セルロースファイバーとは?特徴やメリット・デメリットを解説!

セルロースファイバーは高性能断熱材

セルロースファイバーの実物
セルロースファイバーとは1950年代のアメリカにて開発された断熱材で、新聞紙の古紙などを原料にホウ酸処理したものを壁に吹き込むことで断熱をする断熱材です。

断熱材としては非常に高性能な断熱性能を誇っていることから、一気に世界中に広がり、多くの場所で使われ始めました。

基本的にセルロースファイバーは不要な新聞紙を使って作られているので、エコな商品で、資源の枯渇もなく地球環境に優しい特徴を持ちます。主原料としているのはパルプ繊維で、パルプ繊維が絡み合い精密な空気層を作ります。断熱性能は熱伝導率が低いほど高性能を誇りますが、セルロースファイバーの場合は熱伝導率が0.04とかなり低く、ポリスチレンフォームに匹敵する性能を持ちます。

ちなみに断熱性能は断熱材の厚さも関係し、分厚いものほど断熱性能が高くなります。

セルロースファイバーは十分柱の中に収まる厚さで断熱性能を確保できる商品です。

セルロースファイバーのメリットは「湿度調整機能と体に優しいこと」


人間は湿度の影響を受けやすいのですが、セルロースファイバーなら湿度と温度を自動的に調節してくれます。

一般的に人間が快適と感じる湿度は最大60%までで、カビが生えにくいのが湿度40%くらいです。

実はセルロースファイバーはカビや害虫の餌食になりにくいように湿度60%を保つ力を持っています。植物由来の商品なので自然界の知恵により安定したコンディションを保つ事ができるのがメリットです。

実際に住宅にセルロースファイバーを使うとダニやウイルスなども発生しにくいので、快適に生活をすることができます。

セルロースファイバーは植物繊維を使って作られています。

自然界にある素材を使って作られているため有害な物質が体に蓄積される心配もありません。接着剤なども使用しておらずシックハウス症候群を回避できるのもメリットです。

配合しているホウ酸も人体の影響はほとんどなく安全です。

セルロースファイバーは目に見えるほど大きな素材でしっかりしています。これにより粒子が飛んでしまうデメリットもなく、アスベストのように飛散して体に入ってしまうリスクもありません。

防火性能と防音性能も優れている


セルロースファイバーのメリットは高い防火性能にあります。

防火性能について

ホウ酸を使って作られているだけに防燃処理が施されています。火災になっても燃えにくい性質を持ち安全性も高いのが魅力です。

ちなみに火災になってセルロースファイバーが燃えてしまったときは表面が炭化されます。炭化層ができると酸素と熱を防御して内部の木材部分を保護してくれるシステムです。

セルロースファイバーよりも断熱性能の高い発泡スチロールは70度から130度で溶解し始めますが、セルロースファイバーは350度まで耐えることができます。燃えてしまってもシアン化合物といった有害なものも発生せず体への負担もないのがメリットです。

防音性能について

他にもセルロースファイバーは防音性能を持ち日常生活でも活躍してくれます。

このセルロースファイバーを自宅に使えば吸音性能があるので、静かに暮らすことができます。

セルロースファイバーのデメリットは「コスト」


機能性が高く、メリットが多いセルロースファイバー断熱材ですが、デメリットは「コスト」です。

施工をするときにはセルロースファイバーの専門業者が必要です。
またグラスウールと違って施工に手間がかかることから、工事の時間もかかってしまうのがネックです。

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