入れられたらご満足いただけるかと思います。
ガゲナウの食洗機でなくても、ミーレの食洗機を入れられたお客様も同じようにご満足されていらっしゃいます。
基本的には国産の食洗機と海外製食洗機の違いは非常にありますけれども、同じ海外製食洗機だったら、原理的には基本的に同じですし、劇的な差はないです。一番重要なのは国産なのか海外製なのかです。
個人的には海外製食洗機推しなので、ミーレかガゲナウかボッシュかAEGかアスコとかがありますけれども、海外製食洗機ブランドのものを入れられるほうが家事やライフスタイルのプラスになるかと思います。
ミーレとガゲナウの食洗機、どちらがいい?比較
海外製食洗機の導入を検討される方の場合、多くはトップシェアのミーレ食洗機を選ばれる場合が多いですが、2大ブランドですから、ガゲナウも比較対象になることが多いです。
ミーレもガゲナウも、どちらもドイツの家電メーカーで一流ブランドです。現地でのイメージとしては、ガゲナウが超一流ブランド的なポジションかな、と思います。
最終的にはいくつかの判断基準を経て選ばれることになります。
そもそも前提として、ミーレの食洗機もガゲナウの食洗機も、洗浄力や消費電力、騒音といった性能についてはほとんど変わらないです。
正直なところ、機能的にガゲナウのほうが洗浄力に関しては若干上かと思いますけれども、ミーレもガゲナウもそこまで洗浄力に劇的な差があるわけではないです。
国産食洗機と海外製食洗機だったら洗浄力にかなりの大きな差、容量にかなりの大きな差がありますけれども、海外食洗機というカテゴリの中ではそんなに差はないです。
また、容量も60cmを選べば同じくらいの庫内容量になります。大体、国産の食洗機は45㎝です。15㎝小さい。しかも、日本の食洗機は乾燥機能が含まれますので庫内容量が少ないのです。
もちろん、細かいところは確かに異なります。たとえば、バスケットのフレームの太さや、庫内灯の有り・なし、ステンレスフェイスのフェイス部分、そういったところは細かいことになるので、そこは趣味や嗜好によって異なるかと思います。
そういうのを含めて、大雑把に言えば劇的な差はありません。
ガゲナウ食洗機の関連記事
以下は海外製食洗機についての関連記事です。
ミーレの食洗機はどうか?
海外製食洗機の中で、ガゲナウの食洗機はマイナーな存在です。超高級でブランド品なので、かなりいいんですが、日本における海外製食洗機のシェアでナンバーワンはミーレの食洗機です。
ミーレの食洗機も記事にまとめていますので、ご興味あればご覧ください。
海外製食洗機を比較してみました
ガゲナウ、ミーレ、AEG。これらが海外製食洗機では有名な三社になります。
この三社の食洗機を実際に運転して比較してみました。