ボッシュ(BOSCH)の食洗機の特徴や種類について紹介!

ボッシュの食洗機
  • 「ボッシュ(BOSCH)の食洗機について詳しく知りたい」
  • 「海外製食洗機で、ボッシュ(BOSCH)というメーカーを知ったけど、どういうものかな?」

この記事ではこのような疑問にお答えします。
今回はボッシュ(BOSCH)の食洗機の特徴や種類についてご紹介します。

目次

「ボッシュ(BOSCH)」とは?


ボッシュ(BOSCH)は自動車部品と電動工具でメジャーなグローバルカンパニーです。売上高は約10兆円ということで、超のつく大企業です。

電動工具メーカーとして成長し、1933年に家電市場へ進出しました。その後、食洗機や冷蔵庫・掃除機・オーブンなどの製品を開発しています。

ボッシュはデザインがユニークで、実用性が高い商品を作っていることが特徴です。欧米などを中心に、約47ヶ国で販売しています。

家電はBSH Home Appliances

それで「ボッシュ(BOSCH)」と名前のつく家電製品はBSH Home Appliances名義で製造販売されます。

BSH Home Appliancesはヨーロッパ最大の家電製品メーカーです。売上高は約1.5兆円。大企業ですね。

1967年にドイツのロバート・ボッシュ社とジーメンス社が合弁で設立された会社です。ボッシュ・ジーメンスでBSですね。ボッシュ社がジーメンス社の株を買い取ったようなので、現在はボッシュ社子会社です。

ガゲナウ食洗機とボッシュ食洗機は同じ工場で製造

BSH Home Appliancesのブランドの一つがボッシュ(BOSCH)であり、ガゲナウ(Gaggenau)です。

ガゲナウは超高級のハイエンド家電製品としてのブランド。
ボッシュは比較的アッパーミドル向けの家電製品ブランドとして位置付けられています。

gaggenau

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ただ、実際には同じ工場で製造されていますので、細かいところでグレードの違いはありますし、よくよく見れば、やはり高級な方がいいものなのですが、大雑把な目線で見れば同じような製品になっています。

特にドアを開けて中を見たときは似たような印象を受けるかと。

ボッシュの食洗機の特徴


ここからはボッシュの食洗機の特徴についてまとめていきます。

水や電気を節約できる


ボッシュの食洗機の特徴は、水や電気を節約できることです。

朝と昼は予備洗浄をし、夕食後にまとめて洗浄できます。

よって、1日1回で綺麗に洗えるため、水道代や電気代の節約になるでしょう。また、短時間で洗浄水を温め、スプレーアームで散水することも特徴です。

スプレーアームから霧状の水を散水して、少ない洗浄水でもしっかりと汚れを落とせます。ポンプやフィルターを使って洗浄水を再び循環させることもでき、水を使い過ぎることもありません。

アクアセンサー・ロードセンサーで最適化

内部には2つのセンサーがあります。

食器や調理器具の汚れ具合をセンサーで感知して、水量、水温、すすぎ時間を自動で調節する「アクアセンサー」。

洗浄水と給水量のバランスが計測できる機能「ロードセンサー」。

これらによって、水量や電気などを最適化されます。エコです。

安全性と快適性がある


ボッシュの食洗機には高温除菌モードがついていて、約70℃の洗浄水ですすいでいるため衛生的です。皿だけでなく、哺乳瓶やまな板なども使用できます。

また、庫内のクリーニングをする「マシンケア機能」もあり、常に衛生的に保つことが可能です。

静か。運転音は図書館と同レベル

ボッシュの食洗機は静音性が高く、振動もありません。

運転音のレベルは図書館と同じぐらいとされています。

食洗機の運転音の検査では、幅60cmモデルで約42dB、幅45cmモデルでは約44dBでした。

安全性

チャイルドロックとして、運転中はドアロックがかかり、事故を未然に防ぎます。

加えて、使用中に漏水が発生した場合、速やかに水の供給を遮断します。

ゼオライト・ドライ


「ゼオライト・ドライ」とは、ボッシュ独自の乾燥技術のことです。

ゼオライトという鉱物は、湿気を吸収すると、熱が出る特性を持ちます。このゼオライトを利用し、効率的に乾燥させます。

乾燥する時は、庫内や食器から出る湿気を吸収して、食器を乾かしています。ゼオライトは交換と補充をする必要がありません。

ボッシュの食洗機の種類・価格


ボッシュの食洗機は幅で種類が分かれ「60cmモデル」「45cmモデル」があります。

幅で大きく分かれまして、そこからの分岐は「ゼオライト・ドライ」の有無、ドア面材が全面か部分か、の違いみたいです。

45cmビルトイン食洗機(SPI46MS006)

