- 「小上がり和室に興味があります。詳しく知りたい」
- 「小上がり和室の写真を見て、いいなと思ってます。メリットやデメリットは?」
- 「畳っていいですよね。ちょっとした和室がほしいです」
この記事ではこのような疑問にお答えします。
今回の記事では「小上がり和室とは?メリット・デメリットを解説」します!
目次
小上がり和室とは?
小上がり和室とは、床面から段差のある和室のことを言います。
一般的なリビングの中に取り入れることが出来、和の雰囲気を演出することが出来るのが特徴です。
リビング空間の中に段差が出来ることによって、奥行きを感じさせることもできます。
小上がり和室は新築だけでなく、リフォーム工事で実現することができます。
洋風の住宅にもよくマッチする和室なので、取り入れる方が増えています。
小上がり和室のメリット
小上がり和室には大きく3つのメリットがあります。
具体的には
- 収納が増える
- 段差があるので、便利
- 奥行き感をつくることができる
収納が増える
小上がり和室のメリットの一つが「収納」です。
小上がり和室に上がるための段差部分には、収納スペースを設けることが出来ます。引き出しタイプにしておくことにより、リビングで使用するものを収納することが可能となっています。
中には和室の畳が上開きするタイプであれば、大きな収納力を発揮します。
ただ、収納をつくる際の注意点なのですが、収納という機能を加えることにお金がかかります。建築コスト的にはかなりアップします。なので、純粋なメリットというわけではないですのでご容赦ください。
段差があるので、便利
次のメリットが「段差があるので、便利」です。
例えば、赤ちゃんのおむつ替えにも小上がり和室を使うことが出来ます。和室で畳の床なので赤ちゃんがハイハイしても負担が少ないです。
リビングの中で少し他と異なるスペースが作れるということは、子育てにおいても非常に利便性が高い要素です。
小上がり和室は布団を敷くことによってベッドのような感覚で使用することができます。
また、起き上がる際には段差を活用できるので便利です。特に高齢者の方の中には布団から起き上がるのが辛いという方もいます。そのような悩みを抱える方にとっても小上がり和室は非常に使いやすいと言えるでしょう。
奥行き感をつくることができる
また、小上がり和室を作ることで奥行き感を作れることは大きなメリットとなっています。
段差があることによって、一層広く感じられることがあります。
部屋の内装にメリハリも付くのでインテリアにこだわりたいという方にもうってつけです。フローリングでは痛くてゴロゴロしにくいという方も、小上がり和室であれば安心して横になることが出来ます。
デメリット
小上がり和室のデメリットは、段差があることで転倒の恐れがあるということです。
小さな子供やお年寄りが住んでいる場合には特に注意する必要があります。また、段差に足をぶつけてしまうということも起こり得ます。
低めの小上がり和室にすることによってこのデメリットは多少緩和出来ます。しかし、それでも車いすなどに乗っている方にとっては少し不便になる可能性があります。
バリアフリーを実現したいという場合には特に注意しておきましょう。
家具や天井とのバランスによって、見え方が異なることにも留意しておく必要があります。
基本的には奥行きが生まれることによって、空間に余裕が出ることが多いです。
しかし、天井の高さと小上がり和室の構造がかみ合っていなかった場合は窮屈に見えるかもしれません。その点を踏まえて小上がり和室を選ぶことが大切です。
注意点
小上がり和室を設置する際には家族構成のことを頭に入れておく必要があります。
家族の中に小さな子供やお年寄りがいる場合は、その方々の動線を踏まえた位置に小上がり和室を設置することが重要となります。
また、子供が走り回ったりすることが想定される場合は段差のところを低めにすることや段差に緩衝材を付けることが大切です。布団を敷きたい場合は布団を敷ける面積を確保しておくようにしましょう。
注意点に気を付けておくことにより、小上がり和室のメリットを実感できることに繋がります。