ミニキッチン(コンパクトキッチン)の特徴や選択肢をご紹介!

  • 「ミニキッチン(コンパクトキッチン)とはどういうものですか?」
  • 「ミニキッチン(コンパクトキッチン)について詳しく知りたい」

この記事ではこのような疑問にお答えします。

目次

ミニキッチン(コンパクトキッチン)とは?

ミニキッチン(コンパクトキッチン)とは、間口90〜150cmほどの間にシンクやコンロなどが収まっている小さなキッチンのことです。

主に、ワンルームマンションやアパートで利用されることが多いですが、一戸建て住宅のセカンドキッチンやオフィスの水回りとしてなどでも大いに利用されています。

また、単身者やシニア世代の一人暮らしにも、ちょっとした料理やお湯を沸かすときなどに便利です。

ミニキッチンの特徴

ミニキッチンは、狭いスペースにも取り付けやすいことが特徴です。

メインのキッチンの他にも、もう一つセカンドキッチンが欲しいという家庭にも、限られた場所に取り付けることができます。

ミニキッチンは、シンクやコンロなどの標準的な設備の他にも、ウォールキャビネットも備え付けられています。つまり、キッチンのスペースはコンパクトですが、壁面にも収納ができるように工夫が施されているということです。

ウォールキャビネットに、ちょっとした食器や調味料などを片付けることができれば、狭いスペースを有効に利用できます。

二世帯住宅がミニキッチンを利用するメリット

ミニキッチンのメリットは、セカンドキッチンとして利用するときに活かされています。

例えば、二世帯住宅や大きな一戸建て住宅の場合、2階にセカンドキッチンを設けておくと、夜中に喉が乾いたときや授乳の際に便利です。

シニア世代の人や赤ちゃんを抱っこした親が、夜中に階段を降りてきてキッチンまで行くのは大変です。

かつては、二世帯住宅にセカンドキッチンを設置する場合、親世代の夫婦が利用することが多かったですが、近頃では若い世代の夫婦が利用する家庭が増えてきています。理由は、子供世代の夫婦は共働きが多く、料理をするのは親世代が多くなってきたためです。

シニア世代になるほど料理を楽しみ、フルサイズのキッチンが必要ということになります。

世代の違いで味の嗜好なども違い、キッチンは親子で別々に分けて使うことが多いようです。ミニキッチンはちょっとした料理に使い、フルサイズのキッチンをメインに使うことで親子のコミュニケーションを大切にできるのがメリットといえます。

コンパクトなキッチンはここに注意

ミニキッチンはコンパクトなサイズのため、本格的な料理を作るのは困難なことがデメリットです。

新築の際に取り付けるとき、キッチンのスペースを考えてミニキッチンを取り付けると、料理を簡単に済ませる習慣が付いてしまうかもしれません。もし、どうしてもミニキッチンにしなければならない場合には、食卓を調理のスペースにするなどの工夫が必要です。食器洗浄器を置くスペースもないので、食器洗いのときにもこまめに片付けるようにしなければなりません。

また、リフォームで新しいミニキッチンを取り付けるときには、本体価格や工事費用を合わせると30万円以上かかってしまいます。周りの壁紙などのリフォームも必要となると50万円ほどかかることもあります。

小さなキッチンでも多額の費用がかかるため、よく検討されることをおすすめします。

ミニキッチンの選び方

ミニキッチンの種類は、メーカーによってさまざまです。

選択肢としては、下部に冷蔵庫を置くもの、また扉タイプの収納や飲料用の電気温水器、オーブンを設置するタイプがあります。

また、お部屋のインテリアに合わせて、オシャレなミニキッチンを取り付けるのも良いでしょう。どれを選ぶかは、ライフサイクルによって違いがあるのでショールームなどで相談するのがおすすめです。

単身用や二世帯住宅にセカンドキッチンとして取り付ける場合には、洗面所としても利用できるような使い勝手も考慮してみましょう。本体価格は、およそ10万〜20万円が相場です。

ミニキッチンは、日常生活を便利にしてくれます。