Yチェアで有名な家具デザイナー、ハンス・ウェグナー。
北欧家具のデザイナーとして有名です。
代表作はもちろん、Yチェア。
それ以外にも「どこかで見たことがある」と思うのですが、木を使ったナチュラル感あるデザインされた椅子、テーブル、ソファなどをデザインしています。
>>ハンス・ウェグナーの詳細についてはこちらの記事をご覧ください
ハンス・ウェグナーはデンマークの田舎町トゥナー(テナー)で生まれ育ちました。
そういうわけで、この町トゥナーにハンス・ウェグナーを特集したウェグナー・ミュージアム(博物館)があります。
今回はそのウェグナー・ミュージアムをご紹介します!
北欧家具の有名デザイナー、ハンス・ウェグナーの名作椅子が一気に堪能できます。ウェグナー好きなら、間違いない。
目次
ハンス・ウェグナー・ミュージアムへのアクセス・行き方
ウェグナーミュージアムはハンス・ウェグナーの生誕地であるデンマーク・トゥナーという田舎町にあります。
位置的にはドイツとの国境付近。
デンマークでは南部と呼ばれるエリアです。
地図で見るとドイツのすぐそばであることがわかります。
ちなみにトゥナーからドイツ・ハンブルクまで電車で約3時間。
トゥナーからデンマーク・コペンハーゲンまでは電車で約4-5時間なので、それなりに距離感がある場所です。
トゥナー駅からは徒歩で行けます。
ちなみにトゥナー駅の電車は大体1時間に一本です。
スケジュールを調整するのに難しいところです。
ウェグナーミュージアムの外観
ウェグナーミュージアムのは元々、給水塔だった建物を活用したもの。
外観も給水塔を維持したまま、印象的で街並みに溶け込んだ素晴らしい建物です。
ウェグナーミュージアムはハンス・ウェグナーの展示だけではなく、デンマーク・トゥナー(テナー)の町の歴史文化を展示している博物館でもあります。
ウェグナーミュージアムの中
ウェグナーミュージアムのなかは、給水塔のなかを階段で上がっていくごとにウェグナーデザインの椅子などの展示がある構成です。フロア構成は8フロア?だったような。
ハンス・ウェグナーの名作椅子が一気に堪能できるという構成になっています。
ザ・チェア(現・PP503)
ハンス・ウェグナーがデザインした有名でクラシックな名作椅子「ザ・チェア(現・PP503)」です。
このザ・チェアはデンマークのチェリー材をフレームに、表面はラッカー仕上げですね。
曲線の部分が特徴的ですね。
Yチェア(CH24)
ハンス・ウェグナーといえば、Yチェア。
ということで、展示がありました。このハンス・ウェグナーミュージアムではかなりザ・チェアが展示多いのでYチェアの存在感が少なかったです。一般的にザ・チェアをこんなに展示するところもないので、ここは特殊な感じですね。ザ・チェアは高いので。
ザ・チェアの藤ばり(現・PP501)
座面が藤のザ・チェアがPP501です。
ピーコックチェア(PP550)
ピーコック(クジャク)のようなフォルムをした椅子。ピーコックチェア。
名付け親はフィン・ユール。
パパベアチェア(PP19)
ハンス・ウェグナーが1951年にデザインした椅子。
ベアチェアのネーミングは「アーム部分がまるで後ろから抱きしめる熊の手のようだ」と表現したことから名づけられました。
お値段は200万円を超えてきますので、簡単には入手できませんが、その座り心地はゆったりと包み込まれる感じで、高いだけのことはあります。
上記以外にも、何十脚ものハンス・ウェグナーデザインの名作椅子が並んでいました。
写真はいっぱい撮影してます。
ウェグナーミュージアムの最上階
ウェグナーミュージアムの一番の見どころはやはり給水塔の最上階。
ハンス・ウェグナーの娘さんがデザインしたラウンドテーブルに「これでもか!」と言わんばかりのザ・チェア。壮観な光景です。
給水塔の最上階ということもありまして、トゥナーの街並みを眺めることができます。
まとめ
ハンス・ウェグナーに興味があったとして、日本でハンス・ウェグナーデザインの椅子を見ようと思ったとき、なかなか一気に見ることができません。
まず、Yチェア、CH25などのウェグナーデザインの椅子・テーブルを製造・販売しているカール・ハンセンの商品を展示・販売している全国各地のインテリアショップをめぐることがひとつ。カール・ハンセンのショールームを見れば、カール・ハンセン製造のハンス・ウェグナーデザインの椅子・テーブルは現物を見ることができます。
あとはPPモブラーになります。
PPモブラーは東京、神戸にショールームがありますが、一般公開はあまりしてないみたいなので、基本的にはPPモブラーを取り扱っているインテリアショップ、家具店のショールームになります。こういうかたちになりますから、一挙に見ていくことは意外に難しかったりするのです。
ハンス・ウェグナーが好きでたまらないという方であれば、一度訪れてみてはいかがでしょうか?
>>ハンス・ウェグナーの詳細についてはこちらの記事をご覧ください