【土地探し】防火地域・準防火地域って、ご存知ですか?まったく同じ家に150万円超 余計に支払う可能性が…

「防火地域・準防火地域という言葉はお聞きになられたこと、ありますか?」

土地探ししているときに、
不動産会社が出している

「土地情報」

や不動産ウェブサイト、
たとえば、SUUMO、アットホームのようなサイト、

「土地情報ページ」

そういうところで、
見かけたことがおありな方、

いらっしゃるんじゃないでしょうか?

具体的に、
これが何を意味しているのか、
おわかりになりますか?

防火地域・準防火地域とは?

そもそも論としまして、
住宅や店舗など、
建物にとって

火事というものは脅威です。

江戸の大火や関東大震災など、
日本の歴史のなかで、
火災によって、
甚大な被害を被ってきた
という
背景があります。

そのため、
行政としては、
都市計画というかたちで、
規制することで、
都市における防火対策を
はかろう
ということをしています。

これが、

「防火規制」

です。

3つの防火規制

この「防火規制」は3つに区分されます。

1.防火地域
2.準防火地域
3.法22条区域

それで、
ハードルが一番高いのが防火地域。

次は、
それに「準じる」わけで、
準防火地域。

そして、
それなりに対処が必要な
法22条地域。

防火地域とは?

「防火地域」ですが、
よく見られるエリアは、

商業地

です。

建物が密集していて、
防火対策していないと、
延焼がヤバそうなところ。

そういうところです。

具体的には、

耐火または準耐火建築物

でないといけません。

お金かかりますね。

準防火地域とは?

実際問題、
商業地のようなところに、
住宅を建てる方って、
いらっしゃるとは思うんですが、

数としては、
非常に少ない。

それで、
結構、該当しがちなのが、

福岡市内とかでも、
それなりにお見受けしますのが、

「準防火地域」

です。

これは、

駅近

とか。

昔の繁華街

とか。

今は普通にあんまり人が住んでないんですが、
かつてはにぎわっていたエリア。

そういうところが、
準防火地域に指定されていたりします。

防火地域・準防火地域かどうか、エリアを確認したい場合、どうすればいいか?

防火地域・準防火地域というエリアを
実際に確認したい場合
は、

地方公共団体のホームページで、
都市計画図がありますから、
そこで確認できます

ホームページに掲載ない場合は、
市役所に行かれるとわかるかと思います。

【福岡市の場合】
福岡市Webまっぷ
上記ウェブサイトの都市計画情報マップを
ご確認いただくと、
わかるようになっています。

「福岡市Webまっぷ」で防火地域・準防火地域か確認してみる

これが福岡市城南区の
でんホーム鳥飼モデルハウス(城南区鳥飼7丁目)付近、
地下鉄七隈線・別府駅近くの地図
です。

確認してみると、
別府駅近く、
202号線の幹線道路の脇、
ビルが多く建っているところは、
準防火地域に指定されています

こういう感じで、
防火地域・準防火地域を確認します。

準防火地域、何が問題になるのか?

それで、

「だからどうした?」

と思うかと思うんですが。

準防火地域に指定されている地域では、

「延焼のおそれのある部分を防火構造にする」

というルールがあるんです。

延焼のおそれのある部分とは、

隣地との境界線や敷地が面する道路の中心から、
1階が3m以内、2階以上が5m以内にある部分

を指します。

この広い範囲を
防火構造にしなければなりません

・・・・・繰り返しますね。

この広い範囲を
防火構造にしなければなりません

・・・さて、問題です。

防火構造にするのって、
無料でできるって、思いますか?

広い範囲を防火構造にしなければならないんですが、

それを国や市が負担してくれる、、、わけないですよね?

無料でできる、、、わけないですよね?

正直、先に言っておきますけど、

・・・・・高いです。

意味がわからないんですが(本当は意味わかるんですが)、
高いです。

準防火地域で建てるとき、何が追加費用になるのか?

「準防火地域で建てるとき、何が追加費用になるのか?」

ですが、

でんホームみたいな木を多用する家ですと、
軒裏と言いまして、
屋根の裏部分があるんですが、
そこが木だったりします。

普通の「木」はNG。

防火仕様の「木」であれば、OK。

まあ、防火仕様の「木」というのが、
大変お高い

防火認定という公的な認定を取得するのに、
お金がかかるので、
売価に反映されているというのが、
答えみたいなんですが

あとは、外壁。

外壁も、仕様を満たしていないといけません。

ここまで、
軒裏、外壁の話言いましたけれども、

でんホームの自然素材住宅であれば、
かかってくる追加費用
であって、

一般的な住宅で、
サイディングで完成させる家には影響ありません

じゃあ、
一般的な住宅で、
大きく追加費用になるところは、どこか?

それは

「窓」

です。

防火仕様の「窓」サッシは高い

網入りガラスって、
見たことありませんか?

窓ガラスに、
網が入ったガラス。

たぶん、
一度はどこかで見たことあるかと思うんですが、
あれは何のためだと思いますか?

網がガラスを補強している?

別に網はガラス補強になりません。

では、あれは何のためか?

防火仕様のため

です。

あれはわかりやすいんですが、

「窓・サッシ」そのものを
防火仕様の「窓・サッシ」にしないといけません。

ちなみに、
まったく同じ家で、
防火仕様の窓・サッシであれば、
ざっくり150万円くらいかかります

広さ、大きさ、色々違うので、
一概には言えませんけど、
それくらい高い、ということです。

そういうわけで、
同じ家を建てるにしても、

法22条地域と準防火地域では、
これくらい高額な差が出てしまうわけ
です。

法22条地域はどうか?

法22条地域は、
福岡市であれば、
全域が最低限、該当しているのでは?
と思われるレベルで、
指定されています

具体的には、

「屋根・外壁を不燃系のものにしなさいよ」

みたいな指定です。

でんホームでは、
屋根はガルバリウム鋼板。

外壁は、
そとん壁(左官塗り壁)、
サイディング。

焼杉もありますが、
焼杉の場合、
色々と仕様を検討しておかないといけません。

ですが、
一般的な住宅であれば、
屋根はスレート。
外壁はサイディングです。

特に問題にならないとは思います。

問題になるのは、
やはり防火地域・準防火地域ですね。

そういうわけで、
土地探しの方が、
こういう防火地域・準防火地域について、
知っておいて損はないように思います。

少しでも、お役に立てば。

ご家族が
幸せに暮らすことのできる
家づくりを。

何かお知りになりたいことあれば、
お気軽にご相談予約ください。

ABOUTこの記事をかいた人

でんホーム株式会社 取締役・編集長。設計に口出し、現場を管理し、記事にも口出しする何でも屋さん。油山幼稚園→堤小→長尾中→福岡中央高→九州大学経済学部卒。2人の娘を持つ。【趣味】読書