- 「家づくりって、どういう流れかな?」
- 「実際に、家づくりって、何するものなのかな?」
- 「家づくりのことについて、詳しく知りたい」
この記事ではこのような疑問にお答えします。
今回は「家づくりの流れがカンタンにわかる!家づくりのポイントまとめ」ということで、家づくりについて詳しくお伝えしていきます。
家づくりとは?
家づくりとは「注文住宅で家をつくりあげること」という意味でお伝えしています。
分譲住宅・建売住宅の場合、出来上がったもの(住宅)を買うことになるので、どちらかというと、そこまで「家づくり」というイメージではないかな、と思います。たとえば、分譲マンションを「家づくり」するとは言わないですので。
注文住宅の場合、自分の土地に、ゼロの状態から、建築会社・工務店・ハウスメーカーと打ち合わせして、どんな家、どんな間取り、どんな設備、細かい仕様を決定して、建築していきます。これを「家づくり」と呼びます。
土地がない方の場合、自分のマイホームの土地探しからが家づくりですし、土地がすでにある方の場合、家そのものを計画するところからが家づくりになります。
家づくりの期間はざっくり1年ちょっと
注文住宅の家づくりは想像以上に長い時間がかかります。
家づくりの期間は土地探しの有無によって異なりますが、ざっくり1年ちょっとと考えるといいのではないでしょうか。
そのため、子供の進学(保育園、幼稚園、小学校、中学校)に合わせてという場合や転勤、ライフイベントのタイミングに合わせて、という場合は完成までの期間を逆算してから、余裕を持って家づくりに入ることが大切になってきます。
また、土地探しに時間がかかった場合でも期間は延びます。
さらに、間取りが決まらず、打ち合わせを重ねるほどに期間は延びます。図面完成、設備や仕様が確定するまでに時間がかかれば、それだけ期間は延びます。
優柔不断な方ほど、家づくりの期間は長くなりますから、長い方は数年間は覚悟が必要かもしれません。
家づくりの期間はざっくり1年ちょっとというのが目安になりますが、正直、人によって異なります。決断が早く、期間が短い方もいれば、期間がものすごく長い方もいます。それは個々人によります。
ただ、自分が納得する家づくりをするには、どうしても家づくりの期間が長くなりがちという認識を持たれることをおすすめします。
家づくりにいくらかけるのか?お金・予算の話
家づくりで重要なことの一つが「家づくりにいくらお金をかけるのか?」ということです。
お金・予算の話です。
「自分がいくらお金を借りられるのか?」
という疑問については、比較的簡単に答えが出ます。
それは金融機関に住宅ローンの事前審査を出せばいいからです。
また、事前審査を出さなくても、会社員の方であれば、年収の6-7倍を住宅ローンとして借り入れることが可能です。ですから、その「年収の6-7倍+自己資金」が家づくりの予算というわけです。
金融機関に住宅ローンの事前審査を出せば、それが回答になりますから、かなり確度の高い回答になります。
また、自己資金も、自分の手持ち現金だけではなく、親御さんからの贈与などがありますから、それも加味されるとよろしいかと思います。
住宅取得に関しては、税制面での優遇措置が大きく、親御さんが資産を持たれている場合、相続税対策として有効な場合が多いです。
依頼先の決定:工務店、ハウスメーカー、建築家。誰に依頼するか?
次は家づくりを誰に依頼するのか、という選択があります。
家づくりのパートナー探しですね。
一般的に、家づくりのパートナー探しというと、3つの選択肢があります。
- 工務店
- ハウスメーカー(HM)
- 建築家
正直申し上げまして、ここで3種類あげましたけれども、「工務店」「ハウスメーカー」「建築家
」という選択肢ありますが、大事なのは「どれか?」ではなく「誰に?」というところです。
いい工務店もありますが、悪い工務店もあります。
いいハウスメーカーもありますが、悪いハウスメーカーもあります。
いい建築家もありますが、悪い建築家もあります。
加えて、フィーリングというか、相性というものがあります。
相性が良ければ、いい家づくりができます。
相性が悪ければ、悪い家づくりになります。
一般論的な選択肢の違いについてお話します。
工務店との家づくり
工務店は相場並み、妥当な価格で、比較的普通の注文住宅の家づくりができます。お手頃価格の注文住宅を立てることもできます。一般的に設計力は弱いので、デザイン性は劣ることが多いです。知名度はないです。
ハウスメーカーとの家づくり
ハウスメーカーは高額な価格ですが、ブランド力があります。知名度が高く、自慢できるので、安心感があります。住宅そのもののグレードとしては、工務店の注文住宅と同等程度です。高い価格はブランド料です。
建築家との家づくり
建築家は設計料を別途請求します。ただ、設計力があり、デザイン性は高いことが多いです。快適性は低いことが多いです。注文住宅の価格としては、建築家次第です。高い人もいれば、ローコスト志向の人もいます。
前述しましたが、どの選択肢がいい、悪いはないです。
個別具体的な「依頼先がどこか?」が最重要になります。
実際の打ち合わせ
依頼先が決まれば、あとは実際にどんな家に住みたいか、という実際の打ち合わせになります。
イメージを固めることが大切です。
ある程度住宅の外観や内装に自由が効く注文住宅では、実用性とデザイン面の両方を意識して建築しなければなりません。
間取りや予算との兼ね合いなども考えながら、実現可能な範囲で入念にイメージを固めておきます。
また、将来設計を考えながらイメージするのは大切です。
子供が大きくなった時どう暮らすのか、部屋数は足りるのかなど、今だけではなく今後どういった生活になるのかまで視野に入れることで不満点の少ない注文住宅を実現しましょう。
断熱性や住宅設備など、仕様を決める
自分のマイホームで快適に過ごすには、やはり断熱性など、快適性に関わる部分も検討していなければなりません。
「高気密高断熱住宅」と呼ばれますが、「夏涼しく、冬暖かい」「エアコン1台で快適」のようなライフスタイルを送ることができます。個人的にはかなり快適に過ごすことができるので、おすすめです。
他にも、住宅設備などの仕様を決めることになります。
もちろん、予算を考えながらです。
具体的にはキッチン、トイレ、洗面化粧台、お風呂(ユニットバスなど)といったところです。
これらの選択肢は本当に膨大にありますし、また、価格もピンからキリまであります。
どれを優先すべきか、どこまで入れるべきか、いろいろな検討をすることになります。
契約・着工
そして、家づくりの内容が確定すれば、契約です。
契約すると、準備期間を経て、地鎮祭、着工となります。
- 関連:地鎮祭とは?
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着工後は、順当に建築が進むことで、完成へとなります。
注文住宅の場合、建売住宅・分譲住宅に比べて、建築期間自体も長いです。規模が大きければ大きいほど建築工事期間は長いです。また、こだわればこだわるほど、特別な手間がかかるので、工事期間は長いです。
そうやって、ようやく完成して、家づくりが終わり、マイホームにお引越しすることとなります。
まとめ
家づくりは人によって異なりますが、ざっくり1年ちょっとという期間がかかります。その間に、自分たちが長く住み続けることになるマイホームについてじっくりと考え、検討し、決めていくことになります。
その家づくりの期間中は、家づくりのことばっかりを考える1年ちょっとになるかと思います。
相性の良い建築依頼先を見つけて、楽しい家づくりを実現されることを願っております!
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