- 「オーダーキッチンとはどういうものですか?」
- 「自分だけのオリジナルキッチンがつくりたいのですが」
- 「オーダーキッチンという、自由度の高いキッチンができると聞いたのですが」
- 「ミーレの食洗機入れたいです」
この記事ではこのような疑問にお答えします。
今回はオーダーキッチンの特徴や価格、選び方、実例、メーカーのリスト、ポイントなどをご紹介していきます。
目次
オーダーキッチンとは?その特徴
オーダーキッチンとは名前の通り、「オーダー(注文)」に応じて、素材、天板の種類、シンク、コンロ、水栓金具(蛇口)、収納の位置・サイズ、そもそものキッチンのサイズなど自由に注文でき、自分だけのオリジナルキッチンをつくることができるものです。
個人的に熱烈に愛用している「ガゲナウ(Gaggenau)の食洗機」や「ミーレ(Miele)の食洗機」といった海外製食洗機をキッチンにビルトインしたい場合、一般的なシステムキッチンメーカーでも対応できるところも増えてきていますが、多くはオーダーキッチンメーカーに依頼されたり、造作(オーダーメイド)でキッチンを作りこむことがよく見られます。
システムキッチンとの違い
一般的なシステムキッチンとの違いは「どこまでオーダー(注文)に答えられるか?」になります。
システムキッチンは既存の規格、一定の規格に沿って作られます。
素材の選択肢も限られますし、サイズも限られます。
また、シンク、コンロ、水栓金具(蛇口)といったものも選択肢が限られます。
ですから、「あれにしたい!」「これにしたい!」というような一般的でない選択肢を多く選びたい方にとってはシステムキッチンではちょっともの足りないということになります。そこで、オーダーキッチンということになります。
反対に「キッチンにそこまでこだわりはないです」という、あまり注文のない方であれば、システムキッチンで十分と言えます。
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システムキッチンについて、もっと詳しく知りたいという方はこちらの記事をご参照ください。
オーダーキッチンなら、海外製食洗機を検討してみては?
海外製食洗機(ミーレ、ガゲナウなど)について詳しく記事にまとめています。
オーダーキッチンの価格はどれくらい?
オーダーキッチンの価格なのですが、全体としてはシステムキッチンより高いです。
価格が高い理由なのですが、部材そのもののグレードによる価格もあるのですが、最も大きな要因は「オーダー(注文)を受けて対応するサービス費」がかかってくるからです。
ひとつひとつ異なる内容、それぞれがそれなりに特殊な素材、部材、レイアウト、サイズ、高さをしているものを個々で対応すること。
そういうオーダー(注文)を受けて対応するサービス費、つまりは人件費がかかります。
人件費がそのまま価格に反映されないと成立しませんから、オーダーキッチンの価格は必然的に高くなってしまうわけです。
具体的な価格の話になりますと、本当に「ピンからキリまで」ということで、なかなかはっきりと伝えることはできないのですが、僕(編集長)が取材に行ったオーダーキッチンメーカー大手(キッチンハウスとクチーナ)ではそれぞれこのようにご回答いただいております!
「価格はおいくらくらい?」by キッチンハウス
基本的にはお客様のご要望などをベースに決まりますので、一概に価格はいくらぐらいと申し上げることはできません。
ただ、お客様にはよく言われることなのですが「キッチンハウスは400万円、500万円のキッチンしか売ってないんじゃないの?」ということをよく聞きます。
ただ、その点については訂正させていただきたいと考えています。
もちろん、私どものキッチンではお客様のご要望に合わせてご提案も変わりますので、300万円、400万円、500万円といったキッチンも多くございます。
なかには1,000万円を超えるキッチンをご注文いただくケースもございます。
ただ、100万円台や200万円台といったキッチンもまた、多くご提供させていただいていることも事実なのです。
バックセット(背面の食器棚)やテーブルなどを含めていきますと、金額は増加してしまいますが、キッチン単体であれば、100万円台後半から200万円台といった金額のキッチンも多数ご提供させていただいております。
取材記事はこちら
>>キッチンハウスは他のキッチンメーカーとどう違うのか?特徴、強みは?価格は?評判は?
