- 「バイオエタノール暖炉とはどんなもの?」
- 「火を見ながら家でなごみたいけど、いいものあるかな?」
- 「バイオエタノール暖炉について、もっと詳しく知りたい」
この記事ではそんな疑問にお答えします。
今回の記事では「バイオエタノール暖炉ってどんなもの?メリット・デメリットは?暖かさや火事・燃費など解説」します!
目次
バイオエタノール暖炉とは?
バイオエタノール暖炉とは、薪ストーブと違い、バイオエタノールを燃料とする暖炉のことです。
燃料となっているバイオエタノールの原料は、トウモロコシやサトウキビなどの植物です。
電気やガスを必要としないため、コードや煙突等が必要ありません。そのため、住宅に導入しやすいのがバイオエタノール暖炉の特徴です。
また、マンションにも設置可能となっています。
バイオエタノールの特徴は?
バイオエタノール暖炉は、バイオエタノールという再生可能資源を使っています。
特徴は、燃焼しても煙が出ないことです。
そのため、部屋をすすで汚したり、嫌な臭いが充満したりすることなく、暖炉の火を楽しむことができるのです。
また、煙が出ないため煙突設置工事も必要ありません。排出されるのは、二酸化炭素のみです。
これにより、マンションでも導入しやすいというのも、バイオエタノール暖炉の特徴の一つです。
バイオエタノール暖炉のメリット
バイオエタノール暖炉のメリットは、主に
- デザイン性が高い
- 設置しやすい
ことが挙げられます。
各項目を見ていきましょう。
デザイン性が高い
バイオエタノール暖炉の特徴の一つは、デザイン性が高いことです。
裸火やガラス張りになっているため、炎の美しさをより鮮やかに感じることができます。
また、形や色のバリエーションも豊富です。
たとえばecosmartfire社のバイオエタノール暖炉であれば、白・黒・赤・ナチュラルといったカラー展開があります。
中には、額縁型となっているバイオエタノール暖炉もあります。
住宅の壁に簡単に設置することができます。
そのため、見た目もモダンな印象になりますね。
これにより、バイオエタノール暖炉は、ホテルやレストランでも人気となっています。
壁に埋め込むタイプの暖炉もあるため、レイアウトの案は豊富です。
また、バイオエタノール暖炉は本体に、燃料のエタノールを入れることで炎が燃えるため、コードや配管などが必要ありません。そのため、暖炉周りもスッキリします。
設置しやすい
先ほども書いた通り、バイオエタノール暖炉は、配管が必要ありません。
なぜなら、本体とエタノール燃料だけで燃えるからです。
煙突工事や設置工事もいらないため、マンションでも導入可能です。
なお、バイオエタノールを利用しているため、有害物質、すす、臭いも発生しません。
そのため、設備の観点から、薪ストーブや暖炉よりも設置しやすいと言えるでしょう。
バイオエタノール暖炉のデメリット
バイオエタノール暖炉のデメリットとしては、本体価格が高いことが挙げられます。
たとえば、30-40万円かかるバイオエタノール暖炉もあります。デザイン性の高いガラス張りや壁に埋め込むタイプだと、もっと高い価格のものもあります。
単純に暖房や冷房の効果だけを考えると、やはりエアコンが一番コストパフォーマンスがいいです。
ただ、本物の炎を眺めたり、火を見ながらなごみたいという場合、バイオエタノール暖炉はよい選択肢になります。
バイオエタノール暖炉で気になること(Q&A形式)
ここではバイオエタノール暖炉を導入するうえで気になることについてまとめています。
暖かさはどうですか?
ecosmartfire社のサイトによると、バイオエタノール暖炉の熱量は3.5~4.5kWほどです。
この数字は、他の暖炉や薪ストーブと同程度。
しかし、バイオエタノール暖炉は煙突を設置する必要がないため、熱がそこから逃げることがありません。そのため、暖房器具としての効果もきちんと果たします。
ただ、このバイオエタノール暖炉だけで熱を採るということですと、断熱性能が高くないといけないですし、熱量が十分であるかどうかを確認したほうがいいです。薪ストーブのような莫大な熱源にはなっていないです。
火事のリスクはどうですか?
バイオエタノール暖炉は、裸火でも安全に設計されています。
そのため、マニュアル通りに使用していれば、火事の心配をしなくとも良いでしょう。しかし、安価商品の中には、安全規格をクリアしていないものもあるため、注意が必要です。
燃料って何ですか?
バイオエタノール暖炉の燃料は、その名の通りバイオエタノールです。
そのため、他の電気やガスは必要ありません。
ecosmartfire社のものであれば、専用サイトからバイオエタノール燃料を買うことができます。価格は10Lで4400円です。
メーカー推奨以外の燃料を入れると、事故や故障の原因となります。特にガソリンや灯油を入れると、火災の原因になるため、絶対に使用しないでください。
本体価格はいくらぐらいですか?
バイオエタノール暖炉の本体価格は、サイズやデザインタイプによって数十万円ほど変わってきます。
壁に埋め込んだり、大型だったりという商品であれば、価格は50万円以上のものが多いです。大きさによっては、100万円以上するものもあります。
ランニングコストは?
メルクマール社のサイトによると、バイオエタノール暖炉のランニングコストは、毎月13680円だそうです。
1日あたりに直すと、456円となります(1日3時間、中レベルでの使用を前提)。
バイオエタノール暖炉のおすすめメーカー
じゃあ、実際にバイオエタノール暖炉を導入しよう!と思ったときに、検討すべきなのは「どこのメーカーのバイオエタノール暖炉にしようかな?」というところでしょう。
ここでは、バイオエタノール暖炉のおすすめメーカーについていくつかご紹介させていただきます。
ecosmartfire(エコスマートファイヤー)
エコスマートファイヤー社で抱えるデザインチームや外部デザイナーによって設計された置き型のバイオエタノール暖炉、また、顧客に応じた自由な設計を可能にした埋め込み型のバイオエタノール暖炉も提案。
オーストラリア製のバイオエタノール暖炉になります。
ecosmartfire社は、日本での販売代理店として株式会社メルクマールが存在しています。
そのため、東京や大阪のショールームで、生で見て購入を検討することができます。ecosmartfire社のショールームは「東京都南区南青山」「大阪府大阪市中央区心斎橋」にあります。
実績としては日本のラグジュアリーホテルに導入されており、AMAN TOKYO、フォーシーズンズホテル、星のや富士、パークハイアットニセコ、プリンスホテルグループなどにも導入されています。
- ecosmartfireの公式サイト[外部リンク]
ebios fire(エビオスファイヤー)
ebios fire(エビオスファイヤー)はドイツ生まれのバイオエタノール暖炉です。
ebios fire(エビオスファイヤー)のメーカー・SPARTHERM社は1986年にドイツにて創業した暖房業界のリーダー企業として、先進の技術ソリューションと共に高品質のストーブ、暖炉、バイオエタノール暖炉製品を製造しています。
おわりに
火を眺めていると、リラックスできたり、癒されたり、なごみます。
そんなメリットがあるバイオエタノール暖炉。
本体価格やランニングコストはもちろんエアコンより高いですが、実際に火を眺めることができる代えがたいメリットがあります。