- 「トーヨーキッチンのino cube(イノキューブ)について詳しく知りたい」
- 「トーヨーキッチンはデザインだけじゃなく、機能的らしいけど、どういうことかな?」
- 「便利なキッチンについて、いろいろ情報を知りたい」
この記事ではこのような疑問にお答えします。
今回は「トーヨーキッチンのino cube(イノキューブ)が斬新でスゴかった」件についてご紹介します。
目次
トーヨーキッチンとは?
トーヨーキッチンとは、本社を名古屋市名東区に置く株式会社トーヨーキッチンスタイル(TOYO KITCHEN STYLE Co,.ltd. )であり、主にシステムキッチンや家具、照明などを販売するメーカーです。
元々はステンレス食器メーカーでしたが、1958年にステンレス流し台の製造をスタート。以降、ステンレス加工技術をウリにするキッチンメーカーとして知られています。
現在でも、そのデザイン性を生み出すところに独自のステンレス加工技術を用いており、技術力の高さを裏付けています。
関連:トーヨーキッチンはデザインが最大の特徴!特徴、価格は?評判・口コミは?iNO、CORE、BAYのキッチンの違いについてもまとめてます。
ino cube(イノキューブ)とは?
トーヨーキッチンスタイルのハイエンドモデル(上位モデル)が「ino(イノ)」という名称になります。
その中で「キューブ」という新しい形が誕生したことで、「ino cube(イノキューブ)」と呼んでいます。
ハイエンドモデル(上位モデル)の「ino(イノ)」の「cube(キューブ)」という意味です。
私(編集長・竹内)は日本のシステムキッチンメーカー各社に取材して記事を書くくらいですから、一般的な人・一般的な建築関係者よりは随分とキッチン業界に詳しいです。
そんな私が感じるのは、この「ino cube(イノキューブ)」ですが、かなり斬新なコンセプトの独自性の強い商品だな、ということです。
ino cube(イノキューブ)の5つのスゴい
この「ino cube(イノキューブ)」は大きく5つのポイントで、すごいです。
- 「ゼロ動線」で疲れないキッチン
- 「パラレロ」で「洗う」「切る」「盛り付け」がシンクで完結
- LDK空間が本当の一つの空間に-収納もアイランド
- レンジフードも自社開発
- ステンレスの加工技術がスゴい
この5つのポイントです。
以下では、それぞれのポイントについて解説していきます。
「ゼロ動線」で疲れないキッチン
少し前からトーヨーキッチンでは提案されてきたのが「ゼロ動線」です。
トーヨーキッチンの特色は「デザイン性の高さ」と思われますが、一方では機能性・使い勝手を追求して、斬新なアイデアを提案します。
その一つが「ゼロ動線」です。
キューブ型をしたキッチンなので、シンクとコンロが両手を広げた範囲にあります。
また、食洗機まで最短距離でつながっています。
歩くことなく、シンクで洗い、コンロで加熱できます。
では、「切ったり、盛り付けたり、調理するのはどこで?」と思いませんか?
それが次のポイントである「パラレロ」という機能が「ゼロ動線」を実現します。
「パラレロ」で「洗う」「切る」「盛り付け」がシンクで完結
「パラレロ」は端的に言えば、調理台をシンクの中に作ってしまう、というものです。
シンクに特殊形状を加工することで、パネルを置く・移動させることが可能になります。
そうすることで、シンク内を調理スペースとして活用することができます。
こうすることで、キッチンの作業動線を究極的にコンパクトにすることができます。
「パラレロ」はYouTubeで動画でも紹介されていますので、ご紹介します。
LDK空間が本当の一つの空間に-収納もアイランド
キッチンの位置は意外と制約があることをご存知でしょうか?
例えば、だだっ広い空間の真ん中にキッチンを設けるというのは意外に難しかったりします。
それは「収納が必要になるから」です。
キッチン本体だけであれば、設置可能なのですが、お皿や食器、カトラリーなどを必要としますので、それを収納するスペースが必要になります。
そうなると、どうしても「壁」が必要になります。
壁に沿って、背面収納を置いたり、家具・食器棚を置いたりすることになります。
そういうわけで、本当の意味でのアイランドというキッチンレイアウトは難しいのです。
ただ、トーヨーキッチンのino cube(イノキューブ)では本当の意味でのアイランドを可能にしています。
それは収納もアイランドになったからです。
関連:アイランドキッチンとは?その特徴、メリット・デメリットは?
アイランド収納”ISOLA”
キッチンがレイアウト的にアイランドキッチンであるということは、よく見られるようになりました。
ただ、背面収納(バックセット・カップボード)までアイランドであるというのはなかなか見られません。
トーヨーキッチンでは本当の意味でのアイランドレイアウトを可能にする収納、アイランド収納”ISOLA”を提案しています。
レンジフードも自社開発
トーヨーキッチンが地味にすごいところが、レンジフードも自社開発しているというところです。
有名なシステムキッチンメーカーでは、自社ブランドでレンジフードを出していますが、実際の開発・製造は他社だったりします。
一般的にはレンジフードメーカーとして有名な富士工業の製品(具体的には「アリアフィーナ」)とかがよく使われますが、トーヨーキッチンはオリジナルレンジフードになります。
関連:アリアフィーナ(レンジフード)とは?どんなブランド?特徴や実物のある場所など
レンジフードUFO
このレンジフードUFOのコンセプトも結構、斬新なんですね。
どこが斬新かと言いますと、「煙」だけでなく「ニオイ」も逃さない、というところです。
一般的にレンジフードはコンロから出る煙を吸い出すことを目的にしています。
それが存在意義です。
ただ、このレンジフードUFOはその先を行っていて、シンクから出る「ニオイ」も吸い出すことを目的にしています。
生ゴミから発生するニオイを代表として、調理過程ではいろいろなニオイが出ます。これまでのレンジフードでは、そのニオイまではカバーすることができませんでした。設置位置や吸引力などの問題です。
それがこのレンジフードUFOの場合、150cmの大きさがあり、キッチン全体をカバーすることで、煙だけでなく、ニオイも吸い出すことを可能にしました。
ステンレスの加工技術がスゴい
トーヨーキッチンはもともと、ステンレスの加工技術を長年保有しています。
そのため、トーヨーキッチンの提案するステンレス天板やステンレスシンクの内部加工やデザインなど、他のシステムキッチンメーカーでは見られない技術レベルの高い仕上げになっています。
「パラレロ」シンクのサイド面の加工がスゴい
前述した「パラレロ」シンクの形状。
ステンレスシンクのサイド面の凹凸をつける加工を正確にするという技術。
これはスゴい。
「パラレロ」シンクというコンセプト自体もスゴいのですが、そのコンセプトがいいと思っても、なかなか実際に実現するのは難しいです。
それを実現するのに必要な加工技術があるからです。
ステンレスという素材をそういう風に綺麗に加工できるという技術がスゴいですね。
感心します。
関連:キッチンの天板(ワークトップ)はどんな種類がある?選び方など
まとめ
そういうわけで、トーヨーキッチンの「ino cube(イノキューブ)」はシステムキッチン業界的にも、かなり斬新な製品になっています。
実際、トーヨーキッチンの方にお聞きすると、「ino cube(イノキューブ)」の問い合わせや依頼はかなり増えており、ヒット商品になりそうです。
トーヨーキッチンについてもっと詳しく知りたい方は
トーヨーキッチンについてもっと詳しく知りたい方は下記の「トーヨーキッチン」についての詳しい記事をご参照ください。
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