デクトンとは?特徴や違いなど解説!

デクトンとは、特徴や違いとは

目次

デクトンとはセラミックをベースにした新素材

デクトンとはセラミックをベースにした新素材でコセンティーノ社が開発したブランドです。

デクトンという素材はスペインに本社をおくコセンティーノが開発した新素材で、デクトンは別命ウルトラセラミックと呼ばれています。

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2020年8月2日

デクトンを知るためには、まずセラミックを知る必要があります。

セラミックという素材の特徴

セラミックというのは珪石そしてガラスといったものが混ざり合った土を水で溶かして粘土にし、それを1000度以上の高温を使って焼き上げた焼結体です。

材質が粘土なので好きな形に成型できることから、一般的には陶磁器として料理を盛りつけるときのお皿や花瓶などに用いられます。

セラミックは絶縁体のガラスや金属も含まれているため、お皿や花瓶に使われるだけでなくスマートフォンの外枠や歯の治療そして飛行機の部品に利用されるなど多岐に渡って社会に役に立っています。もちろん好きな形に成型出来る利点を利用して、キッチンにも用いられているのです。

セラミックをキッチンに使うメリット

セラミックをキッチンに利用するメリットは、石や土だけでなく珪石そしてガラスといった物質も高熱によって溶かされることで一種の膜のような状態になって組織を包んでいます。

そのためセラミックは耐熱性が強く、100度以上の高温の火を使うキッチンでは安全面で高い効果を発揮します。さらに珪石そしてガラスが薄い膜になって組織を包み込むことで水を通さないので、キッチン周りはカビが生えやすいですが水を通さないのでカビの浸食を許さないです。

セラミックをキッチンに使うデメリット

そのためキッチンにセラミックを使うのはとても良いことなのですが、決して弱点が無いわけではないです。

セラミックは陶器なので、どうしても衝撃に弱い性質があります。

そのため震度5以上の地震が起きると、セラミックが大きい震動の揺れに対応できずに割れてしまう恐れがあります。

さらに耐熱性に優れているのですが熱衝撃に弱い性質があり、珪石そしてガラスは急激な温度変化に弱いため高温の火で炙られた後に冷たい水をかけられてしまうと対応できずに同じく割れてしまうのです。

さらに天然の土から作られているので、どうしても余分な成分が入り込んでしまいます。

その余分な成分に長い間太陽の紫外線が当たってしまうと、その成分が変異してセラミックの強度が弱くなってしまうという性質もあるのです。

デクトン

セラミックの基本知識とメリットとデメリットが分かったうえで、デクトンというのはこのデメリットを解消するために作られたものです。

セラミックとの違いは、先に言ったとおりにセラミックは珪石そしてガラスが含まれた土を採取し水に溶かして粘土にした後に1000度以上の高温で熱して作ります。

デクトンの場合は自然界から珪石そしてガラスが含まれた土を採取するのではなく、セラミックに含まれている成分を個別に分析して人工的に生成して出来たのがデクトンです。

デクトンは見た目はセラミックのままなのですが、人工的にセラミックに使われる成分を作り上げているので余分な成分が入っていないです。

そのためセラミック自体の耐熱性や防カビ性の機能をそのままに、弱点だった熱衝撃への強化だけでなく紫外線に対する防御力も備わっています。

さらに人工的に鉱石の成分も加えることによって、キッチンで使う時に包丁などで擦ってもひっかき傷ができないのでまな板を用意する必要もないです。

これらの利点からデクトンを使ったキッチンは安全性能が高いです。

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