ボッシュの食洗機の中で一番安いのがこの45cmビルトイン食洗機「SPI46MS006」。
ゼオライト・ドライではなく、余熱乾燥方式になりますが、正直、これでも十分なくらいだと思います。
洗浄容量としては8人分。食器点数は62点ということで、まあまあ入りますね。

価格

価格は一番安いので、220,000円(税別)。安い。

ただ、これに設置費用やドア面材の処理などがかかりますので、これだけで導入できるわけではないのでご注意ください。

45cmビルトイン食洗機(SPI66MS006)

次が同じく45cmビルトイン食洗機「SPI66MS006」。
ゼオライト・ドライという乾燥機能がついています。

サイズが同じなので、洗浄容量としては8人分。食器点数は62点。

価格

お値段は少し上がって270,000円(税別)。

60cmビルトイン食洗機(SMI69N75JP)

60cmモデルのビルトイン食洗機「SMI69N75JP」。

60cmモデルには標準的にゼオライト・ドライがついてきます。
ドア面材を取り付ける必要のある食洗機になります。

洗浄容量は12人分。食器点数は84点。45cmモデルと比較しても、かなり容量が増えます。

価格

気になる価格は340,000円(税別)です。
やはりガゲナウと比較すると安いですね。

60cmビルトイン食洗機(SMV65N70JP)

最後が60cmモデルのビルトイン食洗機「SMV65N70JP」。
フル面材取り付け専用機ということで、ドアを閉めた状態だと、コントロールパネルが見えないなど、すっきりしていておしゃれ。

引き出した上にコントロールパネルがあります。
運転状況は足元のライトでわかります。

価格

お値段は330,000円(税別)。
コントロールパネルが意外にコストがかかっているのでしょう。お値段は1万円下がりました。

基本的な機能は60cmモデル間ではあまりなさそうです。

ボッシュの食洗機に触れてみて

これまで数々の海外製食洗機に触れてきて、お客様宅にも推薦して導入してきまして、また、実家にAEG食洗機、モデルハウスにガゲナウ食洗機を所有しております編集長・竹内です。

そんな僕がボッシュの食洗機に触れてみて感じたことをまとめてみます。

フレームが太く、重厚感がある

ガゲナウの食洗機と同じ工場で製造しているということで、共通しているところも多々あります。
その中でも、ガゲナウと同じく、食洗機内部のトレーのフレームが太く、重厚感があります。

トレーのレールがローラーで弱い


これはネガティブなポイントになるのですが、ボッシュの食洗機のトレーはほぼローラーで移動させることになります。

これがガゲナウの場合はレールがありまして、スムーズに出し入れできます。引き出す力が少なくて済むわけです。

ただ、ボッシュの場合はローラーなので、力がいりますね。
コストダウンの部分だとは思います。
あくまでガゲナウは高級ブランドですので。

操作部のスイッチ感が微妙


価格的に確かに安いので、仕方がないのですが、操作部のスイッチ感が気になりました。
正面に見えるところで、このスイッチ感が出てると、見た目に影響を与えるので、デザイン的に微妙になります。
フル面材仕様の60cmモデルの場合は閉めた状態だと、見た目に影響ないので、好ましいかな、と。

価格が安いのは強力!

色々とネガティブなポイントもお伝えしたのですが、それでも価格は安いです。
ガゲナウの食洗機と比較しますと、15万円くらい安いですね。

価格が安いということは、それだけで魅力になりますから、いくつかのネガティブポイントありましたけれども、価格が重要な選択の要因になる方にとっては魅力的な商品ですね!

まとめ

今回は「ボッシュ(BOSCH)の食洗機の特徴や種類」についてお伝えしました。

短くまとめると・・・

ボッシュの食洗機

ABOUTこの記事をかいた人

でんホーム株式会社 取締役・編集長。設計に口出し、現場を管理し、記事にも口出しする何でも屋さん。油山幼稚園→堤小→長尾中→福岡中央高→九州大学経済学部卒。2人の娘を持つ。【趣味】読書