霧峰林家宅園【台中・台湾】で台湾の豪族の邸宅を見てきた

台中に来ています・・・

観光という観光はしていないので、ネットで検索してみると、この地方の豪族の邸宅が見学できるみたいです。

そういうわけで行ってみました。

霧峰林家宅園(むほうりんけたくえん)【台中・台湾】です。

目次

霧峰林家宅園(むほうりんけたくえん)への行き方

一旦、ホテルにチェックインしてから、 霧峰林家宅園に行きました。

ホテルは台中駅から徒歩10分くらいの中心部にあるので、霧峰林家宅園まではちょっと遠い。

というわけで、UBERで行ってきました。
楽です。
30分くらい。

UBER:298ニュー台湾ドル(約1,100円)

霧峰林家宅園の住所:413台中市霧峰區民生路26號

ちなみに帰りは中心部まではバスです。
1時間くらい。

悠遊カードを使うと、無料になりました。
※台湾でのバス移動の方法などは、こちらの記事が参考になります。
【台湾のバスの乗り方】支払方法&注意ポイントを徹底解説! | ライフスタイリングログ

霧峰林家とは?霧峰林家宅園とは?


霧峰林家(むほうりんけ)とは台湾で著名な一族だそう。

太平天国の乱の平定や清仏戦争に関わり、数千の兵を抱え、樟脳の専売権を得るなど清朝統治時代の台湾で最も影響力のある家族だったそうです。

台湾五大豪族の一つとされています。

霧峰林家宅園とは台湾台中市霧峰区にある霧峰林家の邸宅と庭園からなる建築群です。

台湾の文化財として、国定古蹟に指定されています。
ただ、地震で損傷しており、再建中でもあるそうです。
台湾で最大規模の邸宅で現在も霧峰林家の末裔が居住しています。

実際に見学してみました

ネット情報では事前に前日までの予約が必要とのこと。
そういうわけで、きちんと予約して行ってみました。

・・・が、チケット売り場の人に話しかけてみると、僕が英語で話すもので外国人とわかり、「ガイドが中国語だけどいいの?」みたいなことを聞かれました。

「中国語わかんないけど、いいです」

と答えると、よくわからないですけど、自由見学になりました。

予約しなくてもいけるのかな?

「どこから来たの?」って英語で聞かれたので
「JAPAN」って返したら

「早く言ってよ」って受付の一人が日本語を話せるみたいでした。助かりました。

見学するにはやはり予約は必要みたい

パンフレットを見てみますと、平日は予約が必要みたいです。

「自由見学はできません。ガイドさんの案内に従ってください」と書いてありました。

ただ、土日・祝日は自由見学できるみたいで予約なしでもいけるっぽいです。
まあ、僕が行ったのは平日なので、ケースバイケースなのかもしれませんね。外国人だったからでしょう。

入場料は250ニュー台湾ドル(約920円)

宮保第


メインの邸宅「宮保第」
宮保第は台湾で最も敷地の広い伝統的な建築だそう。

台湾の伝統建築中で正面が最も広い


正面の広さも最も広いそうです。

ほぼ中国っぽい。土足文化。室内空間を広く使うわけではない


「宮保第」の看板。
装飾がすごくて、なかなか豪華。
威厳を出すためでもあるでしょう。


入ってからも広い。
レンガで敷きならすのも大変ですね。お金かかってます。


建物の重要な部分には、絵を描かせてました。
芸術の要素も入れていくイメージ。


ここはカフェスペースにされていますが、実際にはここが生活空間のひとつになっていた場所。

時代劇みたいな、昔の時代のドラマがありましたが、同じ感じですね。土足文化。

また、室内空間を広く使うわけではなく、長細く区切るイメージ。

デザインも間取りも、ほぼ中国っぽいですね。当たり前といえば、当たり前なんですが。

大花庁


大花庁は台湾に現存する唯一の木造福州式舞台だそう。

この大花庁と呼ばれる建物は林家の宴席や家族での観劇の場としてつくられたもの


個人の一家族がイベント会場を持っているということで、すごかったんですね。
1894年に完成したものです。


歴史とか感じられて、いい感じの建物です。


室内に歴史的な資料を展示。
この場所の付近を開墾して、広げていった地主でもあるようです。
元々は何もなかった土地。

今では、雑多な感じで人も多く、栄えています。
日本もそうですけど、昔は本当に何もなかったんだなーと。


装飾も凝ってます。

まとめ


かつての豪族の邸宅をいくつも訪問していますが、いつも思うことがあります。

それは

「現代の普通の家のほうが、快適だし、最高」

です。

たとえば、この建物には元々、水洗トイレの設備は想定されていません。今はもちろんあると思うんですが。

それは何を意味しているのかというと、まあ衛生状態は悪いってことですね。「中国あるある」な話なんですが、中国含めてトイレ系は汚いし、そもそも衛生観念が日本人と比較して、明らかに低いですね。

まあ、それはいいとしても、何より僕が愛してやまない「ウォシュレット」があるわけがないんです。僕は生きていけませんね。いかにお金を持っていて、大富豪で当時の王侯貴族な感じになっていたとしても、ウォシュレット使えないと終わってます。

他にも色々と現代のほうがいかに素晴らしいかについては語っていけるのですが、ひとまず終わります。


とりあえず、広いし装飾も豪華だし、威厳ありました。

ABOUTこの記事をかいた人

でんホーム株式会社 取締役・編集長。設計に口出し、現場を管理し、記事にも口出しする何でも屋さん。油山幼稚園→堤小→長尾中→福岡中央高→九州大学経済学部卒。2人の娘を持つ。【趣味】読書