狭小住宅のメリット・デメリットは?間取りの工夫は?

狭小住宅の メリット・デメリットは? 間取りの工夫は?
  • 「狭小住宅って、どんな家?」
  • 「狭小住宅のメリット・デメリットについて詳しく知りたい」
  • 「間取りの工夫で狭い土地・家でも広く感じられるかな?」

この記事ではこのような疑問にお答えします。
今回は「狭小住宅」について詳しくご紹介していきます。

目次

狭小住宅とは?

狭小住宅とは、狭小な土地に建てられた狭小な住宅のことです。

のちほどメリットのところで詳しくお話しますが、地価の高い都心部で安く家を手に入れる方法としてこの狭小住宅があります。

狭小住宅のパターンとしては、2階建てだけではなく、3階建てにしたり、地下室を設けることもあります。また、駐車場スペースを取るためにビルトインガレージのタイプで建築されることも多いです。

いかに狭い土地面積、狭い床面積のなかで工夫をして快適に暮らすことのできる住宅にするかがテーマになります。

狭小住宅のメリット:便利で人気な都心部の良い立地に住むことができる

狭小住宅の最大のメリットは「便利で人気な都心部の良い立地に住むことができる」です。

駅からすぐの駅近の土地。人気の学校が近くにある土地。中心部へのアクセスもよく、エリア的にも憧れのエリア。そういった便利で人気な都心部の良い立地。

そういうエリアは地価が高いです。土地の価格(坪単価)が非常に高い。

かといって、都心から離れた郊外で広めの土地に家を建てるという選択肢はあるけれども、人気エリアを捨てきれない

色々と検討すると、人気な都心部に狭い土地と狭い住宅であれば、建てられそう。

というわけで、都心部で狭小住宅を建築しようと決意されます。

これこそが、狭小住宅の最大のメリットです。

小さいからこそ、全体の予算を抑えることができて、便利で人気な都心部の良い立地に住むことができます。

狭小住宅のデメリット

狭小住宅にはデメリットもいくつか存在しています。

具体的には次のようなものになります。

建築コスト・価格が高くなる可能性がある

狭小住宅が建つようなエリアでは住宅が密集しています。人通り、車通りも多く、狭いために建築資材の搬入や置いておくスペースの確保が難しい場合があります。

また、廃棄物を一時的に保管しておくスペースもないですし、駐車場も工事車両分を確保することも難しいです。

そういった場合、色々と見えないコストがかかります。そのため、工事費用がアップしていく要因となっています。

エアコン室外機やエコキュート置き場に困ることも

住宅の外周にエアコンの室外機や給湯に必要なエコキュートなどの給湯器を置くスペースが必要になります。

狭小住宅の場合、敷地が狭いですから、住宅の外周も狭いです。

そこにエアコンの室外機や給湯器を置くスペースを設けると、人が通れないということも・・・

メンテナンスなど、色々な点でちょっとした問題になる可能性があります。

間取りに工夫が必要

狭小住宅の場合、十分な広さを確保するためにも、2階建てだけではなく、3階建てという選択肢が出てきます。

こういった場合、純粋に狭い土地にコンパクトな家を建てるわけですから、間取りに工夫が必要になります。

具体的にはトイレ、浴室、洗面所、洗濯機置き場といった水まわりがあります。他にも、LDKを広く確保する間取りであったり、各部屋を広く使う工夫などです。

狭小住宅の間取りの工夫はこんな感じ

狭小住宅の制約は簡単です。

現実的に「狭い」ということです。狭小住宅ですから。

だからこそ、「狭い」のは事実ですので、それをいかに広く感じさせて、快適に暮らすことができるのか。

ということが間取りを決めていくなかで重要になります。

間仕切りや部屋を可能なかぎり減らす

具体的な間取りの方法論のひとつとしては「間仕切りや部屋を可能なかぎり減らす」です。

かぎられたスペースを最大限に広く使うためには、間仕切りといった壁を減らすことが大切です。

壁がなければ、視線が抜けて広がり感、開放感を感じることができ、広く感じやすいです。

また、部屋を可能なかぎり減らすことも大切です。

部屋をひとつ作ると、間仕切り壁もできますし、細かく切り取られて狭く感じられてしまいます。

ですから、部屋を可能な限り減らすことで、空間を最大限に広く活用します。

まとめ

都心部に安く家を建てるという方法としては狭小住宅は大きな選択肢になります。

デメリットも多いのですが、それを補って余りあるほどの「立地」というメリットがあります。

メリット・デメリットの両方を理解して、それでも狭小住宅を建てようという方には、素晴らしい選択肢です。

狭小住宅の メリット・デメリットは? 間取りの工夫は?