でんホームとして注文住宅を建築させていただいたお宅。
そのお宅の外構一式を個人的に引き受けさせていただいております。
その一環として、和のテイストの注文住宅にふさわしい、同じく和のテイストが入った外回り(外構・エクステリア)になっています。
目隠しとして、板塀をつくりまして、天竜焼杉を使っています。
それで、庭と駐車場を出入りできるようにするために出入り口が必要になります。
そういうわけで、焼杉の板塀に焼杉の板戸をつくって取り付ける工事をしました。
工事の内容をご紹介します!
目次
当初の状況
当初の状況はこのような感じです。
板塀として、焼杉を張っていったかたちになっています。
出入り口のところは空間を開けています。
写真では、出入りできないように仮でベニヤでふさいでいます。
ここに焼杉の板戸をつくって取り付ける工事をします。
板戸の枠をつくる
まず、板戸の枠をつくります。
戸のフレームをつくるわけです。
板戸を取り付ける空間の寸法・サイズを計測します。
その後、その寸法・サイズに合わせてカットした木材でフレームをつくります。
ちなみに今回、使用した木材は防腐処理された木材です。
防腐処理された木材を耐久性の高いビスで留めまして、フレームをつくります。
蝶番(ヒンジ)をつけて、枠を取り付ける
板戸の枠・フレームを製作しました。
その後、それが実際に戸として機能するために、蝶番(ヒンジ)を取り付けます。
蝶番(ヒンジ)を取り付けることで、開閉することができます。
正直、戸のフレームを持ちながら、蝶番を取り付けないといけないので、なかなか一人での作業は厳しいものがあります。
今回は実は建主様にもご協力いただきましたので、なんとか乗り切りました。
戸の枠に焼杉の板材を取り付ける
蝶番(ヒンジ)で戸が開閉できるようになりました。
その後、戸のフレームに外装材となります天竜焼杉を取り付けていきます。
ここで重要になってくるのが「どういうピッチ(間隔)で取り付けるか」です。
基本的には、板塀の全体的なピッチ(間隔)に合わせることになります。
板塀の取り付け方にマッチしたかたちで、天竜焼杉を取り付けていきます。
板塀全体とマッチした感じになりました。
戸が開け閉めできるか確認する
天竜焼杉を取り付けまして、実際に板戸をつくりました。
それで、板戸が実際に開け閉めできるかを確認します。
無事、板戸として機能していました。
よかったです。
かんぬき(閂)を取り付けて固定できるようにする
次にかんぬき(閂)を取り付けて固定できるようにします。
今の状態のままですと、ぶらつくといいますか、止まりません。
風で板戸が開いてしまったり、位置を固定できない状態です。
ですので、かんぬき(閂)を取り付けて固定できるようにします。
受け側はキリで穴を開けます。
取っ手をつける
そして、板戸を動かすために取っ手を取り付けます。
今回、取っ手はシンプルかつ、天竜焼杉にマッチするように、真鍮(しんちゅう)製のフックみたいなものを使用しました。
いい感じになじみます。
完成
焼杉の板塀に焼杉の板戸をつくって取り付ける工事が完成しました。
実際にはここから、板塀のフレームのところなど、素地の色が残っているところがありますから、そういうところを黒く塗ってなじませる工事が残っています。
とりあえず、焼杉の板戸をつくって取り付ける工事はできました。
こんな感じで、地道に工程を踏んでいくことで建築工事・外構工事していくことになります。
今回の工事で使用した工具
今回の板戸を製作して取り付ける工事をする上で使用した工具は主にふたつです。
「充電丸ノコ」と「充電式インパクトドライバー」です。
このふたつの工具はDIYなどに多用するので、あって困らない工具ではないかなと思います。