- 「人工大理石のキッチンに興味があります。詳しく知りたい」
- 「人工大理石(人造大理石)のキッチンをすすめられました。どういうものですか?」
- 「人工大理石キッチンのメリットやデメリットを知りたい」
この記事ではこのような疑問にお答えします。
今回の記事では「人工大理石(人造大理石)のキッチンの特徴やメリット、デメリット」についてお伝えします!
目次
人工大理石(人造大理石)のキッチンとは?
人工大理石のキッチンとはその名の通り、天板に人工の大理石を用いたキッチンのことを指します。
人工大理石(人造大理石)という名前ですが、原材料は樹脂(プラスチック)になります。主成分としてはアクリル樹脂やポリエステル樹脂があります。
樹脂ならではのよさもありますが、悪い部分もありますね。
メリット・デメリットで後述いたします。
人工大理石のキッチンで有名なメーカーは「トクラス」
ちなみに人工大理石(人造大理石)をキッチン天板に使ったシステムキッチンで有名なシステムキッチンメーカーは「トクラス」になります。
トクラスは自社で人工大理石の開発・製造をしています。ヨットを製造する際のFRP(繊維強化プラスチック)の技術が活きています。プラスチック加工技術のレベルが高いのですね。
他のシステムキッチンメーカーでも人工大理石(人造大理石)をキッチン天板にしているメーカーは多いです。基本的には開発・製造はしておらず、人工大理石(人造大理石)メーカーの製品を使っています。
具体的に述べますと「デュポン・コーリアン」という人工大理石(人造大理石)が最もブランド力もあり、信頼性が高く、美しいですね。
似たような素材「クオーツストーン」「セラミックトップ」
キッチンの天板でよく用いられる素材で、人工大理石(人造大理石)に似たような素材に「クオーツストーン(エンジニアリングストーン)」や「セラミックトップ」があります。
クオーツストーンは水晶(クオーツ)の天然石を粉砕したものが93%以上用いて、樹脂で固めたものになります。
クオーツストーンのキッチン天板をよく使っているシステムキッチンメーカーは基本はオーダーキッチンメーカーになるのですが、オーダーキッチンメーカー以外ですと、タカラスタンダードが有名です。
セラミックトップ(天板)は焼き物のように高熱で成形されるセラミックを素材にしたワークトップ(天板)のことです。
セラミックトップについても、オーダーキッチンメーカーが多用しているのですが、大手システムキッチンメーカーのなかでセラミックトップ推しなのが「リクシル(LIXIL)」になります。
リクシルのキッチンのなかで最上位グレードの「リシェルSI」はセラミックのキッチン天板をウリにしています。
人工大理石キッチンのメリット
それでは人工大理石のキッチンのメリットから見ていきます。
カラーバリエーション(色)が豊富
人工大理石はプラスチック素材なので、カラーバリエーション(色)が豊富です。
ポピュラーな白、パステルカラー、ダークな色合い、また、石目調などの色を選ぶことができます。
人工大理石は高級感が出ますね。
魅せるキッチンにする際には人工大理石を天板にしたキッチンにするというのも一手です。
水垢が目立ちにくい
ステンレスなどでは目立ちやすい水垢が目立ちにくいです。
色が似ているので、目立たないというわけで、ないわけではないので、お掃除は必要ですが・・・
人工大理石キッチンのデメリット
それでは人工大理石キッチンのデメリットについても確認しましょう。
その前に申し上げておきたいのですが、10年前の人工大理石と現在の人工大理石では技術レベルの進歩でかなり改良されています。ここでデメリットとして挙げます、変色や黄ばみなどはかなり改良されてきています。一応、掲載しておきますが、人工大理石メーカーによってはこのデメリットを消しているメーカーもあります。
ですので、デメリットとして挙げますけれども、現在の人工大理石天板のキッチンではそこまでデメリットがなくなってきています。
変色する可能性がある
素材としてはプラスチックなので、熱やキズに弱いです。
そういうわけで、高温の鍋などを人工大理石のキッチン天板に置くと変色したりする可能性があります。
また、新品の人工大理石であれば問題ないのですが、ひっかき傷や包丁で傷つけてしまったところに醤油やコーヒーなどの濃い色が付着すると、キズに染み込んでしまってシミになってしまう可能性があります。
究極的には素材であるプラスチックの特徴となってしまうのですが、変色する可能性があります。
黄ばみになる可能性がある
これまで何度も述べておりますが、素材としてはプラスチックになります。
そのため、紫外線に弱いです。
人工大理石キッチンは紫外線を浴びることによって徐々に黄色く変色していく可能性があります。
熱やキズに弱い
素材としてのプラスチックの特性です。
高温に弱く、やわらかいのでキズに弱いです。
人工大理石のキッチンまとめ
キッチンの天板の2大天板はステンレスキッチンか、人工大理石キッチンになるかな、と思います。
色々とメリット・デメリットがありますが、正直、どちらもそれなりにメリット・デメリットがあります。扱い方でカバーできるところも多いです。
そういうわけで、基本的には「趣味」の問題かな、と。
好きなほうがいい。
見た目が好みなほうがいい。
そう思います。
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