でんホームとして注文住宅を建築させていただいたお宅。
そのお宅の外構一式を個人的に引き受けさせていただいております。
その一環として、和のテイストの注文住宅にふさわしい、同じく和のテイストが入った外回り(外構・エクステリア)になっています。
今回はその流れで「門柱ポストの取り付け工事」をしましたので、その工事内容をご紹介します!
目次
郵便ポスト取付は、基本は専門の施工業者に依頼するのがよさそう
事前にお伝えしておきますと、今回、門柱・郵便ポストを取り付け工事してみまして、要求される工具、施工精度、知識ノウハウがなかなかレベルが高いです。
ポスト本体の組み立て作業は充電式インパクトドライバーがあれば大丈夫そうです。
ただ、充電式インパクトドライバー本体だけではなく、アルミに穴あけすることができるビットを3種類。
鉄工用ビットなので、なかなかお値段がします。
約5,000円くらいかかりました。
あとは穴あけの精度が要求されますので、難易度が高いです。
単純な穴あけ作業でも、慣れていない初心者の方ですと、精度や穴あけを失敗するリスクがあります。
ですので、個人的な結論としましては「熟練者で工具があれば、DIY設置しても大丈夫かもしれませんが、基本的に専門の施工業者に依頼するのがよさそう」です。
門柱・郵便ポストの組み立て
まずは門柱・郵便ポストの組み立てをします。
写真を撮り忘れましたが、今回は建主様と一緒に門柱・郵便ポストの組み立てしました。
基本的には取扱説明書・施工説明書が添付されていますので、それにそってします。
施工説明書には「専門の施工業者に依頼してください」という記載がありますので、まあ、そうなんでしょうけれども。
三協アルミの門柱・郵便ポストです。
門柱・郵便ポストの取付・設置(支柱をコンクリートで埋める)
門柱・郵便ポストの組み立てが完了したあとは、それを適切な位置に取付・設置します。
取付・設置の方法は支柱をコンクリートで埋めるというかたちです。
コンクリート用の型枠をつくる
三協アルミ社に問い合わせたところ、縦幅40cm・横幅40cm・深さ30cmという、かなり大きなコンクリート基礎が必要とのことでした。
「そんなに大きなコンクリートに埋め込む必要があるのか?」と思わなくもないですが、とりあえず指示通りに施工します。
まず、コンクリート用の型枠をつくりました。
型枠設置用の穴を掘る
土がありますので、コンクリートを打つために必要な穴を掘ります。
縦幅40cm・横幅40cm・深さ30cmなので、なかなか大きいです。
コンクリート型枠を置きます
コンクリート型枠を置きます。
一番下の底板部分には砂利を敷きます。
締め固めておいたほうが無難かな、と思います。
コンクリ打つ前に門柱・郵便ポストの位置固定
それでコンクリートを打ちたいところですが、その前に門柱・郵便ポストを埋め込むために位置固定しないといけません。
支柱を固定せずにコンクリートを打ってしまうと、門柱・郵便ポスト自体が動いてしまいます。
ここで、門柱・郵便ポスト自体の水平・垂直をきちんと確認して、位置固定します。
今回は門柱・郵便ポスト自体の足(支柱)が2本だったので、安定性が高いと判断しまして、コンクリート型枠に木材を留め付けるかたちでの位置固定しました。
きちんと固めたので、多少当たっても、門柱・郵便ポスト自体は動きません。
いざ、コンクリート打設します
それでようやくコンクリート打設をスタートします。
コンクリートの作り方
僕は外構工事でそれなりに経験がありますので、手練りでコンクリートをつくります。
コンクリートの作り方は「セメント・砂・砂利」に水を入れながら手練りします。
まず、セメントと砂を練ります(混ぜます)
セメント:砂=1:3くらいで、セメントと砂を練ります。
混ぜるという意味です。
色がグレーになるような感じまで練ります。
砂利を入れて混ぜます
そこに砂利を入れます。
セメント:砂:砂利=1:3:6の配合が基本です。
そうは言っても、住宅建築のような重量物が乗るわけでもないですし、要求されているコンクリートの内容がそこまで高いものではないので、多少いい加減でもオッケーだと思います。
正直申し上げて、本気出してやろうと思ったら、生コン業者に発注しまして、生コン工場できちんと管理されて、きちんと製作されている生コンクリートを使用します。
生コン工場で作られた生コンはきちんと配合や強度を管理されて作られてますから、プロ仕様でいいですね。
こういうちょっとしたレベルのコンクリート量で発注したら、バカにされちゃいますけど。
外構工事では生コン発注も多いので、まあまあ使います。
とは言え、今回のレベルであれば、手練りのコンクリート程度で多少あいまいな感じでつくってもオッケーかと。
水を入れて混ぜます
それで加水します。
水を入れて混ぜていきます。
練るわけです。
水の量で強度が変わりますのでご注意を。
とは言え、今回のような門柱・郵便ポストで打つコンクリートは僕の見解では「重し」でしょう。
であれば、そこまで強度は要求されていないと思いますので、大丈夫です。
DIYのおすすめコンクリートは「インスタントコンクリート」
こういうDIYレベルのコンクリートつくりには「インスタントコンクリート」がおすすめです。
手練りは大変です。
労力かかります。
「インスタントコンクリート」は事前に砂・セメント・砂利が混ざっておりまして、水を入れて練るだけでコンクリートがつくれます。
今回は1袋だけ「インスタントコンクリート」がありましたので、使いました。
やっぱり便利ですね。
コンクリート手練りするのはとっても大変なんですよ。
汚れ防止で養生はしておいてください
門柱・郵便ポストにコンクリートが飛び散ることが予想されますので、事前に汚れ防止で養生はしておいてください。
コンクリート打設後は養生期間を置いて、型枠バラシで完了
今回はコンクリート打設までですが、ここからは養生期間を置きます。
コンクリート硬化の時間を置くという意味です。
その後、型枠をバラシて完了です。
これで門柱・郵便ポストの取り付け・設置をDIYしてみたという内容の一通りの工程になります。
今回の工事で使った工具などまとめ
今回の工事で使った工具などをまとめてみました。
今回の門柱・郵便ポスト本体はこちら「三協アルミ STS-2N型」。
右開き・左開きがあるので、間違えないようにされてください。
水を入れればコンクリートになるインスタントコンクリートです。
マキタのインパクトドライバーです。