羊毛断熱材「サーモウール」の製造工場はどんな感じ?どうつくっているのか?

「羊毛断熱材って、聞いたことあるけど、どうやってつくられているのだろうか?」
「サーモウールという商品は知っているけど、きちんとつくられているの?」

羊毛断熱材「サーモウール」に興味を持ったとき、きちんとつくられているのか?と気になることと思います。

そこで今回、羊毛断熱材「サーモウール」の製造工場を視察する機会がありましたので、ご紹介します!

羊毛断熱材「サーモウール」とは?そもそも何か?

羊毛断熱材「サーモウール」はバージンウールと医療用ポリエステルを原料に、独自の製法でふんわり仕上げられた断熱材です。

モノ自体は非常に弾力があり、フワフワしています。

このフワフワが、たくさんの空気を含むことで断熱性能を発揮しますから、フワフワに意味があります

羊毛断熱材「サーモウール」の特徴1:調湿性能

羊毛断熱材「サーモウール」の第一の特徴は「調湿性能」です。

結露することでカビになります。

サーモウールは湿度を調節する機能があり、湿気をコントロールできるので、結露を防ぎます。

羊毛断熱材「サーモウール」の特徴2:消臭性能

羊毛断熱材「サーモウール」の第二の特徴は「消臭性能」です。

タバコのにおい、生活臭、そういうにおいを消臭する性能があります。
しかも、半永久的に持続するそうです。

羊毛断熱材「サーモウール」の特徴3:吸音性能

羊毛断熱材「サーモウール」の第三の特徴は「吸音性能」です。

道路の近く、市街地などでは屋外の騒音は大きいもの。
そういう環境でも、サーモウールが吸音してくれます。
実際、業務用の吸音材としても利用されています。

製造元・コスモプロジェクト柳川工場に行ってきました

羊毛断熱材「サーモウール」の製造元・コスモプロジェクトの柳川工場に行ってきました。

周辺には田んぼがありながらも、家具工場などの工場が集積しているエリアにあります。

公式サイト:株式会社コスモプロジェクト

羊毛断熱材の雑学


羊毛断熱材「サーモウール」は主原料として、羊毛とポリエステルを使っています

ニュージーランドの羊毛だそうですが、羊は実は食用目的だったりするそうです。

羊毛自体は延びてくるので、副産物的なポジションらしく、まさかの食用が重要な目的だそうです。
ちなみに羊の種類は3,000種類ほどいるそうです。

ただ、羊の種類が違うと、羊毛の毛色が違ったり、毛の太さが違うそうです。

羊毛の太さ(径)が細いほど断熱効果は向上します。
ただ、その反面、細いほど価格が高くなってしまう。
このコストバランスが難しいそうです。

また、羊毛の毛色が違うというのは具体的には色が白いかどうか。

黄色の羊毛を見たことがあるかもしれませんが、これを使おうとすると脱色するのにお金がかかるので、一般的には黄色のほうが白い羊毛より安いのですが、脱色コストを考えると高くつくそうです。

工場内部に潜入


工場内部は原則的に写真撮影不可です。
ただ、パーツ撮りはOKもらえましたので、撮影してきました。

原料である羊毛はコンテナで輸入します。

その羊毛、実は圧縮(プレス)されて輸入されます。
羊毛の輸入時は圧縮(プレス)された塊で運搬されまして、非常に硬いです。

1個の重さはなんと500kg程度。
ニュージーランドから1回に17tくらい輸入するそうです。

工場内部では主原料をほぐして、空気の力を借りて運搬。

きれいに混ぜて、薄くまとめていき、製品にしていく過程を見ることができました。

まとめ

住宅建築の現場で使用している断熱材を使ったこと、触ったことはあっても、なかなか製造工程を見ることは少ないです。

どうやってつくられているのかを見ることで、なるほど比較的単純な作り方なんだな、とか。

特に不純物が入る工程もないな、とか。

何か間違うとしても、そういう要素がそもそもない製造工程なんだな、とか。

色々と気づくことがありました。

写真撮影NGなので、情報量としてはかぎられますが、少しでも伝わるものがあれば、幸いです。

ABOUTこの記事をかいた人

でんホーム株式会社 取締役・編集長。設計に口出し、現場を管理し、記事にも口出しする何でも屋さん。油山幼稚園→堤小→長尾中→福岡中央高→九州大学経済学部卒。2人の娘を持つ。【趣味】読書