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カップボードのスペースは、どのくらい?
カップボードを選ぶにあたっては、まず設置場所のサイズを測りましょう。
どんなに気に入ったカップボードが見つかっても、設置できなければ意味がないのです。
最初に、どこにどのようにカップボードを設置するのかを考えて、そのスペースの幅、高さ、奥行きを測ること。それがカップボードを決めるための第一のポイントです。
カップボードにどんなものを置く?どう使う?
人によってカップボードを設置する目的は違います。
食器だけ収納できればいいのか、家電を置きたいのか、作業スペースとしても活用したいのか、使い方はさまざまです。
既に決まっているシステムキッチンがあるなら、その広さと収納スペースも踏まえて、自分や家族がカップボードにどんな機能や役割を求めているのかを洗い出しましょう。
その結果として、目的が収納だけであればそれをポイントに選べばよいですが、家電置き場や作業台といった要望がある場合は、カウンターの高さもキーポイントになってきます。
カウンターの高さはいくつか選択肢がありますので、家族の身長を考慮して使いやすい高さを選ぶとよいでしょう。
扉のタイプでそれぞれメリット・デメリット違います
また使い勝手としては、扉のタイプを引き戸にするか開き戸にするか、あるいは扉のないオープンなものを選ぶかという点も、大事な検討ポイントです。
以下にそれぞれの扉のメリットとデメリットを挙げてみましょう。
引き戸のメリット・デメリット
引き戸は、地震で揺れても中の食器が飛び出しにくいことや、扉を開閉するための空間が不要で引き戸よりも省スペースというメリットがありますが、全開にしても棚の半分しか見渡せないというデメリットもあります。
開き戸のメリット・デメリット
そして開き戸は、地震の揺れに反応して扉がロックされる「耐震ラッチ」などで対策しないと、地震の揺れで扉が全開になって中のものが一気に落下しかねないという危険性があります。
とはいえ扉の開閉が容易というのはメリットでもあります。
棚全体を見渡しやすいので収納に便利で、なにがどこにあるのかすぐにわかります。
扉のないオープンタイプのメリット・デメリット
扉のないオープンタイプは、扉の開閉が不要なためスムーズに収納できて、扉がないために湿気もたまりにくいというのがメリットです。
一方では、きちんと収納しないとごちゃついて見えることや、地震が起きた際に収納物が落下する危険性のあることがデメリットです。
どの仕様にもメリットとデメリットがありますので、日常の使い勝手と、いざというときの安全性のバランスを考えて選択するとよいでしょう。
デザインを確認する
デザインが家のテイストに合っているかどうかも、意外と外せないポイントです。
もしもキッチンではなくダイニングに置く場合はインテリアの一部になるため、よりデザイン性が求められます。
据え置き型?造り付け型?
理想のカップボードのイメージが固まってきたら、実際に販売されているカップボードをチェックしてみましょう。
カップボードの入手方法は、家具店などで据置型を購入するか、住宅会社・工務店・ハウスメーカーやキッチンメーカーに造り付け型をオーダーするかの主に2種類です。
それぞれにどのようなカップボードがあるのかをチェックして、求めるイメージに合いそうなものを探しましょう。
そして、そのときに意識しておきたいのは、据置型と造り付け型のメリットとデメリットです。
据え置き型カップボードのメリット・デメリット
据え置き型カップボードは幅広い価格帯から選べるためリーズナブルなものも選択できます。
また、床に置くだけの設置なので移動も容易で転居の際にも持っていけます。
ただし、既製品なのでサイズがぴったりというわけにはいかず、天井と壁の間に隙間ができてホコリがたまりやすいことや、壁に接着されているわけではないので耐震性に不安があるという点がデメリットです。
造り付け型カップボードのメリット・デメリット
造り付け型カップボードはぴったりのサイズにできるため、天井や壁との隙間がなく、見た目が美しいだけでなく収納力が高く地震による転倒の可能性も低いというメリットがあります。
ただ、設置工事が必要で、価格も高めになります。
メリットとデメリットを総合的に考えて、家族のライフスタイルに合ったものを選ぶのがポイントです。