- 「サンワカンパニーのキッチンに興味あるんだけど・・・」
- 「サンワカンパニーのキッチンの特徴や種類をざっくり知りたい」
- 「サンワカンパニーのキッチンの価格って、実際どうなの?」
このような疑問にお答えします。
この記事では「サンワカンパニーのキッチンの特徴、商品ラインナップ、収納、パネルの色・カラーなどのオプション、価格、工事・施工費など」についてお伝えします。
目次
サンワカンパニーのキッチン特徴:ミニマル×ステンレス
サンワカンパニーのキッチンの特徴としては「ミニマルなデザイン」と「ステンレス」です。
デザインテイストとしては、ミニマリズムを推し進めたミニマルデザイン。
これはサンワカンパニーのキッチンには、取っ手があまり見受けられないことからも明らかです。
すっきりした印象になるデザインです。
加えて印象的なものが「ステンレス」です。
サンワカンパニーのキッチンのほとんどに「ステンレス」が見受けられます。ステンレスはその機能性から、クリーンな印象を与えるとともに、デザイン的にも素材感が出ていてレベルの高い空間になります。
サンワカンパニーのキッチンラインナップ:グラッド45、エレバート、オッソ、シェリエ、プレーンKミディアム
サンワカンパニーのキッチンの商品ラインナップをご紹介します。
グラッド45
グラッド45はサンワカンパニーのこだわりを詰め込んだキッチン。
高級感のあるデザインだけでなく、サイドパネルや扉の小口を見せない留め加工など、細部にまで配慮したデザイン。
全体にステンレスで構成されているので、お掃除もラクラク。清潔に保つことができます。
ステンレスの標準仕様はヘアライン仕上げ。オプションでバイブレーション仕上げにすることも可能。また、海外製のビルトイン食洗機を組み込むことも可能。具体的にはミーレの食器洗い機かガゲナウの食器洗い機の2ブランドから選択可能。
グラッド45の価格は299,500円から。
エレバート
エレバートは細部へのこだわりと使う人への気配りが込められた上位モデル。
6cm厚の高級感あるステンレス天板、大きなシンク、収納力の高い引き出しなどが特徴。
ステンレス天板は日本の職人が一枚ずつ丁寧に仕上げています。機械では再現できないスクエアが魅力です。
幅80cmの角シンクはプロ用の厨房を製作している職人の匠の技。
デッドスペースをうまく活かした内引出しだけでなく、天板にカトラリー(ナイフ、フォークなど)や箸などが入る小引出しがあります。
すべての引出しに45度カットの手掛かりデザインと、ブルム社(オーストリア)のサイレントレールを採用し、静かにそして楽に開け閉めができます。
エレバートの価格は491,000円から。
オッソ
オッソはシンプルなデザインが特徴的なフレームキッチン。
必要最小限の機能で構成されたシンプルなデザインはキッチンをスッキリと洗練された印象にします。
ステンレスで構成されていますので、掃除がしやすいのに加えて、フレームキッチンの通気性のよさで、いつでもクリーン、清潔に保つことができます。
オッソの価格は243,700円から。
シェリエ
シェリエはデザインのよさに加えて、選べる楽しさ、コーディネート性の高さなどが魅力のシステムキッチン。
全8色のバリエーションで色選びが楽しめます。
また、シンクもステンレスヘアラインの一体成型とマットな人工大理石から選ぶことができます。
シェリエの価格は190,500円から。
プレーンKミディアム
プレーンKミディアムは引き出し式の大容量収納とシンプルなデザインが特徴のキッチン。
レイアウトのバリエーションも多く、IHや食器洗浄機などの豊富なオプションもあります。
プレーンKミディアムの価格は115,600円から。
サンワカンパニーのキッチンの収納、パネルの色・カラーなどのオプション、選択肢
サンワカンパニーのキッチンを選ばれるのなら、その背面の収納(カップボード)も統一させたいところ。空間の統一感も出ますし。
サンワカンパニーのキッチンの場合、各キッチンラインナップに合わせて統一感のあるカップボードが用意されています。それぞれ、収納量も多く、実用的かつ機能的な収納(カップボード)になっています。
キッチンの収納参考例:エレバート
ここではキッチンの収納の参考例として「エレバート」の収納(カップボード)をご紹介します。
写真の収納(カップボード)はエレバートのセパレート型カップボードW2700です。
展示品セット価格で579,200円となかなか高額なモデルです。
幅が2700mmと広いので、金額が大きくなっているようです。
- 食器棚 セパレート9045×3:501,000円
- セパレート用サイドパネル×2:32,000円
- エレバートダウンライトカバー×3:14,100円
- ハーフェレ吊戸棚LEDダウンライト×3:32,100円
- 合計:579,200円
キッチンパネルの色・カラーは?
