- 「畳コーナーっていいな。詳しく知りたい」
- 「畳コーナーのメリットやデメリットを知りたい」
- 「畳コーナーって、どのくらいの広さがあるといいですか?」
この記事ではこのような疑問にお答えします。
今回は「畳コーナーをつくるメリット・デメリット。広さは?」についてご紹介します。
目次
畳コーナーとは?
これまであったような和室ではなく、少しのスペースに畳を敷くことで、畳コーナーを設置する家が増えています。
畳コーナーとは、フローリングのリビングの一角を、畳を敷いた小スペースにしたものです。
和室の場合は、壁や襖などで仕切られており、一つの独立した部屋という位置づけになります。畳コーナーの場合は、リビングの一部といった意味合いが強く、完全には独立していません。
とはいえ、畳コーナーに間仕切りを設置することで、和室のように独立した部屋として使うことも可能です。和室を設けるスペースはないけれども、畳はあったほうがよいと考える人に畳コーナーは選ばれています。
畳コーナーの広さは?
畳コーナーの広さは、2帖~4帖くらいまでが多く、好きな大きさの畳を選択することができます。
厳密なルールはありませんが、4.5帖以上の広さになると和室、4.5帖よりも狭くなると畳コーナーと呼ぶのが一般的です。
畳コーナーの種類には、フローリングと同じ高さのフラットなタイプと、20~40cm程度の段差を設けた小上がりタイプがあります。
畳コーナーをつくるメリット
畳コーナーのメリットは、広いスペースを確保できなくても、畳のある日本ならではの和の空間を楽しめることです。
家の中では靴を脱いで過ごす日本人にとって、ごろんと横になれる畳はリラックスできる場所ともいえます。
畳にはクッション性があるため、小さなお子さんが走り回って転んだとしても、大ケガに繋がる心配はほとんどないでしょう。ドタバタと賑やかな足音も、吸音効果があることからある程度は防ぐことができます。
また、洋風のリビングにも合うようなモダンなデザインを選べることも、畳コーナーのメリットです。
フローリングの部屋でも違和感なく馴染み、ちょっとしたアクセントにもなってお洒落な雰囲気を演出することもできます。小上がりタイプの畳コーナーなら、段差を有効活用して収納スペースを設置することも可能です。あるいは、収納スペースではなく、掘りごたつとして活用する方法もあります。ひざの曲げ伸ばしがつらくて下に座れない人でも、快適に過ごしやすいでしょう。小上がりタイプは段差がある分、ソファーのように腰かけて少し休憩するのにも最適です。
畳コーナーをつくるデメリット
小上がりタイプの畳コーナーは、家族構成によってはその段差がデメリットになる可能性もあります。例えば、小さなお子さんが畳の上で遊んでいて、誤って段差から落ちてしまったら非常に危険です。
高齢の方がいる家族の場合は、将来的に介護が必要になったときに、段差の昇り降りが身体的負担になることも予想されます。また、小上がりの畳コーナーは特別な施工となるため、設置費用が割高になりがちです。あえて高い費用を支払ってまで設置したにもかかわらず、うまく活用できなければ無意味な出費になってしまいます。
リビングの広さや天井の高さ、畳コーナーを設置する場所によっては、空間が狭く見えてしまうというデメリットもあります。さらに、間仕切りをつけるかどうかも、見た目に大きく影響します。リビング全体のバランスを考慮して、畳コーナーの広さやデザインを決めることが大切です。
畳コーナーの広さ別活用例
畳コーナーの広さによっては、利用できる用途が限られてきます。そこで誰が何をするのか、何のために設置するのか、後から失敗してしまったと悔やむことがないよう事前にしっかり考えるようにしましょう。
2帖の畳コーナーの場合
例えば2帖の畳コーナーであれば、家具はほとんど置くことができないので、洗濯物をたたんだりアイロンがけをしたりする家事スペースとして、あるいはソファーの代わりに腰かけにするといった活用法があげられます。小さなお子さんなら、お昼寝スペースに使うこともできます。
4帖の畳コーナーの場合
4帖の畳コーナーであれば、より幅広い用途で活用できるようになります。間仕切りをつけて和室として使うこともできますし、布団を敷いて客間として使うこともできるでしょう。4人用の小さめのこたつを置くことも可能な広さで、家族が集まる団らんスペースとしても使えます。