造作洗面台とは?メリット・デメリットなど【実例アリ】

造作洗面台とは、メリット、デメリット
  • 「オリジナルの洗面化粧台を作りたい」
  • 「造作洗面台を検討中。詳しく知りたい」
  • 「せっかくだから、自分だけの洗面所にしたい」

この記事ではこのような疑問にお答えします。

今回は「造作洗面台とは?メリット・デメリットなど」についてお伝えします。

目次

造作洗面台とは?


造作洗面台とは、洗面ボウル、カウンター、水栓金具(蛇口)などをそれぞれ独自でセレクトして作ったオリジナルの洗面台のことです。

洗面台は家族が日常的に使うところであると同時に、来客が使うこともある空間です。

そのため、一般的な既製品の洗面化粧台という選択肢もあるのですが「自分だけのオリジナルで造作洗面台にしたい!」とこだわって作られる方も多い部分です。

人に見られるところだからこそ、こだわって、素敵な空間にしたいもの。

ここからは、そんな造作洗面台のメリット、デメリットについて見ていきます。

メリット

造作洗面台のメリットは大きく3つあります。

  1. 完全オリジナルで自由につくることができる
  2. デザイン性の高い洗面台にできる
  3. 使う素材、パーツと家自体に統一感をもたせられる

上記の3つになります。それぞれ見ていきましょう。

完全オリジナルで自由につくることができる


造作洗面台の最大のメリットはその名前の通り、「造作」できるということです。「造作」できるということは完全オリジナルで、自由につくることができるということです。

洗面台を構成するものを何でも組み合わせて、好きなように作り上げることができます。

これが最大のメリットです。

造作洗面台で、セレクトすることのできるものは何があるでしょうか。具体的にご紹介します。

  • カウンター
  • 洗面ボウル
  • 水栓金具(蛇口)
  • 配管材(シルバー、黒など)
  • 照明器具
  • 収納
  • タオルバー
  • タイル仕上げ

実例(でんホーム鳥飼モデルハウス)の造作洗面台の場合、これらをじっくり検討して選んでいます。

カウンター

たとえば、カウンター材は無垢の木(ホワイトアッシュ)を使っています。

洗面ボウル、水栓金具(蛇口)

洗面ボウルと水栓金具(蛇口)はハンスグローエの製品を使っています。

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他におすすめの洗面ボウルはデュラビットというブランドの陶器の洗面ボウルもなかなかいいですよ。

水栓金具(蛇口)はドンブラハですね。水栓のロールスロイスと呼ばれています。

照明器具

照明器具はダウンライトということで、特筆すべきところはないです。

収納

扉の取っ手に、タオルバーを採用しています。ちなみにデザイナーの小泉誠さんがデザインしたタオルバーです。

タイル仕上げ

また、タイル仕上げと書いていますが、タイルである必要はなく、実例の場合、栃木県で産出される大谷石を仕上げに使っています。

デザイン性の高い洗面台にできる


完全に自由にオリジナルで洗面台をつくることができるので、デザイン性の高い洗面台にすることができます。

実例のようにナチュラル感のある造作洗面台だけでなく、ホテルライクなスタイリッシュな造作洗面台にすることもできます。

オリジナルで作り上げるものなので、デザイン性の高い洗面台にすることができます。

使う素材、パーツと家自体に統一感をもたせられる

これらの流れからお分かりように、家そのもの雰囲気とマッチした洗面台にすることができるのもメリットです。

使う素材、パーツなどで、雰囲気が変わります。

ですから、それらの使う素材やパーツをセレクトしていくことで、家そのものとマッチした、家自体に統一感を持たせることのできる洗面台にすることができるのも、造作洗面台のメリットです。

デメリット


ただ、造作洗面台にもデメリットがあります。
大きくは2点です。

  1. 不具合が多い
  2. 価格が高くなりがち

これらについて、詳しく見ていきましょう。

不具合が多い

第一に「不具合が多い」というデメリットがあります。

完全オリジナルで、自由につくることができるというメリットの反面、その都度作っていますから、不具合が多くなります。

一品一品、設計して、作っていくものですから、不具合がないわけがありません。

たとえば、収納がある洗面台で、レールがあったりすると、レールの不具合が多いものですから、不具合が多いということになります

他にも、単純な作りであればあるほど、リスクは下がるのですが、基本的に不具合が起きるものだと認識されたほうがいいです。

造作洗面台を希望される方で「不具合が嫌だ」という方はTOTO、LIXIL、パナソニックなどの既製品の洗面化粧台を選択されることをおすすめします

価格が高くなりがち

加えて、造作洗面台は価格が高くなりがちです

すべてをオリジナルで、一から作り上げていくものですから、どうしても価格が高くなりがちです。

シンプルなものであればあるほど、コスト的には安くなるのですが、それでも、既製品の大量生産品である洗面化粧台にはコストではかないません。

そういうわけで、造作洗面台は価格が高いです。安くはなりません。

まとめ


以上が、造作洗面台のメリット・デメリットです。

価格が高く、不具合も多いのが造作洗面台です。

ただ、そのデメリットを上回るほど、家自体との統一感やデザイン性の高いものにできるメリット、そして、自分の好きなパーツを組み合わせることができるというオリジナル性の高さ。

世界でただ一つの自分だけのオリジナル洗面台。
それが造作洗面台です。

多少の不具合と価格の高さを我慢してでも、望まれる方にとっては造作洗面台は満足度の高い選択になるかと思います。

造作洗面台とは、メリット、デメリット

ABOUTこの記事をかいた人

でんホーム株式会社 取締役・編集長。設計に口出し、現場を管理し、記事にも口出しする何でも屋さん。油山幼稚園→堤小→長尾中→福岡中央高→九州大学経済学部卒。2人の娘を持つ。【趣味】読書