日頃、住宅建築の仕事をしておりますが、住宅ってどうやって建つでしょうか?
それにはまず、設計図があって工事する人が仕事して住宅が建設されます。
では、インターネット上にあるブログ・ウェブサイトはどうやって作られるでしょうか?
技術的にはまあ、ちょっといじればブログ・ウェブサイトを構築することはできます。
ただ、ブログ・ウェブサイト運営で収益を得ようと考えたり、そこから成果を上げたいと考えているのであれば、きちんとした考えというか、設計図のようなものがないと、うまくいきません。
本書「マクサン式Webライティング実践スキル大全」は、ブログ・ウェブサイト運営における設計図の作り方、みたいなものが網羅的に書かれています。
今回はブログ・ウェブサイト運営ですっごく大切だな、と感じることが多かった本「マクサン式Webライティング実践スキル大全」の概要や感想についてお話していきたいと思います。

目次
著者のマクリンさん・サンツォさんがまずスゴい

「マクサン式Webライティング実践スキル大全」の著者は二名。
マクリン(新井涼太)さんとサンツォ(吉岡智将)さん。
この両名がスゴいんですね。
マクリン(新井涼太)さんのプロフィール
マクリン(新井涼太)さんのプロフィールはこの通り。
1983年、京都府生まれ。株式会社makuri・合同会社レイテラス 代表取締役。
半導体メーカー・表面処理メーカーの営業を経て、食品会社に入社。営業を経験後にマーケティング部門に異動し、副業でガジェットサイト「マクリン」の運営を開始、約2年で大きく成長。同じ頃、メディア事業を手掛ける株式会社もしもに転職し、2019年12月に副業を株式会社makuriに法人化。20年4月に合同会社レイテラスを設立し、コワーキングスペース「レイテラス」を開店。21年5月に妻(ヨメリン)と共同で撮影スタジオ「レイテラススタジオ」もスタート。
副業ブロガー向けオンラインサロン「マクサン」の共同オーナーをつとめ、妻は雑貨ショップ「ハナトツキ」も手掛ける。
まとめると、会社員時代に副業でスタートしたブログが有名なガジェットサイト「マクリン」。
このマクリンが大きく成長し、運営開始後半年で月1万円、10か月で月5万円。1年半後には本業の収入を越えるようになり、月100万円を超え、現在もそれを維持し続けている方です。
ブログ運営を法人化して、株式会社makuriを設立。
「これまでやりたくてもやれなかったこと」を叶えていく日々に変わっていき、合同会社レイテラスを設立し、コワーキングスペース「レイテラス」を開店。撮影スタジオ「レイテラススタジオ」もスタート。
というような会社員の副業からスタートしての経営者パターンという感じでスゴいですね。
サンツォ(吉岡智将)さんのプロフィール
サンツォ(吉岡智将)さんのプロフィールはこの通り。
1976年、東京都生まれ。合同会社田舎暮らし 代表取締役。
本業ではIT企業にてWebマーケティングを担当。2013年6月より副業でブログを開始。
複数のブログ・SNSを運営した経験を活かし、ブログやアフィリエイトのノウハウを発信する「ブログ部」を開設。またマクリンと共同で、副業ブロガーのためのオンラインサロン「マクサン」のオーナーを務める。
20年3月より、キャンプ料理を365日毎日発信するInstagram「ベランダ飯」アカウントを開始。千葉県いすみ市にプライベートキャンプ場を開拓するなど、TV・ラジオ・雑誌などに多数出演するキャンプ飯研究家としても活動中。
元々、IT企業でWebマーケティングに関わっていたところで、副業でブログをスタート。
その成果がスゴい。
ブログ開始後、9か月で月5万円、14か月目には月10万円、17か月目には月100万PVを達成し、24か月目には月40万円を実現。約2年で本業とほぼ同じくらいの収益を上げるまでに。
そこから月収300~400万円を稼げるように。2020年2月には累計収益が1億円を突破。
2020年3月からはキャンプ料理を365日毎日発信するInstagram「ベランダ飯」、ブログ「ベランダ飯」を開始。