キッチンパネルはサンワカンパニーが独自に企画・デザインしたキッチンパネルがおすすめ。
具体的には「ステンレス・キッチンパネル」がシンプルで高級感あります。
一般的な「マットホワイトのキッチンパネル」もあります。
あとは高級感のある色・カラーを選ぶことのできる「キッチンパネル・ラグジュアリー」もあります。
サンワカンパニーのキッチンのオプション・選択肢について
サンワカンパニーのキッチンのオプション・選択肢は豊富に色々と選ぶことができます。詳しくはサンワカンパニーのショールームでお話を聞かれるのがよいと思うのですが、たとえば、水栓に関しても、エレバートでは6種類、グラッド45で8種類などから選択することができます。
ガスコンロもグラッド45で8種類から選択できます。IHクッキングヒーターですと4種類です。
食器洗浄機もグラッド45では海外製のものも選択できるので、8種類から選べます。オッソでは4種類です。
まずは、キッチンのラインナップから好みのものを選び、そこからオプション・選択肢を選ぶことで詳細を決めていくことになります。
サンワカンパニーのキッチンの価格はどうですか?安い?
サンワカンパニーキッチンの価格ですが、プロ目線で申し上げると「適正価格」です。つまり、価格が高いわけではないですし、かといって価格が特別安いというわけではありません。
使用している部材・パーツもメリハリ効かせて使っていますので、安さがウリの価格設定のキッチンでは潔く、かなり安い部材・パーツを使っています。上位グレードでは良質な部材を使っていますが、価格的に安く見えるように全体的なグレード感は価格相応になっています。
パッと見の価格が安いように感じられるのは、工事費・設置費・付帯工事費が省かれているからです。この点については次の項目で詳しくお話します。
サンワカンパニーのキッチンは「安さがメリットではないです。サンワカンパニーのキッチンがいいから選ぶ!」という方のキッチン
サンワカンパニーのキッチンの価格は適正価格と申し上げましたが、価格相応だと思います。
ですから、ご注意いただきたいのが『安いから、サンワカンパニーのキッチンにしたい』という場合、トラブルになる可能性があります。見えていないコスト、今後、想定外にかかってくる費用なんかがあるからです。
ですから、サンワカンパニーのキッチンを選ぶ方は「安いから」では選ばないようにご注意ください。あくまで「サンワカンパニーのキッチンがいいから選ぶ!」という方向けのキッチンです。どのキッチンでも、選ぶ基準は本来、そういう選び方が好ましいです。
「安くてお得がいい!」と言われる方が多いのはわかるのですが、正直、原価率が高いというか、モノ自体がそれなりに値段しますので、「安くてお得!」が成立しづらい業界ではあるのです。注文住宅業界全体として。
サンワカンパニーのキッチンは値引きがあるの?
サンワカンパニー全体の方針で値引きはありません。
これは一般消費者向けの価格も、業者向けの価格も同じということを意味しています。
そのため、注文住宅建築業者、建築業者、リフォーム業者がサンワカンパニーのキッチンを導入する際に、打ち合わせ含めてコストが発生する可能性がある部分、また、業者が施工を担当する部分に関しては追加費用を請求しなければ、成立しないということでもあります。
サンワカンパニー以外のキッチンメーカーの場合、一般消費者向けの価格と業者向けの価格が違います。
そこで打ち合わせコスト、接続などの付帯工事の工事費用を含めることができます。それでわからないのですが。それを請求できないと、タダ働き、ボランティアになりまして事業として成立しません。ご了承くださいませ。
サンワカンパニーのキッチンの工事はどうなるの?施工費は?
