家族と家づくり。一緒にいられる時間は想像以上に短い。

知り合いの子どもが、もう小学生になったという話を聞いて、大人になってからの時間の経ちかたは尋常じゃなく早いなと実感しました竹内です。

多くの方が家づくりを検討始める時期って、
いつぐらいだと思いますか?

多くのご家族様は

「小学校に入る前」

が多いと感じています。

小学校に入ったあとのご家族様も
結構いらっしゃいます。

ただ・・・・・

中学校に入ったあとのご家族様は
すごく少ないように思います。

その後の家族構成で
多いパターンは

「子どもが成人して、
60歳前後になっての建て替え」

というパターンです。

つまり、

小学校くらいまでが第一陣

子育て終わってからが第二陣

そういう家族構成が
家づくりを検討されている方に多いです。

それはなぜでしょうか?

今後10年、20年スパンでの人生を考えるからです。

目次

家づくり:小学校くらいまでが第一陣

たとえば、小学校に入る前段階ですと、
これから子どもは
小学校・中学校・高校と6/3/3の合計12年は学校生活を送ります

親心としては転校させて友達関係を
新しくスタートというハードルを与えたくはないですから、
できるかぎり同じエリアで、という方が多いです。

そうしますと、
今後10-15年スパンでは同じエリアに住みます。

そういうわけで、
賃貸で家賃を捨てていくのであれば、
という経済的な話がひとつ

もうひとつは、
マイホームで子どもと一緒に過ごして思い出つくりをしたいというのがひとつです。

子どもはすぐに大きくなります。

あっという間に小学生になります。

小学生からすぐに中学生。

たった3年で高校生。

あっという間に大学生です。

そうすると、
一緒にいられる時間って、
本当はずっと短いんです。

中学生・高校生になったら、
部活動や友達関係で、
親と一緒にはほとんどいません

となると、小学生ですが、
部活や塾など行っていれば、
あまり親と一緒も少ないもの。

ということは、
未就学児の時期が
一番一緒にいられる時間
ですね。

その時間を賃貸で
隣や上下から「うるさいっ!!」って、
子どものことでとやかく言われるよりも、

マイホームでゆったりと過ごすほうがずっといい

そう思った方は家づくりを真剣に検討している方ですね。

実は子どもが中学生・高校生になってくると、
自我が芽生えていますから、

「あれじゃなきゃいやだ」
「これじゃなきゃいやだ」

という意見を言いまして、
家づくりできなくなってしまうんです。

子どもの意見は大事なんですが、
子どもはあくまで子どもで、
短いスパンの視野で
物事を判断して意見言っているわけですね

自分の小さい視野で知識もなく、
発言しています。

それで子どもを尊重していたら、
家づくりは進みません。

意見言わなければ、特に問題ないのですが・・・

大人と同じくらいの情報量や知識、
長期的視点に立って、
家づくりの判断ができればいいのですが、
そういうわけにもいかないです

家づくり:子育て終わってからが第二陣

子育て終わってからが第二陣は
これからの夫婦の老後を20-30年スパンで考えるからです。

ようやく子育てが終わって、
自分たちの老後を考えたとき、
20-30年スパンで考えます。

そうすると、

「老後はこういう小さな家で」
「やっぱり平屋がいい」
「ゆったり、静かに快適に過ごせる家がいい」

というイメージになります。

そういったことで、老後に過ごす家。

終の住処。

そういう家づくりを検討されます。

人の人生と家づくりは
切っても切れない関係にあります。

それぞれのライフステージに応じて、
悩みも、考えも違うでしょう。

けれども、
衣食住という人にとって必要不可欠な部分。

「住まい」という観点で、
大事なことを検討される時期って、ありますね。

ABOUTこの記事をかいた人

でんホーム株式会社 取締役・編集長。設計に口出し、現場を管理し、記事にも口出しする何でも屋さん。油山幼稚園→堤小→長尾中→福岡中央高→九州大学経済学部卒。2人の娘を持つ。【趣味】読書