外装材とは?種類や特徴など詳しく解説!

外装材とは?役割と重要性

外装材とは文字通り家の外部を守る材料のことで、外壁はもちろん、タイルや屋根瓦といった物も外装材に当てはまります。

外装材は風雨、雪、火災、紫外線などから建物を守り、住宅の寿命にも影響を与えます。

また、自然災害から家を保護するだけでなく、装飾性もかね揃えてることから、それぞれの場所に適した素材を選ぶことが大切です。

外装材の種類

一口に外装材と言ってもその種類は豊富で、それぞれに特徴が異なります。
大きく5つのカテゴリに分類できます。

  • サイディング
  • モルタル・塗り壁
  • タイル
  • ALC
  • 木材

サイディングの外装材

サイディングは窯業系、金属系、樹脂系、木質系に分類されます。
ほとんどは窯業系(ようぎょうけい)サイディングになります。

窯業系サイディングとはセメント8、繊維質2の分量で作られている板状の外装材のことを言います。

工場生産のため、品質が均一で、比較的低価格のサイディングから、性能を高めたサイディングまでバリエーションが豊富です。

性能から価格に至るまで様々な種類が用意されているため、自分の希望に沿った物を選ぶことができます。また通常よりも工期が短くて済むことで人件費などを抑えられるなどコストパフォーマンスが良い点も魅力の一つです。

その反面、防水機能がついていないことで雨水に対する耐性が低く、急激な温度変化によって膨張やヒビ割れを起こしてしまうこともあります。そのため、北国など寒暖差が激しい地域では注意が必要です。

モルタル・塗り壁の外装材

他に人気のある外装材がモルタルです。

モルタルは水とセメントを練り合わせて作る材料のことで、サイディングが主流となる以前の日本建築でメインとして使われていた外装材になります。

この素材の大きな魅力がデザイン性の高さです。

この素材は人間の手で塗布していく形になるので、施行の段階で自由なデザインを作り上げることができます。セメントの固まる作用を活かしてタイルを貼り付けたり型をくり抜くといった遊び心が出せるのはモルタルだから実現できる芸当です。

しかし、サイディングと同様に防水面に若干の難があることから、塗装による防水対策が必要不可欠となります。

また、ヒビ割れしてしまうリスクもあります。

漆喰の塗り壁外壁や、ジョリパットなどの塗り壁もこちらのモルタルに含まれます。

仕上げに樹脂系の素材を吹き付けたり、コテやローラーで模様をつけたものもあります。

注:このモルタルのカテゴリのなかで、防水性があって、耐久性があり汚れにくいのが「そとん壁」です。

そとん壁(外壁材)って、本当のところどうなの?【色、汚れ、メンテナンス、評判は?】

2018年6月25日

タイルの外装材

タイルの外装材は色落ちや劣化が少ないタイルを外壁に貼りつけていく外装材です。

タイルは粘土を主原料に各種の鉱物を混ぜて板状に成形し、焼成した素材です。外壁だけでなく、床や内装にもよく用いられています。

焼き方や吸水率の違いなどで、磁器質、せっ器質、陶器質に分けられますが、外装材に主に用いられるのは、水分を吸収しにくい磁器質やせっ器質です。

耐候性、耐久性、耐火性に優れているのが特徴です。

汚れがつきにくく、色落ちや劣化の心配も少ないため、メンテナンスが殆ど必要ないことも魅力です。

また、タイルの施工方法にはモルタルをつかった湿式工法が主流でしたが、最近では下地材に専用の金具やボンドでひっかけたり、留め付ける乾式工法が普及しています。

ALCの外壁材

ALCはAutoclaved Lightweight Concreteのアルファベットの頭文字をとった言葉で、日本語に訳すと軽量気泡コンクリートになります。

石灰質材料とけい酸質材料を微粉末にして水と混ぜ、ガス発生剤を添加して気泡をつくり、固まった後に高温高圧で焼成して硬化させたものです。

軽量で、耐火性能が高く、加工が簡単という特徴もあります。

ALCにはいくつかの注意点があって、その一つが防水性です。

ALCは防水機能が付いていない上に吸水性が高いという特性があります。

内部に水が入ってしまうとそこからヒビ割れなどを起こすこともあるので、雨よけのない建物では撥水のコーティングが必要不可欠です。

木材の外装材

木材の外装材は杉やウェスタンレッドシダーといった木材を外壁に張った外装材のことです。

防火性能はどうか?と思われるかと思いますが、木材の外装材のなかにはきちんと防火性能をもった素材もあります。

また、防火性能のない木材の場合、外壁下地に燃えない素材をつかうことで建築許可をとりますから、防火については特段の問題はありません。問題があれば、建築の許可がおりません。日本の法律はきちんとしています。

そういうわけで、木材の外装材を使用するのに特に問題も、不安もないわけです。

メリットは自然素材ですから、風合いがとってもよいということです。

また、年を経るごとに味わいが増していく素材です。

好き嫌いがありますから、万人受けしませんが、好きだと感じられましたら、ぴったりの外装材です。

ちなみに、焼杉の外装材はこちらの木材の外装材に含まれます。

焼杉の外壁:作り方、メリット・デメリット、事例をご紹介!

2019年7月15日

外装材選びのポイント

外装材はデザイン性から耐性に至るまで、それぞれにメリットとデメリットが存在します。

日本は季節によって気温や天候の変化が起りやすいため、それぞれの特性を良く理解した上で最適な素材を選ぶことが大切です。

外装材のメンテナンスが必要な期間は平均10年と言われていて、定期的にメンテナンスが必要になります。

素材によってこのメンテナンス費用も大きく変わるので、この点について考慮することも忘れてはいけません。