「ダイニングチェアって、どういうものを選べばいいですか?」
食事したり、家族団らんしたり、
仕事したり、勉強したり、テレビ見たり。
ダイニングにいる時間って、結構長いんです。
今は家の間取りもLDKとリビング・ダイニング・キッチンが一体になっていて、
子どもたちはリビングでくつろいでいて、
夫婦はダイニングで語り合って・・・
そんなひと時を過ごすことも多いです。
それで大切になってくるのが、ダイニングで座る「ダイニングチェア」のセレクト。
今回は『予算別・おすすめダイニングチェア5選』というテーマで、IKEA、無印良品、北欧家具をピックアップ。
自然素材を使ったナチュラル、和モダンな雰囲気にマッチするおすすめのダイニングチェアを5つセレクトしてみました。
目次
EKEDALEN/エーケダーレン:IKEA(1万円以下)
最初のダイニングチェアはIKEAの「EKEDALEN/エーケダーレン」。
価格は税込7,990円。
実にシンプルなフォルムにシンプルな座面。
チェアカバーはさまざまな色から選べます。
カバー脱着式で洗濯機で洗えるそうです。
ポイントはダイニングチェアのフレームは無垢のオーク材を使用しているところ。
素材もそれなりのものを使いつつ、お手頃価格のダイニングチェア。
奥行:51cm
高さ:95cm
シートの高さ:46cm
オーク材チェア・綿平織:無印良品(1万円くらい)
同じくシンプルなフォルムのダイニングチェアが無印良品の「オーク材チェア・綿平織・ベージュ」。価格は税込12,900円。
IKEAの椅子よりも、より洗練されたフォルム。
曲線も、IKEAの椅子よりも素直でシンプル。
デザイントーンとしては、やはり和の雰囲気があるので、日本人の感性にマッチしていて、素直でシンプルなダイニングチェア。
素材も北米産のホワイトオーク無垢材を使用。
なかなかコストパフォーマンスの高そうな一脚。
奥行:48.5cm
高さ:79cm
シートの高さ:45.5cm
H.W.F ダイニングチェア:ACTUS/アクタス(3万円くらい)
予算感としては、3万円前後に到達します。
次のセレクトはACTUS/アクタスの「H.W.F ダイニングチェア」です。
価格は税別30,000円程度。
「H.W.F(エイチダブリューエフ)」とは1950年代から70年代の、黄金期と呼ばれる時代の北欧家具をリプロダクトした商品シリーズ。
このダイニングチェアも、ヴィンテージ北欧家具として見ることも多いデザインを踏襲。
北欧家具としては、ポピュラーなデザインを踏襲して、現在の素材で作られたもの。
素材はマホガニー材のオイル塗装。
デザインテイストとしては、少し洋寄りがお好みな方にマッチします。
ウォールナットやチェリー、オークといった樹種の家具をお持ちの方には、かなりマッチするトーンのダイニングチェアです。
奥行:49cm
高さ:77cm
シートの高さ:45cm
Yチェア(CH24):カール・ハンセン&サン(10万円くらい)
このあたりから、1脚10万円近くなってきます。
次のセレクトは「Yチェア(CH24)」です。
価格は税別84,000円から。
Yチェア(CH24)は北欧家具では王道みたいな位置づけ。
ダイニングチェアで北欧家具といえば、Yチェア(CH24)みたいな。
背の部分が「Y」になっていることから、Yチェアと呼ばれています。
世界中で最も売れた椅子のひとつとも言われています。
デザイナーは僕が好きな「ハンスJウェグナー」。
定番ですが、時代が変わっても愛される、普遍的なデザイン。
1脚10万円近くなってきますと、それは手入れして、一生モノの椅子とする価格帯です。
たとえば、Yチェアを買って、メンテナンスして10年、20年座り続ける。
そして、子どもの椅子は子どもたちに受け継ぎ、その子どもたちは孫たちのYチェアを買い足す。
そうやって、時を経ても変わらない価値、変わらない美しさを味わう。
そういうダイニングチェア。
そういう楽しみ方になります。
奥行:51cm
高さ:74cm
シートの高さ:45cm
PP58・PP68:PPモブラー(12万円くらい)
同じく1脚10万円前後の価格帯のダイニングチェア。
「PP58・PP68」。
価格は税別117,000円から。
デザイナーはYチェアと同じ、僕が好きな「ハンスJウェグナー」。
ハンスJウェグナーの最後のデザインがこの「PP58・PP68」なんですね。ちなみにPPとは、製造会社のPPモブラー社のこと。
PP58のシートは革張り。
PP68はペーパーコード張りです。
ウェグナーデザインの最後のダイニングチェア。
だからこそ、ウェグナーのそこまでの蓄積・知識がすべて結集されていると考えると、色々想いが深まります。
デザイン的には素朴でシンプル。
Yチェアよりも、線は太く、丈夫さが感じられるデザイン。
奥行:47cm
高さ:70cm
シートの高さ:42cm
PP501・PP503(ザ・チェア):PPモブラー(60万円オーバー・最高級)
最後のダイニングチェアは僕がほしい一脚。
「PP501・PP503(ザ・チェア)」。
価格は税別630,000円から。
この「PP501・PP503(ザ・チェア)」は、1960年にアメリカ大統領選でのテレビ討論の際、ジョン・F・ケネディ大統領が使用して有名になりました。
ダイニングチェアとしては最高級の部類に入ると思います。
超高級レストランに置いてあったりするみたいですね。
ちなみに「エルメス」のパリ本店内カフェにて、この「PP503(ザ・チェア)」が置いてあるようです(行かれた方の写真を見て確認しました)。
一見すると、大変シンプルなフォルム。
ただ、細部まで行き届いた細やかさ、美しさを持つ、気品あふれる椅子です。
ほしいです。
奥行:52cm
高さ:76cm
シートの高さ:45cm
まとめ
ご自宅の空間テイストによっては、もっとモダンがよかったり、もうちょっとアメリカンな感じがよかったり、ミッドセンチュリーな感じがよかったりと、色々とテイストの問題はあるかと思います。
今回は、僕の主観で選ばせていただきました。
和モダンやナチュラル系のデザインテイストの空間には、すべてマッチするのではないでしょうか。
空間づくり、ダイニングチェア選びの参考になれば、幸いです。
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