L型キッチンとは?メリット・デメリットは?

L型キッチンの実例
  • 「L型キッチンを検討しているけど、詳しく知りたい」
  • 「L型キッチンのメリット、デメリットはどういうものですか?」
  • 「理想のキッチンにするために、詳しく知りたい」

この記事ではこのような疑問にお答えします。

目次

L型キッチンとは?

L型キッチンレイアウト
L型キッチンとは、キッチンの形状がL字型になっているキッチンのことです。

L型キッチンには大きく分けて2つの種類があり、キッチンの一辺が壁に面していて、もう片方がオープンキッチンになっているタイプ(オープンL型のキッチン)と、キッチンの2辺が壁に面しているタイプです。

同じL型キッチンでもタイプが異なれば使い勝手やメリットが異なるので、自分に適している種類を選択するのが大切になります。

L型キッチンのメリット


それではL型キッチンのメリットについてご紹介していきます。

家事動線が短いのが特徴

L型キッチンは、冷蔵庫とシンク・コンロを結ぶワークトライアングル(キッチントライアングル)と呼ばれる家事動線が短いのが大きな特徴です。

横へ移動する動作が短くなるので調理の際に余分な動きが少なくなります。

オープンL型キッチンだと、LDKとの一体感があります

L型キッチンの実例
オープンL型のキッチン(オープンキッチンのタイプ)はシンクや作業台の部分がリビングやダイニングに向き合うように設置されるため、調理作業中も家族や来客とコミュニケーションがとりやすいのが特徴です。

オープンL型キッチンだと子供から目を離さずにすむ

幼児がいる家庭では、子供から目を離さずにキッチンに立てるメリットがあります。

壁付けL型キッチンだと調理作業に集中できる

一方の2辺が壁に面したタイプは、リビングやダイニングに向かず調理するスタイルですので、作業に集中しやすいのが特徴です。

キッチン台のすぐそばにダイニングテーブルを置けるため配膳しやすく、ダイニングのスペースがコンパクトになりリビングのスペースを広くとれるメリットがあります。

冷蔵庫の位置は注意

キッチンレイアウトについてL型キッチンの場合、気を付けたいのが冷蔵庫を設置するスペースです。

ワークトライアングルにメリットが高い特徴がありますが、冷蔵庫の位置が遠くなってしまえば導線の利便性が薄れてしまいます。

加えて家族が多い、料理が好きで食材を多くストックしたいなどの家庭では大きいサイズの冷蔵庫を必要とするでしょう。設計の段階で冷蔵庫に必要なスペースを十分に確保し、導線を考えて設置場所を設定するのが大切です。

L型キッチンのデメリット

ここからはL型キッチンのデメリットについてご紹介します。

コンロとシンクの距離を考えないと、動線が遠くなる

L型キッチンを選択する際に気を付けたいのが、コンロとシンクの距離です。広いスペースがあれば大きいサイズのキッチンを選ぶケースも多いですが、家事動線を考慮するとコンロとシンクの間に長い距離ができればコンパクトな動線は実現できません。

I型キッチンのように、横へ動く動作が多くなる可能性が高いので、L型を選ぶ意味がなくなってしまうでしょう。

ワークトライアングルを考えてキッチンのサイズや種類を選択しないと、使い勝手の面でデメリットとなってしまう可能性が高いです。住宅の広さもL型キッチンに適しているかに影響します。

特にオープンキッチンのタイプは、キッチンとリビングやダイニングの間にシンクや作業台の部分が設置されるので、十分な広さがないと室内が狭くなってしまいます。

L字のコーナー部分がデッドスペースになりやすい

これはしょうがないところなのですが、L字のコーナー部分がデッドスペースになりやすいです。

直線部分は収納がきちんと確保できるのですが、コーナー部分は出し入れが難しいのでデッドスペースになりやすいのです。

コーナーの上部には香辛料を置いたり、インテリアになる物を置いたり、様々な使い道があります。
ただ、キッチンのコーナー内部の収納はなかなか難しいところがあります。

L型キッチンの実例