キッチンの床をタイル貼りにするとは、キッチンの部分はフローリング仕様にせず、タイルにすることです。
目次
タイル貼りするメリット1「雰囲気を変えられる」
キッチンにタイルを貼れば、部屋の雰囲気を変えられるというメリットがあります。
タイルにはさまざまな色があり、模様が付いたタイルも多いです。つまり、タイルの色やデザインを工夫すれば、フローリングとは異なる雰囲気になります。
タイルはシンプルなデザインだけでなく、「色違いのタイルを交互に並べる」「洋風のデザインを使う」など、さまざまな並べ方やデザインができます。
例えば、黒と白のタイルを交互に並べれば、シンプルかつシックな印象になるでしょう。テラコッタ調や白いタイルは、洋風のインテリアにマッチします。
タイル貼りするメリット2「水に強い」
木を使ったフローリングよりもタイルの方が水に強いこともメリットです。
耐水加工がされていないフローリングの場合、シミや劣化・腐りの原因になります。よって、水を多く使うキッチンのフローリングは、傷みやすいです。
傷みを防止するため、キッチンのフローリングにはキッチンマットなどを敷く場合が多いでしょう。
キッチンマットを用意するコストや洗濯する手間もかかります。
一方、タイルの場合、素材の性質上からシミや腐ることはありません。劣化や割れのリスクはありますが、水が原因になるのは少ないでしょう。
キッチンマットを敷く必要もなく、そのまま利用できます。つまり、水に強く、タイルのまま利用できるのがメリットです。
タイル貼りするメリット3「掃除がしやすい」
タイル貼りは掃除のしやすさもメリットです。
フローリングの場合、水拭きができない種類があります。また、長年使っていると、フローリングへワックスなどが必要で、手間やコストもかかるでしょう。
タイルの場合、タオルやキッチンペーパーで乾拭きだけでなく、水拭きすることが可能です。絞ったタオルで拭けば、数分後にはしっかり乾きます。
つまり、日常的に掃除をする習慣があると、綺麗な状態を保てるのです。
タイル貼りするデメリット1「食器を落とすと割れやすい」
タイル貼りのデメリットは、食器などを落とした時の衝撃が強いことです。
陶器やガラスでできた皿の場合、タイルとぶつかることで割れる可能性が高くなります。
また、粉々に飛び散りやすく、割れた時の掃除は大変でしょう。つまり、フローリングに落とした時よりもタイルに落とした時の方が割れやすく、後片付けの手間も多いのです。
場合によっては、タイル自体に傷や割れができてしまいます。一度タイルに割れや傷が付くと、そこから汚れが入り込む場合が多いです。さらに、タイルが割れやすくなり、破損する原因になります。
タイル貼りするデメリット2「油で汚れやすく、滑る可能性もある」
タイルは油を吸収することはなく、油はねやこぼしてしまうと、そのまま残ります。
ホコリなどの汚れを吸着すると乾燥しますが、一般的には滑りやすい状態になったままでしょう。つまり、油が残っているとキッチンで滑るのです。
キッチンは包丁や火などを使う場所なので、滑りやすい環境にしてはいけません。油には気を付け、油はねなどがあった場合はすぐに拭くなどの対処が必要です。
タイル貼りするデメリット3「費用がかかる」
タイル貼りにすることで、フローリングにする時よりもコストがかかります。
フローリングに比べてタイル自体の価格は高く、貼る手間も多いです。つまり、タイルにすると、素材や施工代が高くなります。
フローリング部分との高さ調整が必要な場合は、さらに手間とコストがかかるでしょう。
タイル貼りをする時の注意点
キッチンの床にタイルを貼る際、注意するポイントはタイルの貼り方です。
タイルの並べ方やデザインをこだわる時は、他のインテリアや希望する雰囲気を参考にするといいでしょう。タイルを貼るとすぐには剥がせないため、しっかりと検討することが大切です。
また、「どこからどこまでタイルを貼るのか」も考えるといいでしょう。タイルの使用枚数やデザインによって、費用や手間が変わってきます。フローリングとタイルの境も目立つため、なるべく目立たない加工や貼り方が必要です。
タイルの種類についても注意します。
滑りにくいキッチンにするためには、ザラザラした質感があるタイルにするのもいいでしょう。ザラザラした質感のタイルは滑りにくいというメリットはありますが、汚れが溜まりやすいです。
タイルの種類を選択する時は、それぞれのメリットとデメリットを比較し、優先事項を決めるといいでしょう。
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