中国一人旅してました竹内です。
中国への計画は2-3ヶ月前からしてまして、
相手方のスケジュールの都合もありますし。
それで中国のリアルな話とか、
色々な話を聞いて勉強なりました。
日本人との打ち合わせ、会合と、
日本語を話すことができる中国人との
時間は問題ないんですが、
なにしろ、
僕は中国語知識ゼロ。
ほぼ無言に近いレベルで、
旅をしていました。

そもそも、
たとえば、
「15元」
と言われても、
日本語で
「じゅうごげん」
って言われればわかりますけれども、
「シーウーイエン(あってるかわかりませんが)」
みたいに、
ネイティブ中国語で
話しかけられても、
何言ってるかわからん・・・
なので、
手で「15?」みたいな対処。
そんな感じで、
乗りきって参りました。
まあ、別に
そんなもんでも支障はないです。
これが仕事ならば、
支障あると思いますが、
短期滞在ですから、
問題ないですね。

目次
中国の建築事情

さて、
そういうわけで、
中国に行ってきましたが、
工務店・住宅会社として、
気になりますのは、建築事情。
中国って、
どんな建物建っているの?
と思ったんですが、
昔ながらの古風な木造建築物は別ですが、
基本的に、
人口数百万都市が多いですから、
新しくて、
開発されているところは、
「タワーマンション」
です。
人口150万人都市といえば、
福岡市に近いのですが、
中国では中小都市。
そういうところでも、
中心市街地に計画されているところは、
「タワーマンション」
を乱立させてます。
中国ではタワーマンションばかり。なぜか?
▲西安650万人都市のタワーマンション群
中国では、
タワーマンションばかり、
となりますが、
なぜでしょうか?
それは、
僕の推察になりますけれども、
「国家主導の計画開発」
だからです。
民間の大手デベロッパーがいまして、
色々と目にする名前があったりします。
看板とかありますし。
それで、
「どんな人がやってるんだ?」
と思って、
ググってみますと、
ちなみに、中国で普通はグーグル使えません。
僕は香港SIMで、香港ローミングしたので、グーグル大丈夫でした。
普通の中国WiFiだと、グーグルにアクセスできないんですね。
規制されてます。
結局は、
「上海市」
「国家」
がオーナーだったりします。
そういうわけで、
「国家主導の計画開発」
それが中国の大規模開発の基本です。
中国で聞いた話ですと、
何もない野原があって、
そこにタワーマンションらしき建物が
バンバン建築スタートしたらしい・・・
何もない野原ですよ。
それで、
ちょっと経つと、
どうやら、そこには新幹線の駅ができるという、、、
実際に新幹線の駅ができました。
みたいな。
「国家主導の計画開発」なので、
そういうことも実現しちゃうわけです。
そんなこともありますけれども、
重要なのは人口規模です。
中国の都市の人口規模が大きいので、戸建ては少ない

中国の都市の人口規模は、
日本とは想像できないくらい大きいです。
たとえば、市街地人口だと、
上海市:2500万人
南京市:900万人
西安市:650万人
鄭州市:640万人
洛陽市:215万人
※福岡市:150万人
こういう都市が何十とあります。
東京、大阪が30個くらいあるイメージ。
すごい国です。
福岡市でも、
マンションって、多いですよね?
人口150万人都市でも、
マンション多いですから、
それ以上の人口の都市だと、、、
「マンションばっかり」
になりますね。
それで、
「タワーマンションばかり」
になってしまうわけです。
そういうわけで、
中国で戸建て住宅は少ないです。
中国の建設業者
それで、
そういうマンションを建てるのは、
ゼネコン
みたいな大手建設会社になります。
そのため、
日本みたいな工務店、住宅会社って、
ほぼないっぽいです。
ただ、まったくないわけではなくて、
「ちょっとした工事・リフォーム」
「マンションの内装だけをする工務店」
みたいなところは、
それなりに多いそうです。
ちなみに、
上海では、富裕層は、
タワーマンションの内装を
全部リフォームかけて、
高級な邸宅にすることが多いそうです。
こういう仕事に、
意外と日本企業や日本の設計事務所が
関わっているそうなんです。
中国の富裕層の方々は、
お金もってらっしゃるみたいで。
それで、
中国の地方都市で、
ちょっとしたリフォームしてるシーンに
出くわしました。
中国の地方都市で、ちょっとしたリフォームしてるシーンに出くわしました。

商店街みたいなところの、
お店のリフォーム工事ですね。
ちょっと観察したかぎりですが、
中国の大工さんはあまり効率化されていない様子

日本の大工さんだったら、工具や道具、段取りを気にするので、そういうところが違いますね。

整理整頓は基本しない

バラッと。
すごい散らかして。

そんな仕事っぷり。

工具は中国製。
日本では見たことないメーカーの工具を使っていました。

アメリカ・カナダでは、
マキタやリョービ
といった日本の建築工具メーカーががんばっていて、
すごく売れているんですが、
中国での主流は中国製メーカーの工具なのかな。

そういうわけで、
色々と日本と中国の差、
というか、

文化的な違い、
建築事情、建築現場の違い、

そういうところも目の当たりにする旅でした。