「価格はおいくらくらい?」by クチーナ
クチーナ(CUCINA)キッチンの価格はオーダーキッチンメーカーの相場並みといったところです。
オーダーキッチンの場合、率直に言って、どんな仕様(扉材、天板)で、どんな設備を入れるかによって価格は大きく変わります。
キッチン設備とは具体的には、加熱機器(ガス、IHなどのコンロ)、食器洗浄機、レンジフードといったものです。
価格的にこれらはピンキリでして、ひとつで100万円だったりするものもあります。
取材記事はこちら
>>クチーナ(CUCINA)キッチンはどんなものなのか?特徴は?価格は?評判は?
オーダーキッチンの選び方をまとめました
「オーダーキッチンがほしいな・・・」「うちのキッチンはオーダーキッチンにしよう!」と思われたときに気になること、『オーダーキッチンの選び方』をご説明します。
まず、一通りキッチンショールームを巡ってみる
一番最初にすべきことは「一通りキッチンショールームを巡ってみる」ということです。
じっくり見て、何かを決める、ということではなく、一通りショールームを見て「オーダーキッチンはどのようなものか」という感覚を掴むということが大事です。
このことがなぜ、大事なのかと申しますと、「お客様の趣味・嗜好・感性によって、最適なオーダーキッチンメーカーは変わるから」です。
そもそもオーダーキッチンとは、自由にキッチンのサイズや高さ、表面材や天板、水栓などが選べるキッチンのことです。
お値段は張りますが、自由度が高く、こだわりキッチンを作るには適しています。
また、僕の好きな海外製食洗機「ガゲナウ」や「ミーレ」「AEG」といったブランドの海外製食洗機をキッチンに入れたい場合はどうしても、オーダーキッチンメーカーに依頼するという流れになります。
パナソニックのキッチンやリクシルのキッチン、トクラスといったシステムキッチンメーカーでも海外製食洗機ができるという話も聞くのですけれども、僕が聞き込みした限りではメーカー側の知識がなく、経験がないので、トラブルの元になりかねないと感じます。やったことないメーカーではあまりされないことをオススメしますね。
余談ですが、単に海外製食洗機を導入されたいというだけであれば、必ずしもオーダーキッチンではなくても大丈夫な場合があります。
デザイン、趣味、選択肢が許容できるのであれば、トーヨーキッチンやGRAFTEKT(グラフテクト・キッチンハウスのサブブランド)でもミーレの食洗機やガゲナウ食洗機を採用できます。
メーカーの得意分野と自分の好みがフィットしたところを選ぶ
それで重要なことは「それぞれのメーカーの得意分野というものがあって、そこにフィットしたメーカーを選ぶべき」という考えが僕の主張です。
各メーカーの得意ワザを一通り見て、どこが自分に合っているか?
趣味・嗜好・感性。
それが大事なんです!
得意ワザ以外は、オーダーキッチンメーカーといえど、なかなか似たようなものなんですね。
なぜかと申しますとキッチンだからです。
シンクがあって、加熱機器があって、水栓があって、食洗機があって、引き出しがある。
同じなんです。
本質的には。
各パーツのメーカーも似てしまうんです。
レンジフードはアリアフィーナ。
加熱機器は日立、ハーマンとか。
水栓はグローエかハンスグローエ、ドンブラハ(Dornbracht)とか。
食洗機はリンナイ、パナソニック、海外製。
メーカーは限られています。
なので、得意ワザが重要なんです。
軽くまとめますと、
そんな感じです。
海外製食洗機入れたいなら、どこかのオーダーキッチンメーカー、ないしはオリジナル造作。
コストパフォーマンス、機能性だけならば、一般的なキッチン。
そういう選び方ですね。
同じ木の表面材を使っていても、細かいデザインが違うんですね。
あるメーカーはちょっと野暮ったいデザイン。
あるメーカーはきれいにまとめられたデザイン。
あるメーカーは洗練されたデザイン。
なので、感性やセンスもフィットするかどうかがあるんですね。
大事なのは一通りショールーム巡りしてみて、ご自分の感性に響くものを見つけることです。
代表的なオーダーキッチンメーカー
次にご紹介するのは代表的なオーダーキッチンメーカーです。
オーダーキッチンにご興味をお持ちになりましたら、とりあえずこれらのショールームは一度は一通りご覧になられることをおすすめします。
キッチンハウス
クチーナ
アムスタイル
リブレ(LIBRE)キッチン
オーダーキッチンの実例
ここではオーダーキッチンの実例をご紹介します。
キッチンハウスのキッチン施工例(でんホームN様邸)
二列型(Ⅱ型)のキッチンで、アイランドキッチン部分もあります。
食洗機はミーレの60cm食洗機を導入いただきました。
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