鎹(かすがい)とは?読み方や種類など解説!

鎹かすがいとは

鎹(かすがい)と聞くと、「子はかすがい」ということわざを思い浮かべるかと思います。

鎹(かすがい)には「つなぎ止める」という役割があります。

今回はことわざのお話ではなく、建築現場で使用されている本物の「鎹(かすがい)」についてご紹介しましょう。

鎹(かすがい)とは「木材と木材をつなぐために打ち込む大釘のこと」


「鎹(かすがい)」は、木材同士をつなぐために使用される大釘のことをいいます。

形状は「コの字型」で、ホッチキスの針を思い浮かべるとわかりやすいのではないでしょうか。

鎹(かすがい)とは「木材と木材をつなぐために打ち込む大釘のこと」

小さなものは長さ3cm程度のものから、18cm程度の長いものまで様々な長さのものがあります。

鎹の両端にある折り曲げた部分を「爪」と呼び、中央部を「渡り」と呼びます。

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タナカ(Tanaka)

鎹の読み方は「カスガイ」

「鎹」は「かすがい」と読み、音読みのない漢字です。

難しい漢字ですが、それもそのはず、もっとも難しいとされる漢検1級に出題されるレベルです。

鎹を使ったことわざには「子は鎹(かすがい)」「豆腐に鎹(かすがい)」のふたつがあります。

子は鎹(かすがい):ことわざ


「子は鎹(かすがい)」は、子どもが夫婦の仲をつなぎとめる役目をすることから使われています。

豆腐に鎹(かすがい):ことわざ

一方の「豆腐に鎹(かすがい)」は、豆腐に鎹を打っても鎹の役目を果たさないため、何の手応えもないことを指しています。

建築現場で使われる道具がことわざとして生活の中に溶け込んでいる良い例ですね。

「子は鎹(かすがい)」の語源は住宅建築用語の鎹


鎹(かすがい)が私達の生活の中にことわざとして溶け込んでいることがわかりましたが、そもそも鎹とは、住宅を建築する際に使われる構造金物で住宅建築用語のひとつです。

鎹(かすがい)は、骨組みだけ組み上がった状態の住宅建築現場で見ることが出来ます。

ただ、鎹だけでは引き抜きの力が生じる柱には強度がほとんどありません。

そのため、阪神大震災以降、2,000年の建築基準法の改正に伴ってコンクリートの基礎と土台の木材と柱とを鎹(かすがい)で止めるのではなくホールダウン金物でつなぎ止めることが義務化されました。

鎹の種類


住宅の建築現場で木材同士をつなぎとめる役割のある鎹には、どのような種類があるのかを見ておきましょう。

丸鎹(かすがい)

丸鎹は一般的な鎹で、普通かすがいとも呼ばれています。木材に打ち込む先端部分以外は丸い棒の形状になっています。DIYをよくなさる方が、枕木をつなぎあわせるときによく使用されています。

角鎹(かすがい)

断面が角形状になっています。大引きと束、小屋梁と小屋束などに使用します。

三角鎹(かすがい)

フラットかすがい
三角鎹は、フラット鎹とも呼ばれていて断面が三角になっていますので、木材に打ち込むと表面がほぼ平らになり納まりがキレイです。

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手違い鎹(かすがい)

先端の爪が互いに90度になるような向きの鎹のことをいい、アルファベットの「Z」に形が似ています。手違い鎹は、直角に位置する木材をつなぎ合わせるために使われ、爪の向きによって右ひねりと、左ひねりの2種類があります。

鎹かすがいとは