上棟とは?上棟日の一日を解説!【木造住宅の建築プロセス】

「上棟(じょうとう)」という言葉を聞いたことはありますか?

上棟とは?

新築一戸建て住宅の家づくりをお考えでしたら、一度は「上棟」というフレーズを聞いたことがあるのではないでしょうか。上棟は別名「棟上げ(むねあげ)」や「建前(たてまえ)」「建方(たてかた)」とも言われます

木造建築において、棟木(むなぎ)を取り付けることを指します。棟木とはどこの部分を指しているかと申しますと、住宅の屋根の頭頂部の木のことです。

今どきの木造住宅を建築する際は、大体1-2日程度で上棟してしまいますので、なかなか実感がわきませんけれども、かつての日本の住宅は取り掛かってから、上棟するまでに長い期間がかかりますので、それをお祝いするという儀式的な側面もあったようです。

上棟日の一日を解説

上棟の日はかなり前から段取りされます。それは、大工さんたち(応援に来てくれる大工さんも多いので)、木材の業者、クレーン屋さん、屋根屋さんなどなど、色々な方々のスケジュールを合わせないといけないので調整する必要があるためです。それで決定します。

当日は大工さんが集まります。人数としましては、4人のときもあれば、6人、8人のときもあります。今回(写真の建築現場)は大工さんだけで12人来ていただきました。集合時間は7時や7時半くらいでしょうか。事前打ち合わせの時間になります。

実際のスタートは午前8時くらい。工事の安全など、挨拶をしましてスタートします。危ない作業もありますので、安全第一ですね。

スタートからはいきなり上棟という名のような棟木を上げるようなことはありませんでして、1階の柱を立てます。何本も立てていきます。

家がナナメに傾いてはいけませんので、柱の垂直を見ながら補正しまして、固めていきます。

柱が立ち、梁(はり)や桁(けた)といった横架材と呼ばれる横方向の木を置きまして、建物の構造をくみ上げていきます。2階の床下地合板も貼ります。

そうやって、2階の柱を立てていきまして、同じように横架材を掛けまして、屋根下地へと行きます。そうして、ようやく棟木が上がります。事実上の「上棟」です。

実際上のオペレーションとしましては、そこから屋根下地の合板を貼ったり、ルーフィングをしたりと、次の工程をできるかぎり進めていく流れになります。

概ね、このような流れを上棟と呼びまして、上棟日に行われることです。

午前8時スタートで、午前10時に休憩、正午に昼食、午後3時に休憩、午後5時終了というのが一日のリズムになります。

朝8時から夕方午後5時くらいまで、丸一日がかりで、ようやく一通り終わるくらいで、いささか大工さんにとっては大変な一日になります。

Q.上棟で差し入れをするべきでしょうか?

いざ上棟、という場合によく聞かれます質問は「上棟で差し入れをするべきでしょうか?」というものです。

でんホームとしましては「差し入れをしていただいても、されなくてもどちらでもかまわない」というのが基本的な回答となります。される方もいらっしゃいますし、されない方もいらっしゃいます。どちらでもかまいません。会社として、基本的な差し入れは大工さん方にしますので、お客様側からしていただくのは自由になります。

ちなみに「差し入れをしたから、工事がよくなる」とか「差し入れをしなかったら、工事がダメになる」というものではございません。工事はあくまでルールや図面によってなされるものであって、それを管理監督しておりますので、差し入れによって建築工事に差が出るというのはないものとお考えください。

あくまで、差し入れは感謝の気持ちやねぎらいの気持ちというかたちでなさっていただければと思います。

また、差し入れの品物としましては、ドリンク類が好ましいのではないか、と思います。お茶やポカリスエット、ブラックコーヒーなどなど。

このようなかたちで、上棟という、新築一戸建て住宅では大事な一つの区切りを迎えます。