というような同じく会社員の副業からスタートしての成功者という感じでスゴいですね。
マクサン式Webライティング実践スキル大全の概要
「マクサン式Webライティング実践スキル大全」というタイトルの通り、ウェブサイトにおけるライティングについて、本当に網羅的に実践的に書かれている印象です。
コンセプトとしては、【書く副業】で、安定的に「月収+10万円」を実現する「Webライティング」全スキルが1冊に、というもの。
ものすごくボリュームがあって、かつ内容がとっても濃いので何度も読み返して反省する必要があるな、とすぐに気付きました。
ちなみに著者のお二人は1年近くの歳月を費やし持てるすべての力を本書の執筆に注いだとのこと。
「そうでしょうね」
と思わず言ってしまうようなボリューム感と濃さがあります(笑)。
383ページの表記もありますし(笑)。
それだけ、本当に全スキルといってもいいような本です。
マクサン本の目次
- はじめに 「好き」を収入に変える生き方をはじめよう
- STEP0 有益なコンテンツの考え方
- STEP1 読みたくなる記事の書き方
- STEP2 SEOライティング成功法則
- STEP3 E-A-Tの強化方法
- STEP4 推敲・リライトの手順
- STEP5 ブログ収益化の戦略
目次を見ると、ブログ・ウェブサイト運営で大切なことが網羅的にまとめられていることがわかります。
STEP0からSTEP2まではコンテンツ。
ブログ・ウェブサイト運営ではやはりコンテンツが重要。
STEP3でE-A-T(専門性、権威性、信頼性)。
情報の信頼性をいかに高めていくか、というテーマです。これも重要。
STEP4で推敲・リライト。
一回、記事を書いたら終わり、、、ではなくて、そこから推敲・リライトしていくことで、より良い文章にしていきます。
STEP5でブログ収益化の戦略。
丹念に作り上げたブログを収益化させるためのノウハウがまとめられています。
特によかったポイント
結局のところ、ウェブサイトにおいて重要なことは「読者の悩みや疑問にしっかり寄り添い読者の想定レベル以上の回答を返してくれるコンテンツ」という、ユーザーにとってメリットのある記事コンテンツを提供するというところ。
このユーザーのメリットある記事コンテンツこそが大枠の方向性というかキモの部分だと再認識しました。
正直、小手先のテクニックは世の中に色々たくさんあります。その中でも、いくつかはたしかにちょっとは効いたりするんでしょう。
ただ、そういうテクニックでうまくいくのは一時的なものであって、長期的に長続きするようなやり方、方法論ではないと思うんです。
だからこそ、大切なのは本質論。
ユーザーにとってメリットあるコンテンツというのはウェブにおける本質ですね。
ブロガー・ウェブサイト運営者は必読書
本書に書かれてあることは「王道」。
裏技とか、驚きの新事実、新テクニックとか、そういうのは書かれていません。
本質的で王道で、愚直に地道にしないといけないことがどういうものかが書かれています。
もし、あなたがブロガーやウェブサイトを運営している方であれば本書は必読書になります。
インターネット上で、ある程度露出されるには、やはりグーグル様に好かれないといけないですし、そのためにもSEOのノウハウは必要になってきます。
ただ、SEOのノウハウといっても、本質的に重要なことはグーグル様もおっしゃる通り、「ユーザーにとってメリットのあるコンテンツ」なわけです。
そういう記事を書かなければなりません。
それで、実際にそういう有益なコンテンツを書くにはどうしたら良いのかという疑問に対しての回答は本書にすべて書かれています。
正直、1回読んだだけではダメですね。
ブログ・ウェブサイト運営をして、本書を読む。
読んで反省点とか、改善点とかを見つけて、またブログ・ウェブサイト運営をする。
そうやって、何度も手に取って改善を続けていくことが、本書を最も有効に使い倒す方法かな、と感じました。
ブログ・ウェブサイト運営は奥が深いというか、地道な努力が大切ですね!