大分市でセミナーを受講するという流れで。
せっかくなので、ルート上で面白そうなところはないか物色。
そうして見つけました「ラムネ温泉館」。
建築家・藤森照信の設計です。

ちなみに有名な黒川温泉もそばを通り過ぎまして。
ルート上にあったのだな、と気づきました。
結局、通り過ぎただけです。

目次
ラムネ温泉館とは?

ラムネ温泉館は大分県竹田市・長湯温泉にある日帰り温泉施設。
特徴は「ラムネ」の名前のように、銀色の泡が特徴の炭酸泉の露天風呂。
他に内湯、サウナ、家族風呂があります。
長湯温泉にある老舗の温泉旅館・大丸旅館の外湯としての位置づけ。
建物の設計は建築家・藤森照信氏の設計。
藤森照信氏は東京大学教授で建築史研究が専門。
南伸坊(みなみしんぼう)氏がキャラクターデザイン・ロゴなどを手がけたそう。
藤森照信・設計の建物探訪

藤森照信氏の設計の特徴でもある漆喰と焼杉を使った建物。
漆喰の白、焼杉の黒で、ストライプ柄になっています。

屋根の頭頂部には松の木。
藤森建築っぽい。

建物全体のデザインテイストからすると、日本というよりも、ヨーロッパみたいな感じです。
ただ、使っている素材は日本で伝統的な素材である「漆喰」。
そして、僕たちも外壁材に使っています「焼杉」。

「焼杉」も、日本で昔から使われている伝統的な素材です。
どちらも日本に昔からある歴史ある素材。
それらの組み合わせで新しいデザインという感じ。
内装の素材はやはり「漆喰」ですが、漆喰に藁(わら)を混ぜたもの。
漆喰に入れる藁というよりも、意匠的に入れた藁ですね。

結構、アールがかっている(曲線が大きい)感じの漆喰塗り。
ラムネ温泉はどうだったか?

ラムネ温泉とは「高濃度天然炭酸泉」の名称。
源泉かけ流し。
世界的に見ても希少な温泉だそうです。
世界有数の炭酸泉温泉地として知られる長湯温泉のなかでも、一番炭酸ガス含有量が多く、目立って泡がわかるレベルです。
ミネラル分がかなり高いと思います。
においも、味も(飲んでみました)、金属っぽい風味がします。
ラムネ温泉メインの露天風呂(外湯)の温度は32度。
炭酸ガス含有量は1380ppmと大変高い数値。
入浴剤バブの13倍とのこと。
ただ、温度が32度と低いため、内湯のにごり湯との併用が必要だそうです。
内湯は42度のにごり湯。
にごり湯は長湯温泉のほとんどの温泉と近い泉質。
内部の写真はさすがに撮影できてませんが、漆喰の壁で曲線があり、洞窟っぽい感じでした。
料金とか。タオル買いました
入場料は500円。
家族風呂は1時間2,000円。
バスタオルはレンタル(150円)。
タオル自体は購入でオリジナルタオルです(250円)。
ラムネ温泉サイダー飲みました
湯上がりにせっかくなので「ラムネ温泉サイダー(300円)」を飲みました。
香料不使用、温泉水マグナ使用の温泉サイダー。
甘さがかなり控えめで、すっきりでした。
後味もすっきりで、なかなかよかったです。
ラムネ温泉館へのアクセス
ラムネ温泉館までのアクセスは基本は車になるかと思います。
マイカーか、レンタカーになります。
一応、バスでのアクセスもあるみたいでした。
時刻表がありましたので。
ただ、バスだとかなり不便に思います。
大分自動車道・湯布院ICから1時間前後でのアクセスです。
僕は福岡市内から車で下道・3時間かけてドライブしてきました。
ラムネ温泉館の詳細情報(住所・地図など)
大丸旅館外湯 ラムネ温泉館
住所:〒878-0402 大分県竹田市直入町大字長湯7676-2
営業時間:10:00~22:00
休館日:毎月第1水曜日(※1月と5月は第2水曜日に移動)
入湯料:大人500円、家族風呂は1時間2,000円
駐車場は広くて、無料。ただし、道路は狭い
駐車場は広くて無料でした。
ラムネ温泉館自体の規模はそこまで大きくないので、来訪者が多かったら結構大変かもしれません。
また、付近の道路がとても狭いです。
なかなかこれは大変でした。
まとめ
世界有数の高濃度天然炭酸泉のかけ流し温泉「ラムネ温泉」。
その希少な温泉を堪能しに行くもよし。
藤森照信氏の特徴的な建築を見に行くもよし。
ご検討の参考になれば!
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