サンワカンパニーのキッチンはサンワカンパニーが「おまかせパック」というかたちで、キッチンの配送から設置まで引き受けています。まず、基本料金。
参考例としていくつかピックアップします。- エレバートのアイランド・ペニンシュラ型:175,000円
- パティーナキッチン:175,000円
- グラッド45のアイランド・ペニンシュラ型:175,000円
- オッソ:145,000円
- シェリエのアイランド・ペニンシュラ型:155,000円
- プレーンKミディアムのアイランド・ペニンシュラ型:155,000円
追加でオプションとして、カップボード(背面収納)の有無でも変化します。
カップボードで-W1,800まで+39,000円。
W1801-3000まで+51,000円。
(キッチンと同日配送・同日施工のみ)最後に追加出張費です。
ショールームを起点とした直線50km圏内であれば、0円。
ショールームを起点とした直線75km圏内であれば、+21,000円。
ショールームを起点とした直線100km圏内であれば、+31,000円。※搬入条件によっては追加費用が発生する場合があります。現地調査後に見積りされるようです。
単純合計しますと、グラッド45のキッチンであれば、キッチン本体の価格とは別で、おまかせパックによる施工費がかかります。
カップボードあり(W1800)、ショールームから30km程度と仮定します。
175,000円+39,000円+0円=214,000円(税別)
本体価格に214,000円を追加した金額が設置までの金額になります。
ただ、ご注意いただきたいのが、建築業者が関係するところの費用は含まれていないということです。
サンワカンパニーのキッチン工事での注意点。想定外の請求があると思います
サンワカンパニーのキッチン工事での注意点としては、建築業者が関係するところの費用は含まれていないというところです。
サンワカンパニー社側もこのことについては「重要」と記した上で注意喚起されていらっしゃいます。
サンワカンパニーのキッチン資料より
現地調査、および組立当日の開始時・完了時には必ずお客様、もしくは責任者様(現場管理の方など)のお立会をお願いしております。建築工事でサンワカンパニーのキッチンを組み込む場合、基本的にお客様が立ち会うというのは難しいです。
まず、工事が平日です。加えて、立ち会ったところで、何を意味しているのかわからないからです。
となると、現場管理の方ということになるわけですが、そうなると、無料でできるわけはありません。現場管理の方の人件費を負担しないといけません。日本人一人の1日の人件費は諸経費含めて普通に数万円はすると思うのですが、いかがでしょうか?ご自身の額面月給を営業日数で割ってみていただきまして、会社負担分の諸経費を上乗せしてみていただければ、数万円はいっているかと思います。
この人件費請求があるとすれば、それは一般のお客様からすると、想定外の費用と感じられるかな、と思います。
サンワカンパニーのキッチン資料より
下記は組立・設置に含まれません。お客様の責任の範囲にてご対応をお願いいたします。- 設備接続工事(電気工事・ガス工事・水道工事・レンジフードのダクト工事)
- ウォールキャビネット、フードなどの取付け下地工事および、レンジフード吊ボルトおよびインサート工事(材工ともに、現場にて予め下地の取付けを行ってもらう)
- すき間隠しヒモ打ち、コーキング、シール、シーリングプレート、止水栓、キッチンパネルなど材工とも
- クリーニング
以上のことが組立・設置費用には含まれていないということになります。
これらの打ち合わせ・施工・施工管理をする建築業者はこれらの費用を別途請求することになると思います。これらも一般のお客様からすると、想定外の費用と感じられるかな、と思います。
サンワカンパニーのキッチンの工事、施工費については、一般的なキッチンメーカーとは異なる対応になりますので、十分に注意されて動いていただけましたら、と思います。
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